4月29日 ドラフト模様(MBS,SOM×2)
ピック順 【Alessi】→【Thraxi】→【Mei】→【Sangriter】→【Serra】
昭和の日っていう祝日の名称は、昭和生まれの人間には絶対馴染まないですよね。「みどりの日」だよ。29日はみどりの日。昔実家で買ってた犬の誕生日でもある。語呂合わせでいえば屍肉の日。なんだかファイレクシアじみていて素敵なドラフトになりそうじゃないですか。
既に「新たなるファイレクシア」発売までのカウントダウンが始まっており、気分はすっかり新環境へ。とはいえ、最近構築戦に全然出られていなくて、久し振りにショップにフライデーを覗きに行ったんですが、ひねくれ者の関西民にしちゃ、「戦隊の鷹」の数が多かった気がしますね。やっぱりあのあたりのデッキが多いのかねぇ。一ヶ月後にどういう状態になっているかは気になるところですが。ちなみに今回はプレリに出ません。連休中は色々とやりたいこともあるのでね。
AL SE TH SA ME
AL ー ◎ ○ ○ ◎ 4ー0 1
SE × ー ◎ × × 1ー3 4
TH × × ー × × 0ー4 5
SA × ○ ◎ ー ○ 3ー1 2
ME × ◎ ◎ × ー 2ー2 3
1位 【Alessi】 黒緑 <ミラディンの十字軍 銀のマイア 存在の破棄>
今回のドラフトは、みんなシンプルにして遠大な目標があったんですよ。それは、この男の連勝阻止。破竹の三連勝で波と調子に乗っている状態なので、とにかく次の環境前のこのあたりで一回叩いておかないと、手が付けられなくなる。で、結果がこれなわけですよ。どーしたらいいんでしょうね。しかも、そりゃまぁ、勝つんじゃない? みたいな特に文句のいいようもないデッキ構築だし、本当にやるせない。白ベースのビートに「マイアの感電者」が時たま絡んだりするし、除去はそこまで多くないけど、フライヤー層が今回はそこそこレベル。そして「ミラディンの十字軍」「太陽破の天使」「知性の爆発」と、ボードコントロール力がやたらと高い。もう、突っ込む気力もない。次だ、次行くぞ。
2位 【Sangriter】 黒白 <迫撃鞘 肉体と精神の剣 ゲスの玉座>
今回は感染が卓で一人。おかげでやりたい放題になるかと思いきや、実は1パック目は感染緑をおさえに回った人間が他にも2人ほどおり、そのためにメインカラーの黒こそ集まったものの、サブカラーは前回同様に白に担当させている。そのため、「拘引」「皮裂き」「病気の拡散」と単体除去のレベルが上がっており、ビートデッキとしての性能もなかなかのもの。特に私が味わった「法務官の手」+「枝モズ」×2のビートは信じられない絶望感があり、今後の世界での黒白感染の期待値の高さがうかがえるデッキになっている。そしてもちろん、2,3パック目は1人で感染取り放題のうま味が存分に出ており、「死体の野犬」8引きはありがたいを通り越してずるいレベル。「堕落の三角護符」6引きとか……どういうことなの。でも、2位。
3位 【Mei】 白赤 <勝利の伝令 燃えさし鍛冶 存在の破棄>
今回も白レア1引きからのボロスビート。ただ、最近はなんだかんだ言いながらも勝率は上がってきており、とにかく1点突破で戦術を磨いていくってのもあながち悪いもんではないな、という気もする。それにしてもこの停滞感はいかんともしがたいが……今回話題の中心になったのは、取り扱いの難しさでは随一の「訓練する徒食者」。確かに、なかなかデッキに入れるのは難しいカードであるが、その爆発力は個人的に捨てがたいと思っている。このデッキは生体武器も含めて装備品が3枚とギリギリレベルな気もするが、実際にうまいこと機能していたわけだし、デッキインをとがめられるようなものではないだろう(ちなみに、公式記事にあった渡辺雄也のリミテッド点数表では、コモン最下位の3点評価である)。何はともあれ、色々とやってみるのは良いことだと思いますよ。
4位 【Serra】 青白 <ファイレクシアのハイドラ 滞留者ヴェンセール 鉛のマイア>
1引き「ファイレクシアのハイドラ」でスタートし、そこからジワジワと感染に寄せていこう、というところに2パック目を開けたら我々のドラフトでは初お目見えとなるミラディン最後のプレインズウォーカー、ヴェンセールさんがこんにちわ。ここで諦めるという選択肢もあるのだろうが、この男は絶対にそれをしない。無理矢理そこから白青へのシフトを行い、結果、無理矢理を収束しきれないままデッキがゴールインした。幸いだったのは、今回も例によって青が不人気であり、途中参加にも関わらずその時点で誰も引いていなかったこと。おかげで「大建築家」5引きとか、なんとか形を整えるだけのピースがあつまり、ギリギリ戦えるくらいの陣容。とはいえ、「大建築家」から出てくるアーティファクトがあるわけでもないし、「粗石の魔道士」でサーチ出来るアーティファクトもほとんどない。そして何より、1度たりともヴェンセール先生が場に降り立つことがなかった。うむ、これぞまさに無駄骨である。まぁ、1勝出来たんだからいいんじゃないかな……
5位 【Thraxi】 赤緑青 <金屑の嵐 マイアの感電者 電弧の痕跡>
ミラディン史上では、初の最下位をマークしました。そして、当然初の全敗フィニッシュです。凹みます。デッキがそこまで悪くないんじゃないかと思っていただけに、なおさら凹みます。阻止したい相手に優勝をかっさらわれたのでなおさら凹みます。その男の勝因の多くを私が流した「太陽破の天使」が担っていたのでなおさら凹みます。へこみまくりです。いや、でも冷静に見てさ、上家下家が両方とも白のレア1引きなわけで、白を引かずに逃げ切った農耕民族パワーは間違ってないと思うんだ。今回卓に白が4人やぞ。たとえ天使を流して何故か1引きした「マイアの感電者」が全くデッキに入ってないとしても、間違ってないと思うんだ。世の中に3枚ある「炉の式典」が見えたおかげでそこから2週連続の式典デッキにいこうとしても、間違ってないと思うんだ。途中から「sacrifice」って書いてあるカードしか見てなかったせいで、「いけるとこまでいってしまえ」ってんでタッチ青をして「生体解剖」と「新たな造形」をぶち込んで、あげく大したアーティファクトも入ってないのに「カルドーサの鍛冶場主」までいれても間違ってないと思うんだ。 ……間違ってたんだろうか。結果だけが全てを物語っている。ほら、あれだ、デッキの土地に嫌われたんだよ。そうに違いない。
今回のピック表
【Alessi】(白赤) →【Thraxi】(赤緑青)→ 【Mei】(白赤)
↑ ↓
【Thraxi】(青白) ← 【Sangriter】(黒白)
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