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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 我が心の声優十二神将が1人、中原麻衣である。「2柱の神」とか「5本の指」とか色々ありますが、まぁ、その時々で好き度合いを表示する言い方は色々変わりますよ。とりあえず言えるのは、生涯大好き声優ランキングを作ったら、この人はベスト10には入れざるを得ないということくらいでしょうか。そこは不動。ある意味で声優という職業の理想像の1人かもしれない。

 




 

・馴れ初め

 実は彼女との付き合いもほぼデビュー直後からだったりする。ただ、私にしては珍しく出会いはアニメ作品ではなく、なんとゲーム。当時はまだゲームハード(PS2)を持っていた私はちょこちょこゲームもプレイしてたんですよね。ただ、どうにも凝り性というか、1つのソフトを始めちゃうとそこから抜け出せない気質なもんであんまり数はやれなかったんですけど。そして、そんな私の趣向にドンピシャでハマったゲーム、それが日本一ソフトウェアが繰り出した「ラ・ピュセル 光の聖女伝説」というタイトル。聞きなれない人も多いと思うが、この作品の正当後継が「魔界戦記ディスガイア」だと説明したらなんとなくわかる人もいるのではなかろうか。「ディスガイア」はその道でメジャータイトルとなったが、似たような「やり込み」コンセプトや基本的なSRPGのシステムを生み出した作品、それが「ラピュセル」である。まー、ハマりましたね。もちろんその次のディスガイアに倍以上の人生を喰われましたが、「ラピュセル」もそれなりの時間プレイしました。ということは、その作品でメインヒロイン・プリエを担当した中原麻衣の声もずっと聞き続けたということになるわけです(ちなみにプリエの弟役が「ディスガイア」で主人公・ラハール役を務めることになるミズハスである)。

 ゲーム音声なんてそこまで声優にハマる理由にはならんだろう、と思うかもしれませんが、今作はシナリオも愉快だしキャラもいいので結構入り込めましたね。プリエは聖職者であるにもかかわらず基本的にフィジカルで物事を解決するという脳筋キャラで、威勢のいい掛け声(「焼き豚ァ!」)は中原のパワーボイスにマッチしていた。

 あとはまぁ、単にこの時代が新人声優・中原麻衣の快進撃の幕開けだったっていう事情もありますけどね。年表を確認するとデビューが2001年らしいんですが、「ラピュセル」の発売が2002年で、この時点で「ミルモでポン!」など複数の作品でヒロインに抜擢(残念ながらこちらは視聴してませんが)。翌03年には「おねがいツインズ」「神魂合体ゴーダンナー」など複数の作品でヒロイン役をゲットして、そこからは20年間、メインヒロインを担当しない年はほぼ無いという怪物っぷり。そりゃま、歴史に名を残すのは当然ですよ。こうしてみると、私の声ヲタ人生の歩みと一番寄り添ってくれたのはこの人なのかもしれないなぁ。

 

 

・良きところ

 「パワー」と「演技力」ですね。いや、声優の評価で「演技力」という当たり前の言葉を使ってもなんの説明にもならんのは重々分かっているのだが……彼女の場合にはあえて踏み込まねばならないのですよ。「パワー」については、前提条件として了解してもらえると思います(?)。プリエの例を取らずとも、割と元気系ヒロインを任されることが多い中原。「おね2」の深衣奈もそうだし、我が心のアニメの1つである「舞-HiME」の舞衣など、基本的にパワー型のヒロインをやった時にその親和性が最大となる。ややもするとキンキンと耳障りになりそうな音域であり、タイプの近い小清水なんかと比べると「硬さ」のバロメーターが低いので「品の良さ」みたいな要素とはやや接続しづらい。とにかく魂に肉薄するパワーでの勝負。それが中原ボイスの主戦場。

 そして、声優を評する時に出てくるもう1つの指標である「憑依型か計算型か」というタイプわけ。これもまぁ、オタクどもが勝手に評しているだけで全く2項対立ではないので意味がないっちゃぁ無いのだが、こと中原に関してはここまで「憑依型」に見える役者も珍しい(それこそこないだの小林ゆうくらいか)。とにかく彼女の声は「キャラに憑く」のである。あまり声のバリエーションで勝負するタイプではなく、大抵の役は一発で「あぁ、中原だ」とわかることが多い役者で、それゆえにキャリアも中盤で「野崎くん」の鹿島役みたいな見慣れない役に回った時に「へぇ」と思われたりするのだが、声が同じだからとてキャラの顔が同じにならないことはご承知の通り。中原ボイスはキャラの芯を食う。魂を食う。彼女の代表役にかの竜宮レナがいることが分かりやすい表れだろう。「そんな人間いるかよ」「そんな感情出るかよ」を出せる人間、それが中原麻衣という役者なのだ。そのために、彼女が演じたキャラはいちいち唯一無二となる。

 これは何もキャラが全部そうしてパワーがこもったド迫力の奴らばかりということではない。「憑く」土台はなんでもいいのだ。お嬢様、お淑やかな大和撫子、幼女に老婆にモンスター。もうなんでもかんでも一度中原の胃の腑に落ちてしまえばもう彼女のものだ。作品全てを彼女が規定することすらある。声優を見ていて「なんでそんな声出せるの!?」という驚きを感じるのも愉快な体験であるが、やはり最大級の衝撃は、「なんでこのキャラがそこにいるの?!」という実存である。「最も役者らしい声優は?」と問われたら、もしかしたら彼女の名前を筆頭に挙げるかもしれない。強いて対抗馬を出すとしたら……3週間後に紹介しますね。

 

 

 

・お勧めキャラ3選(で収まるわけもない)

 

・「おねがい☆ツインズ」より「宮藤深衣奈」

 上述の通り、「ミルモでポン」は見てなかったので、アニメでの中原ヒロインとの遭遇はこの作品だったんじゃないかな。オーソドックスな元気系女子高生ですので負荷をかけずに済む中原入門として最適ですし、この時代からしばらくは清水愛とのカップル売りが加速しますので、その端緒としても。いっつも言ってるんだけど、「おね2」は犯人当て作品(正確には実妹当て)としてそこそこ刺激のある良い作品なんだぜ。

 

・「光と水のダフネ」より「水樹マイア」

 甲斐田ちゃんのとこでも触れた「ダフネ」ですが、中原沼へのストレートコースとして秀逸。マイアが周りに振り回されてギャーギャー騒ぐ理想的な中原ヒロインであることに加え、声優界の地雷源・岩田光央と組まされてのラジオが冴え渡っていました。20代前半の女性声優を当時のみっちゃんの組ませるのはセクハラでは?(嫁と組まされた能登麻美子よりマシ)

 

・「舞-HiME」シリーズより「鴇羽舞衣」

 大好きなアニメの大好きなヒロイン。多分この作品は今放送されてもかすまないだけの強さがあると思うので、気になる人はぜひ完走してみてください。前半で切っちゃダメですよ。舞衣自身は前半部分は割とストレートで元気なヒロインですけどねぇ……。彼女の「はいィ!?」が癖になって当時ちょこちょこ真似してたかもしれないキモオタク。

 

・「陰からマモル!」より「紺若ゆうな」

 中原ヒストリーの大切な側面の1つに「おつむのネジを5、6本抜いたようなほえほえヒロイン」ってのがあります。いわゆる「萌えキャラ」のカテゴリなんですが、絶対に周りに実在したらイラッとするだろうと思えるような「天然系」を作り上げた時の中原ボイスも、独自の破壊力があります。その代表選手としてこの作品のヒロインがいましてね。オープニング歌唱もしてるので不思議と印象に残ってます。ちなみに苗字の読み方は「こんにゃく」です。へにゃへにゃ。

 

・「ひぐらしのなく頃に」シリーズより「竜宮レナ」

 私が認定する「中原3大ヤンデレ」が1人。言わずと知れた金字塔。上述のへにゃへにゃ系萌えキャラに中原麻衣の代名詞とも言えるヤンデレ要素をこれでもかとミックスした最強存在の1つ。今作から中原麻衣を神棚に置き始めた人も少なくないだろう。

 

・「CLANNAD」シリーズより「古河渚」

 となるとこちらも絶対避けては通れないか。人生なんだよ。中原ウォッチングは。

 

・「sola」より「森宮蒼乃

 圧倒的に知名度の低い作品だが、中原ファンならマストで押さえておかなければいけない隠れた傑作の、隠れた傑作キャラ。中原3大ヤンデレを安心して任せられる。ちなみに今作での対戦相手は能登麻美子である。

 

・「デュラララ!」シリーズより「贄川春奈」

 中原3大ヤンデレ最後の刺客にして、一番分かりやすい「ヤン」。常に瞳孔がイッてる女子高生っていいですよね。

 

・「人類は衰退しました」より「わたし」

 世界を作る中原麻衣。上述のへにゃへにゃ系萌えキャラに分類できそうなくせして絶対できない存在。ある意味で誰よりも「ヤン」でるのはこの子かもしれない。

 

・「有頂天家族」より「下鴨矢四郎」

 珍しい中原ショタ。その上で与えられた「無垢」というポジションに完全に応える仕事ぶりである。……これも対戦相手が麻美子じゃね?(対戦?)

 

・「月刊少女野崎くん」より「鹿島遊」

 そんで珍しい中原イケメン。「鹿島くんができる声優は」って言われて最適解がここなんだよなぁ。2期まだ〜?

 

・「ダンガンロンパ3」より「雪染ちさ」

 ヤンというかなんというか……10秒で狂える天才声優。

 

・「やがて君になる」より「箱崎理子」

 長い歴史を超えてガチ百合の世界に戻ってきた中原ボイス。納得感がやばい。

 

・「無能なナナ」より「犬飼ミチル」

 へにゃへにゃ系中原ボイスの1つの到達点か。狂った世界において、中原ボイスでもって狂気を叩き伏せるという逆理論が炸裂。常に世界を壊し続けるパワー。

 

・「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」より「深森白夜」

 そして世界を作り続けるパワー。これだけ淘汰の激しい声優業界で、まだまだピュア系魔法少女が続けられるのはそれだけでばけもんですよ。

 

・「わんだふるぷりきゅあ!」より「ザクロ」

 そして直近の中原ボイスといえばやっぱりこの人。愛を知り、人は救われる。

 

・「刀語」より「鑢七実」

 ラスボスなので最後にとっておきました。私の中で一番端的に「中原麻衣ってどんな声優?」を表現しきってるのがこのキャラなのです。つまりは「制御不能」です。

 

 

 気をつけてください。中原を覗くものは、また中原にも覗かれているのかもしれないから……。

 

 

・関連リンク集

刀語 第4話「薄刀・針」

声優イベントに行ってきたコト

番組感想・人類は衰退しました

月刊少女野崎くん 第三号「バイオレンスVSプリンス」

ダンガンロンパ The end of 希望ヶ峰学園 絶望編 #09 「雪染ちさは笑わない」

番組感想・無能なナナ

番組感想・先輩はおとこのこ

 
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コメント
無題
確かに一時期清水愛・中原麻衣のセット売りが目立っていたことを記憶しています。
(紹介された舞-HiMEやおねがい☆ツインズ等で)

それとダフネのラジオもそうですがストロベリー・パニックのED(「秘密ドールズ」)のPVでの清水愛さんとのキスシーンが非常に印象に残っています。
【2025/02/28 15:22】 NAME[とみしの] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
いまだにあれを超えるガチ百合営業は(少なくとも声優業界では)出てきてないですよねぇ。あれから20年、2人のその後がだいぶ違う様子なのも面白い。
【2025/02/28 21:22】


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