最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
さぁ、チーム2月4日のトリを飾るのは、泣く子も黙る、黙ってる子も泣かせる、パワフル核弾頭戸松遥様だ。戸松はすげぇぞ。何がすごいって、この記事を書くにあたって、まず「自分のブログでは過去にどんな風に言及してたかな?」ってブログ内検索をかけるんですが、その検索結果がこれまでの声優陣の中で断トツに多かった。まぁ、戸松は「戸松」としか呼んでないので表記ブレがないという理由もあるかもしれないが、それにしたって2位をダブルスコアくらいで突き放しての圧倒的言及量。俺、こんなに戸松のこと好きだったのか。ハイ、好きです。
・馴れ初め 年代的にわかることだが、戸松も「デビュー直後から追いかけている」タイプの声優。ブログで最初に言及されているのはなんとこのブログでは2番目の記事「神曲奏界ポルフォニカ」の2期感想から。つまりこのブログがスタートした時点ですでに戸松へのロックオンはガンギマリである。ちなみに彼女のデビューはその2年前で、この「ポルフォニカ」1期でいきなりメインヒロインに抜擢された時点で注目を集めている。 とはいえ、「ポルフォニカ」自体はたいして印象に残る作品ではなく、はっきりと印象に残る仕事は翌年にかけて、「To LOVEる」のララ、そしてなんといっても「かんなぎ」のナギ。この話題作2つでメインヒロインを勝ち取ったことで、世間的にもデビュー直後の超新星が注目を集めることになる。まだ出来立てほやほやのミュージックレインというスタジオの1期生がいきなり業界に殴り込みをかけてるあたり、ミューレのソニーがらみの業界との接点の強さが垣間見える(ほぼ同時期に豊崎・彩陽もメインヒロインをもぎ取っている)。 もちろん、この戸松の起用はコネでもなんでもなく、「デビュー直後の女子高生声優のくせしてばっちり仕事ができるから」である。特に作品そのものの話題性もあいまったナギのインパクトは絶大で、オープニング歌唱もかねての起用はすでに戸松ゴールデンロードの完成形が見えているかのようである。かくいう私もデビュー直後から手放しでほめる評価以外はほとんど出しておらず、「デビュー直後から文句のつけようがない」という、最近の若手では慣れてきた早熟さが、この時代で完全に先取りされていたことがよくわかる。ちなみに同事務所の彩陽もデビュー直後から達者だった。豊崎は粗削り、美菜子はお察しだったようだ。せっかくなので、このブログには掲載されていない2007年度に戸松をbest3に選出した「アニメグランプリ」声優部門のテキストを下に転載しておこう。 ------------ まず、順当に新人枠から1人選出。去年までの「新人」の傾向を振り返ると、無視できないのがラムズ派閥の流れで、つまりは「ろくに演技も出来ねーのにいっぱしの声優気取ってんじゃねーよ」みたいなアイドル崩れが目についた。もちろん今年もご多分に漏れずそうした連中も少なからずいたわけだが、そんな中で目を引いたのが、新進気鋭の事務所であるミュージックレインの3人衆である。正確には事務所は4人組で売り出したいみたいなんだけど、一人全然見たことがない奴がいるので、私の中では3人組。 新鋭の事務所の新人ってことでスキルが足りないと思われるところだが、この3人はなかなかどうして、きっちり仕事をこなし、その上で伸びしろが見える興味深い存在。また、3人がそれぞれに特徴を持っているのが面白いところだ。ちょっとスキルに難があるのは「ウミショー」で主役に抜擢された豊崎愛生。ただ、その声質は個性があるので、今後の努力次第では独自の世界を作ってファンを獲得できそう。個人的に好みの音域でかっちり聴かせてくれるのが、「ガンダム00」「true tears」「デルトラクエスト」などで存在感を見せつけた高垣彩陽。突然出てきてレギュラーを取りまくったので何が起きたかと思ったら新人だったので随分驚いたものだ。そして一番スタンダードなヒロイン声をこなせるのが、今回選出した戸松遥である。声質でいったら水樹奈々、神田朱未あたりのラインだろうか。ヒロインデビュー作がグタグダだった「神曲奏界ポリフォニカ」というのは不幸以外の何ものでもないが、それだけに技術がしっかりしていることは分かった。この春からはあの「To LOVEる」の主役であるララ役にも選ばれており、手堅い出世ルートが見つかったように思う。こうしたきちんとした新人を排出できる事務所には、今後とも頑張ってほしいもんである。しっかし……なんで最近の若手はこうルックスもいいんだろうなぁ。 ------------
・良きところ 戸松の最大の武器を一言で表すと、これもすでに何度も使っているタームだが「エネルギー」ということになってしまう。なかなか声優1人1人の特長に名前を付けるのが難しく、「じゃぁこれまで紹介した中だと鈴代紗弓あたりと同じカテゴリなんですね」って話になってしまうが……違うんだよな。戸松の持つエネルギーはね……なんかもう、呪いよ。これは人の魂すら縛り付けてしまう暴力なのよ。「声量がでかい」「なんか元気がもらえる」とか、「エネルギー」にもいろいろあるだろうけど、戸松の場合は「中の人からじゃぶじゃぶ漏れ出てることを一切気にしない圧力」とでもいおうか、常に顔面を10㎝くらいの近距離に迫られてるような存在感のプレッシャー。良くも悪くも、自分以外を見ることを許さないような、圧倒的な引力がある。声にすさまじい個性があるというわけでもないし、役者としては「七色の声を操る」なんてタイプでもない。どっちかというと私のカテゴライズだと「川澄タイプ」と呼ぶやつで、戸松のキャラはせいぜい「高い戸松」と「低い戸松」みたいな差である。声を聴いたら一発で戸松と分かる。しかし、それでも何ら問題はない。「役に憑く」タイプではなく「役を食う」タイプの役者なので、どうしたってそこに「戸松遥」を見ずにはいられない。だからこそ、私もこんだけの頻度で言及してしまっているんじゃなかろうか。 しかし、この「個」の強さが本来裏方稼業であるはずの声優という仕事においても他を圧倒する最大の武器になっているというのが不思議なものだ。油断すれば正面から勢いよく鈍器でぶん殴られるような、そんな衝撃を常に懐に忍ばせる戸松流。一度覚えたら、もうやめられない。今日も今日とて本人のドヤ顔を脳裏に焼き付けつつ、僕らは戸松と戦い続ける。指うめぇ。
・お勧めキャラ3選(とはいかず。リミッター外れる頻度高くない?)
・「かんなぎ」より「ナギ」 上でも取り上げたけど、正式に戸松ヒストリーのスタートラインを引くなら、私はここから。ギャグヒロインとしてフル回転戸松フレーバーが味わえるのは大前提として、きちんとシリアスめでの「神」としての位格は保持している。さらにオープニングまで歌って踊って、デビュー間もない若手にここまで依拠した作品が成功したのって、とんでもないことだと思うぜ。ヤマカン、先見の明あるんよ。
・「戦う司書」より「ノロティ=マルチェ」 これも初期戸松起用の傑作。「戦う司書」が大好きな作品だったってのもあるのだが、その中でも異質な存在であるノロティ。多くは語れないがそんな彼女に「エネルギーの具現」たる戸松の声があてられたのは必定。やっぱ「世界からつま先半分くらいはみ出してる感」があるんですよね。
・「刀語」より「否定姫」 これも絶対外せない傑物。こんな無茶苦茶なキャラが成立するわけがない、と思うのが西尾維新作品のお約束だが、それを成立させてしまったラスボスにしてメインヒロインにして最後の兵器。キャラクターソングの無体な構造も必聴。
・「STAR DRIVER 輝きのタクト」より「サカナちゃん(気多の巫女)」 舞う雪はー 星のかけらー 天体にー 手を伸ばしてー 行き交う願い 感じているね 全てーはーいーまー モノクロームのーーーーーーーなかーーーーーーーーー
・「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」より「安城鳴子(あなる)」 アニメ史上最もひどい名前が付けられたヒロイン。「戸松+ギャル」の足し算も必勝パターンの1つだが、必ずその「ギャル」の奥に何かしらの揺さぶりがあるのも戸松節。
