最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」 ―→7 相変わらずの超次元サッカー。文句をつけるところはないなぁ。 1期で良かった部分をそのまま受け継いで、というのが分かりやすい説明だが、ちゃんとプラスアルファで発展形があるのが良いところ。色々と無茶なチャレンジに挑んでるはずなのだが、漫画としても、アニメとしても独自のブレイクスルーがあるのが良いね。 まず漫画として、脚本として。常々サッカー漫画の悩みの種として「11対11は人数が多すぎるもんでどう頑張っても描写が散逸する」というのがあり、本作も根本的には脱却しきれていない部分もあるのだが、「全員ストライカーのイカレチーム」というエゴの構想自体がここに風穴を開けており、少なくとも味方チームに「モブ」がいない。ポッと出の敵チームについてはどうしたって影の薄い連中は出てしまうが、そこはゴリゴリに漫画的なキャラクターを立て続けにぶっ込むことでお茶を濁す。これこそ超次元サッカー、イナズマイレブンメソッドとでも言える部分。程よくクドい敵を設定しておいて味方イレブンの噛ませ犬にし、1期から蓄積してきた各キャラクターの見せ場を演出するデザインは成立している(まぁ、ガガマルあたりはちょっとかわいそうだったけど)。 1期で2クールたっぷり使って味方チームのドラマを蓄積してくれているおかげで、たとえばレオの必死の生き様なんかは(冷静に考えると大したことしてないのに)いい見せ場になっているし、過去のあれこれを覚えているからこそ、終盤でバロウが出てきた時の盛り上がりも、決めどころのバチラの躍動も見栄えがする。この手の「全員ヒーロー」を謳う作品は敵のレベルがインフレすることで「ちょっと前まで無敵だった奴が雑魚に……」みたいな展開が多々あるのだが、本作はちゃんと「全員エース、全員主人公」を維持したまま構築されてる。 そして、そんな無茶苦茶な「全シーンクライマックス」みたいな筋立てを必死にアニメスタッフが盛り立てる。エイトビットはほんとに最近「綺麗な技術力」が結実していて、もともと持ち味だったCG作劇がかなり自然に馴染むようになってきた。サッカーアニメがこれまで成功しなかった大きな理由の1つに「一度に動く選手数が多すぎるし、フィールドが広すぎるのでリアルに描こうとすると手間が尋常じゃない」という問題があったのだが、CG作劇は「リアルなサッカーゲーム」を描くのに大きく寄与しており、画面の全体像が構築できるようになった。「サッカー的モーション」はある程度CGのモデルでパターン化しているのだろうが、それを極力意識させないように混ぜ込み、力を入れるべき大立ち回りの描写にリソースを割くことができる。 また、「サッカーのワンプレイは時間が短くて描写するには情報が密集しすぎる」という問題もあるのだが、こちらは超次元サッカー理論が打開策を与えており、いわば歌舞伎のような「見得」を切ることで劇画的な見せ場を強調することで解決を見る。アニメとしては特段新しいアイディアというわけではないが、ゴリゴリに濃いイラストレーションの1枚絵で勝負することで「あまり動かない時間」があることに免罪符を与え、モノローグや解説が入る時間的余地を生み出す。こうして「1枚絵の迫力とCGの省エネ」を組み合わせることでしっかりと原作で見せたかった景色が描けるようになったわけだ。 ま、なんやかんや言うて結局「ジャンプ漫画的能力バトルは楽しいよね」ってのが頭の悪い結論なんですけどね。もう、やりたいことはだいたいやっちゃったんじゃないかなぁ。こっから先の展開、まだカロリーを維持することができるのかなぁ。 PR |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |