最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
人類総トゥンク、第7話。トゥンクらぬはナツ子ばかりなり。 まさかの現世編。ここにきてナツ子のパーソナリティをクローズアップするというのは意外な展開だが、これってつまりは「滅びゆく物語」が絶対的に「創作物語」であることの補強であって、おそらくこの作品のエンディングはナツ子が世界を救うか滅ぼすかどっちかした後、現世に戻って(生き返って)監督業で花開かせるところまでなのだろう。そこが何となく見えたのはちょっと安心できた気がする。やっぱり「物語の中」だけでこのアニメが完結してしまってはわざわざ妙な設定にした意味がなくなっちゃうのでね。 というわけで、ここに至るまでのナツ子の20年ばかりの人生。どこでナツ子が完成したのかと言えば……すでに小学生の時点でだいぶ完成はしてる気がするけどな。変人には違いないが絶対に「天才」ではあるナツ子。小学生の時に「滅びゆく物語」に出会って人生を変えられ、そこからは自身がアニメーターになるという目標に一切の疑問を抱かない。天才ってのは元々才を持っていた人間のこともいうが、何よりも「自分が努力すること」に何の疑問も遠慮も持たない人間のこともいう。ナツ子は圧倒的にこの「努力の天才」であり、自分が望んだ姿になるための苦労は惜しまないし、他人にどう見られようとも構わない(そして他人にどれだけ迷惑をかけても構わない)。そんな姿はもちろん「変人」であるが、それ故に人を惹きつけることもある。かつてナツ子に魂を奪われた三者三様の人生模様。こうして見ると本当に罪作りな女である。 小学生の時は、まだ幼いクラスメイトに恋心を抱かせた。同級生のCVは高尾奏音だったりする。子供の頃ってのは大人の常識に引っ張られて異物を無意識に排除したりするものだが(それがいじめにつながったりするが)、周りの反応を一切気にしないナツ子を、周りの子供達は白い目で見ながらもそこまで排除はしていなかった様子。そして中にはそれが大きな憧れになる子もいるわけで。まぁ、それが恋心かどうかはまだ分からないかもしれないが、「トゥンク」だったのが事実ならしょうがない。すでにナツ子の周りには初恋の種が撒かれている。 中学生ナツ子はそのストイックさに磨きがかかり、社会常識を身につけた周りの子供達からは相変わらず変人扱いではあるものの、もはやナツ子自身が他者とのまともなコミュニケーションを求めていないために問題も起こっていない。そしてそんなナツ子に興味を抱いてしまうのが引き続きまっさらでピュアな人間になりがちなのもタチが悪い。でもまぁ、下野ボイスなら別にええか……天才が周りに影響を与えてなんだかんだで才能を開花させてやる物語だと思えば綺麗と言えば綺麗。彼がその後の人生で陸上に邁進したかどうかは誰も知らない。 そして最後は大学での出来事。ナツ子自身はまだ高校生だったようだが、天才監督広瀬ナツ子がこの時点で完成。残念ながら初監督作品の画面は見せてもらえなかったが、どうやら万人が認める傑作だったのは間違いないようだ。多分その作品でトゥンクしたのは杉田だけではないはず。さまざまな初恋を自らの手で生み出しながら、初恋を知らぬナツ子は無事にアニメーターに。 その後の顛末はご存知の通りだが、なるほどスタジオの社長はちゃらんぽらんに見えて意外とナツ子のことを考えて動いてくれていたらしい。元々「初恋を知らぬナツ子に恋愛アニメの監督させるのはどうなんだ? 配置ミスってないか?」と思っていたが、これはナツ子に刺激を与えて更なるレベルアップを狙おうという作戦だったらしい。まぁ、そのために劇場アニメ企画を1本無駄にするリスク背負わせるのはどうなんだ、と思わんでもないが、社長はナツ子にそれだけの価値があると思ったし、ナツ子なら乗り越えらえるとも思ったのだろう。今後彼女が監督業を続けて「巨匠」になるというなら、彼女が抱える欠落はいつかどこかで足枷になる。それなら、失敗しても取り返しがつく若いうちにその穴を埋める経験をさせようってのが社長の考えだったのだろう。そう考えるとかなり人間関係に恵まれてるんだよな。 しかし、そんなタイミングでの食中毒。呆気ない死亡。そして訪れる滅びゆく世界。あの鳥が何だったのかずっと分からずにいたが、名前は「亀太郎」だったけどこの作品の監督も女性だったのね。監督が介在し、常に世界の改変が行われる世界。これは本当に存在する理不尽な世界なのか、それとも、死に際のナツ子が見る白昼夢なのか。エンディングが気になる作品だぁ。 PR ![]() ![]() |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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