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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なろうじゃん、第9話。まぁ、今までだってずっとそうだったじゃん、と言われたら返す言葉も(そんなに)無いんですが。それにしたってなろうだった。おかげで前半はちょっと拒否反応が出そうだったよ。

 こうしてみると「学園編」ということで学校というフォーマットに収まってしまったことにより、思いの外なろうテンプレというか「魔王モノ」テンプレにハマってしまった今作。出てくるセリフもやってるアクションも、全部が全部なろうテンプレとしてボタンひとつでサクッと出てくるようなやつ。ベル様のそんな姿はあんまり見たくなかったが、だったら自宅に引きこもって配信だけしてればいいのかと言われるとそれも違う気がするので難しいところである。そうねー、せめてケロッとした顔で昔話を語って聞かせるようなところだけでもなければねー。結局ベルさんとマキナって自分達が「かつての大魔王だった」っていう事実は隠そうとしてるのか、どうでもいいと思ってるのかよく分からんのよね。隠そうとしてるなら流石に不用意すぎるし、どうでもいいと思ってるなら、さっさと「古の魔王」としての正体を知らしめた方が色んな作戦の手間が省けそうなんだけど。どっちつかずでダラダラしてるってことは、「過去の威名を使っても現代社会では大した影響力もないから意味がない」って思ってるってことかね。500年前の魔王の記憶、この街からはすっかり失われているのかしら。覚えてるのは勇者ばかりなり、って。

 というわけですっかり魔法ファンタジー要素はどうでもよくなってしまったわけだが、もはや現代社会においては「電脳とオタクの街・秋葉原」の方がファンタジーかもしれない。いや、別に首都圏住まいじゃないからなんの思い入れも記憶もないんだけど、最近はもう秋葉原が「そういう」街じゃなくなってしまった、なんてニュース記事はちょくちょく目にするからさ。オタクショップが時代の波についていけず軒並み潰れてるのはアキバだけの状況ではなかろうが、作中で登場したようなメイド喫茶とか、今どれくらい残ってるもんなんでしょうか。そもそもメイド喫茶って日本中にどれくらい現存してるんだろうか。この魔王世界ではレトロタイプのオタクも含めて、我々が失ってしまった古き良き(こともなき)オタク文化がフィクションとして受け継がれているのかもしれませんね。

 というわけでそんな寂寥感も伴う(??)秋葉探訪。こちらはなろう的な拒否反応が出にくい軽めのギャグパートで、やっぱ今作は高橋が出てくれるだけで雰囲気が変わって安心して見られるようになりますね。オチも念の入ったフリがあったおかげでそれなりに面白くなったし。高橋って元々ベルトールさんの魔王パワーが面白くて利用価値のあるものだったからつるんでたはずなのに、今となってはほんとにただの「悪い友達」でしかないな。いや、別にこれでいいんだけどさ。ベルさんもマキナという絶対服従の忠臣に加えて高橋という都合のいい女(?)をずっと抱えているおかげで、新たに出てきたヒロインに対してもすげぇ横柄に振る舞えるし、十把一絡げのハーレムアニメとは半歩ずれた状況がかろうじて維持されている。これ、2人がいなくて学園で女ひっかけまくるだけの展開になっちゃったらガチでなろうでしかないからな。今後とも頑張れ高橋。

 
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