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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 24日3人衆、2人目はそらそらこと大空直美。彼女は「そらそら」と呼ぶのが一番しっくりくるんだろうか(あんまり呼んだことない)。ちなみに誕生日が同じ場合、どういう順番で並べるかは気分次第である。

 




・馴れ初め

 さて大空直美。考えてみりゃ彼女にスポットを絞ってなんか書くタイミングってあんまりなかった気がするな。毎年の「グランプリ」企画でも、ず〜〜〜〜っと候補としてエントリーしておきながら「今年じゃないかも」と選ばないという寸止め芸みたいな状態が続いており、結局メインステージに上げることができていなかった。意外と難しい立ち位置。

 そんな彼女との馴れ初めを確認してみると、彼女の場合もほぼデビュー作といえそうな「げんしけん二代目」でのスー役が最初の印象。「げんしけん」は初代のアニメと「二代目」で間が空いたことでキャストの変更が行われており、彼女が担当したスー役は元々後藤邑子の持ち役だった。そこに入れ替わりで入ってきたのだから多少色眼鏡で見てしまいそうなものだが、確認したら最初から案外印象は悪くなかった様子。ちなみにこの記事の中では「新人の加隈亜衣と同じく」と書かれており、くまちゃんも今作でフレッシュな面々だったのか、とちょっと新鮮。

 ただ、ぶっちゃけ今回確認するまでこのスー役のことは記憶になくて、私個人として一番印象に残っているのはなんといっても「いなり、こんこん、恋いろは。」で主人公のいなりを演じた時のこと。「いなこん」は別な理由から非常に注目していた作品で、我が京都がご当地のアニメということもあって放送局のKBS京都では上映会まで行われた。そのイベントで、私は若かりしそらそら本人ともご対面しているのである。まぁ、残念ながらその時も隣に「ご本尊」があったのでそっちに首ったけでしたが……。でも、この時も決して「新人だから」みたいな悪印象はなく、京都弁を駆使した役どころながら、割と達者にこなしていたという印象がある。最終的には「このこは大きくなるかもしれんね」とかなり高い評価も下しているのである。先見の明である。ちなみに世間で有名な彼女の貧乏生活がテレビに出た一件については、しばらくあとになってから知ったので当然第一印象には絡んでいない。

 そして転機が訪れるのは2年後、「装少女まとい」という、今となってはあんま誰も覚えてないようなタイトルのアニメがスタートし、そちらで彼女は主人公・まといの親友のゆまちゃんという役をやっているのだが……この子がま〜強かった。ポジション的には一応大道寺知世ポジと言えなくもないのだが、主人公を食う勢いで画面をかき回す悪友の濃いキャラに、今となってはすっかりお馴染みの「調子に乗ったそらそらボイス」がいい具合にブーストをかける。多分彼女の才を確信できたのはこのタイミング。そして「ガヴリールドロップアウト」のサターニャ、そして「つぐもも」の桐葉と完全に「そらそらストリーム」が形成される。この201617のあまりに強烈な流れ、キャラを引き寄せるタイミングも何もかも、やたらと神がかってる感がある。これだけ「神」(あと悪魔)に縁がある役ばっかり任される流れ、やっぱ伏見稲荷のご利益だったんでしょうかねぇ。

 

 

 

・良きところ

 というわけで、彼女の最大の特長もある種の「神性」と言えるかもしれない要素である。ただ、伏見稲荷のご本尊だったうか様(桑島法子)の持つ霊験みたいな救いようのないものではなく、どこまでも世俗に寄り添い、いっそ俗に塗れてぐちゃぐちゃに汚れてもけろりとしている、タフで卑近な神様だ。いなりちゃんは「神社の近くの子」、ゆまちんは「巫女」だったのでまだ「神」ではないのだが、桐葉にたどり着いたことでついに御神体そのものへと至る。それから先の神々しさといったらほんとに何事かと思いますよね。ここ数年のメインキャラを拾ってみてもジャヒー様、さみだれ、Lv1の魔王様、最強勇者のルーティ、魔導の力を駆使する二人静、そして直近のサクナと、まぁとにかく神。ほんでぶっちゃけのじゃロリ。いや、冷静に見ればそこまでのじゃロリ率が桁違いってわけじゃないのかもしれないが……いやでも多いだろ。そらそらボイスの一人称は「ワシ」か「わらわ」であってほしいし、語尾は「じゃ」がついてないと落ち着かない。そんな超越性こそが、すでに確定した大空フォースなのである。

