○「グリザイア:ファントムトリガー」 5
我が家では「物語シリーズ」が終わってすぐにこれが始まったことにより、連続で渡辺明夫アニメを堪能することができる。ファンとしては嬉しい限りだし、シャフトの書くぽよよん絵と他社の絵の違いなども味わい深いものである。
などとキャラ絵の話題から入ってみたのは、作品内容についてどっから触れたもんかと困っているからだ。「グリザイア」というタイトルは以前もアニメ化しているので聞いたことがある。というか観てたよ。うん、観てたはずなんだけど……いっっっっっさい覚えてない。「こういう時のためのブログだなッ!」と思って過去の自分を確認しに行ったら前作「グリザイアの楽園」あたりはなんなら評価してる立場で、「楽しかった」という感想も書いている。そのくせ覚えてない。どういうことだ。まぁ、この視聴スタイルになってしまった時点で個々のタイトルの記憶が犠牲になるのはやむを得ないのだが……こうも綺麗さっぱり忘れてるのも些か問題じゃねぇかと不安になる。ただまぁ、タイムスタンプを確認したら……10年前か……普通の人間、10年会わなかったら顔だって忘れるやろ……これは流石にしょうがないんじゃないかな。痴呆じゃないよ、そう信じてるよ。
というわけで、全くの新作アニメとして観るしかなくなったグリザイア。ただ、当然続編は続編だろうから世界観は(多分)繋がっている。さて、どこまで予備知識が必要なんだろう。とりあえず、この世界がどういう状態なのかはさっぱり分からない。なんか殺伐としてるし子供達が平気で人を殺せる世界っぽいのは伝わってくるが、それ以外の外の世界がどうなってるかも良く分かんないし、何かしらの組織の立ち位置とか、重役っぽいキャラの存在とか、とりあえず全員初見のくせしてガンガンに主張を出してくるもんだから受け止めるのが大変。「初見じゃないかもしれないけど初見殺しにあう」という残念な状態。
ただ、こっからは感覚的な話にはなるが、キャラとか知らん状態からスタートはしたが、そんなに「分かりにくい」という気にはならないし、大量のキャラを押し付けられて置いてかれてる印象もそんなにないんだよな。似たような殺伐してんだかどうだか分からん設定のアニメで最近なら「ブルアカ」とかがあったけど、あれよりかはなんぼか抵抗はない。なんなら1話目のお嬢さんの子守りエピソードでちょっときゅんときちゃう部分もあった。まぁ、中の人のカロリーが高すぎるのでそこを聞いてるだけで満足しちゃってるという可能性もゼロではないが、とりあえず、バイブリーによる綺麗な映像と、なんとなく雰囲気で進む不思議世界のヒューマンドラマを分からないなりに追いかけるモチベは維持できそうだ。
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