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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「RINGING FATE」 6

 今期もあります中国アニメ枠。最近はコンスタントに中華アニメが翻訳されるようになってきましたね。配信以外でも視聴できる機会を与えてもらえるのは助かります。

 情報を確認しにWikiに行くわけだが、そこには「中国産のオリジナルアニメ」という以外にはさしたる情報も載っておらず、日本ではまだあまり知名度が高くない作品のようである。本国での配信は1年前とのことなので比較的新しい作品であり、そのクオリティの高さはここ最近の中国アニメの躍進がよく分かるだけの仕上がり。まぁ、まだ視聴できるサンプル数が少ないので中華アニメが平均してどれくらいのクオリティなのかははかりかねるが……ひでぇのはほんとに下の下みたいなのもあるが、やはり技術力は着実に上がっているし、他所のパクりではない「オリジナル」もここ数年で確実に醸成されてきている。今作はそんな中国の「現在」の一端を示してくれているようである。

 デザインとしては、古くは「凹凸世界」あたりに始まって最近では「攻略うぉんてっど」あたりで見せてくれたデフォルメキャラクターの系譜。ただ、「凹凸世界」の頃のデフォルメは多分にアメリカ的カートゥーンの影響を受けてのCGモデリングに見えたものが、ここ最近は明確に日本のぷにもえ文化を吸収し、がっつりと「かわいい」に寄せる傾向にある。3Dのモデルについて、デザイン自体は国によって個性があるだけだが動かす技術力は正直日本よりも他国に分があるように見えており、CGであることをさして遠慮する必要もない文化のおかげだろうか、ぎゅっと等身を縮めてのキビキビしたモーションは見ていて気持ちがいい。今作は「うぉんてっど」よりもさらにぷに度合いが増しており、メインヒロインは花澤ボイスも相まって何とも言えないホワホワ感が愉快である。まぁ、ぷにっとしすぎてるので人を選ぶ部分はあるかもしれないが。

 そして、そこに単なるジャパニメーションの模造だけではなく、様々な文脈が息づいて融合しているのが面白いところ。やっぱCGモーションの基盤にはアメリカンな要素があると思うんだよな。ディズニーピクサーにしろ日本のトラディショナルアニメにしろ、モーションの付け方って何となく伝わっている「伝統」みたいなものがあると思うんですよ。どっちがいいとかいう話じゃなくて、何となく「アメリカっぽいな」とか「日本っぽいな」っていう動きの種類がある。今作はキャラの構造理念に日本的な要素はありつつ、モーションはアメリカンな感じ。そのくせカット割りとか演出の方向性は日本人にも受け入れやすい味があり、この融合形こそが中華アニメの現時点での到達点なんじゃないかと思っている。臆面もなく実写取り込みで「現実」パートとの差分を引き出したりする表現の自由さもあるし、とにかく楽しい画面が出てくることを今後も楽しみにしたい。シナリオの方は……まぁ、今んところありがちといえばありがち。今期は「誰ソ彼ホテル」と並んでいるので、およそ「誰ソ彼バトル」みたいなもんだと思っておけばいいんじゃないかな。

 
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