 のじゃ「ロリ」が回ってくるってんだから基本的に声は高い。キンキンと声量のある高音は普通に考えたら「元気な女の子」であり、そのまま活かせば宇崎ちゃんとかちおちゃんの路線で落ち着くはずなのに、何故かそれだけでは飽き足らず「神」になってしまう。他のいわゆるロリ声声優がそこまで「神々しく」ならないことを考えれば、その特異性は明らかだろう。神に降臨できそうなロリっ子なんてそらそら以外ではせいぜい花澤香菜が出てくるくらいのもんであろう(蛇神のイメージが強すぎるせいかもしれんが)。

 こうして「声質だけを考えたら恐ろしくまっすぐなのに、何故かそこのぬぐいきれない不思議な固定イメージが残っている」という現象、声質によるものなのか、それとも配役を見守ってきたファン目線で後から固定されたものなのかは気になるところだ。まぁ、こんだけ傾向が出るってことはやっぱり配役する側にも何か感じられる威光があるってことなんでしょうね。そう考えると「大空」って苗字もよく与えられたモンだと思うわ(結婚してるから変わってるだろうが)。

 

 

・お勧めキャラ3選(ぐらい)

 

・「アイドルマスターシンデレラガールズ」シリーズより「緒方智絵里」

 積極的にフォローしてない作品から代表役を持ってくるのは気が引けるが、純粋に「ロリ風味が残る可愛い声」のそらそらキャラをピックアップしたらやっぱ智絵里が最初にイメージされる人が多いんじゃないだろうか。かくいう私はアイマスに触れない状態で先にイメージを固めてから智絵里に出会ったため、「こんなそらそらボイスの使い方もあるものか!」と驚いたぐらいなんですけどね。ふつーにしてたらアイドルにまで昇華できるだけの素材だってことが確定的に明らか。いなりちゃんともまた違って、奥まった声の出し方が嫌味じゃないのがいい味なのよねぇ。ちなみに同系統だと「わたてん」の夏音ちゃん。百合っぽさを足すのもまた味わい深い。

 

 

・「つぐもも」シリーズより「桐葉」

 上述の通り、のじゃロリ枠はほんとに競争が激しく、ここで名前をあげるのがジャヒー様なのかサクナなのかだけでも特別国会の期間ギリギリまで話し合う必要がある議題なのだが、個人的にはファーストインプレッションだったこともあり、やはり桐葉さんを選びたいかな。そらそらヒストリーの中ではそこまで「ロリ」に特化したキャラ造形ではなく、神性が強めに楽しめるし、あと何よりすこぶるエロい(重要)。「つぐもも」は実に健やかなエロアニメなので世間的にもっと話題になってもよかったと思っているし、そんな作品の中心で愛もエロも何もかも叫んだ桐葉さんは、やっぱり代表選手の風格なのですよ。

 

 

・「ワールドダイスター」より「柳場ぱんだ」

 最後の一枠は流石に宇崎ちゃんにすべきでは? と思ったり思わなかったりするが、ここはあえてのぱんだである。一応「控えめロリ」でも「神キャラ」でもない「ふつーの元気印の女の子」から選んでくるというのが条件だが、作品全体の完成度もあり、今作のぱんだの立ち位置は非常に興味深いものだった。表向きはいつも通りのそらそらキャラ。ポジティブ元気で周りにちょっかいを出したりして場を賑やかす存在だが、何しろ「舞台」がテーマで「演じる」ということをとにかく突き詰めたこの作品では、ぱんだも1人の役者として舞台に立ち、さまざまな表情を見せることになる。この「演じる演技」は役者のお仕事の中でも一番大変なタイプのやつで、「キャラの内面」を見せなければいけないのに「中の人」に見えてしまってはいけないというメタ思考の境目をギリギリのラインで攻める匠のお仕事。出演キャストは皆素晴らしい仕事ぶりだったが、その中の1人であるぱんだは普段のキャラが軽かっただけに、その後ろに隠れた情念やプロ根性などが垣間見えた時のギャップがゾクゾクくるのがたまらなかった。これもまた、一種の「神性」だったのかもしれませんね。

 

 今日1日だけをみたらそらそらを中継ぎに使うという凄まじく贅沢なコンテンツであるな。

 

 

・関連リンク集

番組感想・いなり、こんこん、恋いろは。

番組感想・装神少女まとい

番組感想・ガヴリールドロップアウト

新番チェック・つぐもも

番組感想・ちおちゃんの通学路

番組感想・ジャヒー様はくじけない!

新番チェック・天穂のサクナヒメ

 

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