最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「BanG Dream! Ave Mujica」 7→9 俺は全力で贔屓していくぞ。バンドリと共に歩み続けた8年間。溜まりに溜まった堆積物。その重さはあまりにも過酷で。 今年度はこの注釈がやたら多くなっているが、点数をつけたのは今回の1クール分というよりは、ここまでのシリーズの総括としての点数である。ただ、「8年間全部」をつなぎ合わせるのは流石におかしいので、言うても「It’s MyGO!!!!!」との2クール分の総合得点という認識ではあるのだが。間違いなく2つで1つの物語、「MyGO」で組み上げた基盤を足場として最大限に活用し、その踏み込みでもって既存のバンドリ概念をぶち壊す闇の深さを体現する黒船。それがこの作品だった。 基本的な評価ポイントは「MyGO」の時と似たようなものになるが、まずは映像部分の作り込みの評価。完全に現代アニメの1シーンとして定着したサンジゲンによるCGベースのキャラ作画本当にこなれるところまでこなれて、これだけ執拗な心理描写が必要な作品でも充分使用に耐えるだけの技術が完成された。「CGは手間を省くためのサボりツール」という昔ながらの認識をぶち壊すべく、表情芝居の細部の細部まで入念に、少女たちの愛憎劇のためにとにかく手間暇を惜しまない姿勢は本当にお見事。仮面をテーマにした作品でこそ「顔芸」と呼ばれる表情芝居がどんどん花咲いていく様子はなんともパラドキシカルである。 そうして描かれた「ギスドリ」世界線は瞬間最大風速を毎話更新する勢いでひたすら苛烈に情報を叩きつけてくる。そりゃまぁシナリオの細部を見れば「どないやねん」と突っ込みたくなる部分もあるだろうが、エンタメに極振りした刺激まみれのその筋立てはとにかく目を引き、心を引き寄せた。もちろん単に「やり逃げ」するようなこけおどしの昼ドラではなく、1人1人のキャラクターを根っこの部分までしっかり描き切った上で展開される「だからこその軋轢」。人と人との関わり合いというのは本当に難しい。ましてそれがバンドという「運命共同体」であればなおさらのこと。これまでキラキラドキドキを描き続けてきたメディアで、同様の比重でギスギスドロドロを描くことになんの後ろめたさがあるものか。その上で、最終的には「音楽の素晴らしさ」に、「皆で音を作る素晴らしさ」に帰結するのも当然とはいえありがたい話で、我々は楽曲という最大級のご馳走を味わいつつ、その背景に積み上げられた幾重にも折り重なった関係性の情報を貪り尽くす。噛めば噛むほど、中毒症状は深まるばかりである。 そしてバンドリーマーだけの特権として与えられるのがメディアを跨いでのドーパミン無限地獄。リアルバンドの裏にアニメのキャラがおり、アニメのキャラの背後にはリアルバンドが横たわっている。10人の少女の物語とは言っていたが、その実「10人の少女と10人のバンドマンの物語」でもあるのだ。この楽しみ方に特化したバンドリプロジェクトは、ハマればハマっただけの見返りがあることを幾度も示しており、今回もそりゃもう美味しくいただきました。というか来月いただきます。アニメが終わっても、マスカレードが終わらない喜びよ。 ちなみに「10人のバンドマン」で追記なんですが、個人的に一番驚いたのは米澤茜という謎のドラマーの存在でした。この人、ほんとにすごいのよ。ご本人の様子だけ見てたらエロくて豪放な飲んだくれドラマーに見えるんですが、何故か祐天寺若麦としてもすげぇしっくりくる。ぶっちゃけドラムという専門性が高すぎる楽器はどうしても「アニメキャストとの両立」が難しく、バンドリ世界でも夏芽・mika先生とどうしたって「役者としては、まぁねぇ」みたいな配置になりがちなのだが、このドラマー、マジで声の仕事まで面白おかしくこなしてくれる。ドラムが凄まじすぎるので「声優業も頑張ってください」なんて口が裂けても言えないが、それでもなお、「ずっとにゃむちでいてください」だけはお願いしたい。 あと最後まで岡田夢以のツラがいい。「八芒星ダンス」の時のティモリスがグッと涙を拭うモーション、ライブ本番に岡田フェイスでやられたら失神する。 PR ![]() ![]() |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(04/02)
(04/02)
(04/02)
(04/01)
(04/01)
(04/01)
(04/01)
(03/31)
(03/31)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |