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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「星降る王国のニナ」 5→4

 少女漫画やねぇ。模範的な「おもしれー女」ストーリーであり、イケメンたちの間で揺れ動くおもしれー姫の苦悩と躍動を描く、シンデレラストーリーの現代版アップデート。相変わらず少女漫画的な作品は普段触れることがないので色々と新しい刺激がもらえますね。

 まず先に減点理由を処理しておくと、シナリオは決して退屈しなかったし、キャラの立て方も悪くなかった。ただ、致命的に……作画が……。これねぇ、キャラデザが立ってるが故に難しくなっちゃってるんだよねぇ。一番わかりやすいのが主人公のニナで、彼女の最大の特徴は宝石のように美しい瞳。彼女を描写するにあたり、目の輝きを描くことをサボるわけにはいかない。多分その辺の意識は終始一貫してたはずなんだけど……リソース量が追いつかず、「なんか特徴的なものを描写しなきゃ」という意識だけが残っていると、バランスが大きく崩れてグロテスクな画面になってしまうという。元々「少女漫画的デザイン」って非常に危ういもので、人体としてぶっ壊れてるからちょっとのバランスで大きく崩れて「かわいい」の真逆に振れてしまう。今作はとかくその迷走っぷりばかりが目立ち、画面のクオリティが必要以上にネガティブな印象を与えてしまった。そこは本当に勿体無い。

 というわけでどうしてもマイナスは避けられない結果になったが、筋立て自体は色々と興味を引く部分も多く、決して悪いもんじゃない。特に少女漫画的なお約束である「いろんなイケメンに惚れられて引っ張りだこ!」という展開を、今作ではアズール・セトの2人の王子に絞り込んで構成しているのだが、この2人が「本命と当て馬」のはずなのにゴリゴリにマジ。アズールはニナの運命を変えた張本人だし、ニナも最終的にアズールのことを(あと国のことを)考えて行動しているので「本命」であることは揺るがないのだが、それにしたってセトとの関係性が深い。中盤の展開だけ見てたらどう考えてもセトが本命である。ニナの性格のせいもあるが、このウェイトで2人の男をコロコロ転がしていては、もはや最終的に「2国の王子を同時に飼い慣らして国を超えた絶対王政を敷く」くらいやらないとけじめがつかないくらいにファムファタール。思い切った設定なので、「これ、どうやって決着つけるつもりなんだ……」というのはとても気になる。

 もし続きがあるなら、もっとがっつり作画スタミナのあるスタッフを集めてくださいな。

 
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