・「ソードアート・オンライン」シリーズより「結城明日奈」 さすがにここは触れておくべきなのかしら。個人的にあんまりSAOフォロワーじゃないのでぶっちゃけアスナに対してもそこまでこだわりはないのだが、こんだけ長年「正妻」ポジを担当してるキャラも珍しいよね。なお、中の人だけで考えると松岡禎丞と戸松を同じ箱の中に入れておくと、数時間後には松岡君だけ消滅してる。
・「妖怪ウォッチ」シリーズより「天野景太(ケータ)」 数少ないくせして看板にまでなっちゃった戸松の貴重なショタ。もう、ショタとかいう概念以前に「ケータ」という1つのカテゴリ。どれだけ無茶なネタを振っても大丈夫だというスタッフからのヤな信頼をすべて受けきるのが戸松流闘技である。エロキャラで知られる相方の関智一が「戸松さんについてはどうなんですか」と振られ、「戸松はもうケータにしか見えないからどうしようもない」と言っていたのが印象的だ。
・「クズの本懐」より「絵鳩早苗(えっちゃん)」 デビュー間もなく「桜Trick」でメインヒロインを任された戸松、実は百合路線でもいろいろおいしいキャラはいるのだが、そんな中でもずぬけて戸松純度が高い百合マインドを持つのがこのえっちゃんである。百合ってぇと我々百合脳の人間は清く正しく美しい関係性を期待してしまうが、えっちゃんの「お前の気持ちなど知らぬが、とにかく私の肉欲だけでも満足させてくれ」という超次元の迫り方はほんとすごい。
・「八十亀ちゃんかんさつにっき」シリーズより「八十亀最中」 戸松には「名古屋声優」という強固な属性もありましてな。八十亀ちゃんはむかつくキャラだけどどこまでもかわいいという阿漕すぎる造形がベストマッチだがね。
・「ホリミヤ」より「堀京子」 戸松の正統派メインヒロインってぇと、私はアスナよりこっちですね。堀さんほんといい女なんだよなー。高校時代にこんな女子がクラスにいたらたまんねーだろうなー。接点ゼロだろうなー。
・「異世界おじさん」より「エルフ」 最近の戸松キャラの中では最大のヒット作にして、「正統派ヒロイン」「そのくせ不憫ポジという邪道」という相反する属性をぐちゃぐちゃにまとめて飲み込んでしまった怪物。「かわいい」のラインがほんとずるい。
・「君は放課後インソムニア」より「白丸結」 白丸先輩は、想定外の戸松起用だったからちょっとびっくりしたキャラなんだよな。こんなタイプのいい女も戸松なのかと。いや、でも常に目線合わせずに善行重ねて好感度上げてくれる感、存在感の持たせ方は職人芸ですよ。
「響け!ユーフォニアム3」より「黒江真由」 はい、というわけで史上最強最悪のラスボスを任された、という話ですよ。黒沢ともよと安済知佳がよってたかって叩かないと打倒できない規模のラスボス女子高生は誰、って言われたら、まぁ戸松ですよね。
「47都道府犬」より「 オチ。八十亀ちゃんと別で立てる必要なくない?! でも、私の中の最強戸松はやっぱり名古屋です。こいつの抱えたカルマは全部戸松由来です、全部戸松のせいなんです。名古屋は悪くないんです! 名もない花を踏みにじっていただがね!!
最近すげぇなぁ、って思ったのは、戸松って「おかんになった戸松」もすげぇ想像しやすいとこなんですよ。戸松の娘さん、頑張って母を超えて立派に成長してほしい。
・関連リンク集 ○~Sphere's rings live tour 2010~ FINAL 3D映像特別先行上映 獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ11「ウッチー!クールでござる」 異世界おじさん 第3話「叔父がいるなら叔母もいるのです、わ」 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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