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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ハニーレモンソーダ」 4→3

 こりゃぁダメだ。もう全然合わなかった。もしかしたら史上最も受け付けない市ノ瀬ヒロインだったかもしれない。

 ここ最近はヤな作品は途中で切るという選択肢ができたので、最終評価まで辿り着いて点数が低い作品ってのは、逆にそれなりの理由がある。今作の場合、アニメーションとしての質は低くないというのが一番の理由。キャラ絵は最後までがっつり維持されていたし、クドいくらいの表情デザインとか、かなり手間がかかっていた部分は本来なら評価すべき部分だ。「ちゃんと作ってる」ことが分かるからこそ最後まで試聴して好感度が反転することを期待してはいたのだが……まぁ、一事が万事というか。スタート時点でこうなることくらいは分かってたのだから、余計な期待を抱かずにフェードアウトしておいた方が幸せだったのかもしれない。

 一番ダメだったのは、やはりヒロイン・ウカのキャラ造形だ。とにかくもう、自己肯定感が低すぎて見ててイライラしかしないのだ。「引っ込み思案の女の子」が主人公の少女漫画なんてそれこそ佃煮にするほど存在しているだろうし、今作と同じようなデザインの作品も過去に何百と作られているとは思う。だからたまたま私の視界に入ったのがこの作品だったというだけなのかもしれないが、いくらなんでも自分に自信がなさすぎて、いじめられっ子になるとか以前に、一番いじめているのが自分自身なのだ。ここまで自罰的な人間にわざわざ手を差し伸べてやろうと思うほど私は心に余裕がある人間じゃないし、理由もなく彼女に手を差し伸べる不良軍団の気持ちなんて何回転生しても分かる気がしない。ヒロインが何かしら「頑張っている」とか、「変わろうとしている」ところが見えれば応援することもできようが、ウカが自分から何かを変えようと動くフェイズがとにかく少ない。もはや友情とか恋愛じゃなくて「介護」なんじゃないかと思うくらいに、手取り足取りで全部やってもらっているし、周りが「そうしてやる」理由が分からない。少女漫画らしい「勇気を出して何かする」フェイズがほんとに最後の1匙だけなのだ。このヒロインは、好きになれない。

 そこにお約束の「見た目は不良だけど俺だけはお前の良さが分かってるぜ」男子が絡む構図なのだが、それが通用するのは視聴者側が「お前の良さ」を分かっている時だけであり、それが分からなかったら単なる「趣味の悪い奴」である。あらゆる好意が空中分解してしまっていて、およそ関係性のドラマとして受け取れなかった。もう、こればかりは信じるものの違いなのかもしれない。

 話が受け入れられないと、キャラ造形までなんだか薄気味悪く見えてしまい……一番デザインに手が込んでいた瞳の描き込み、瞳孔が拡散してるみたいで怖かったよ。「少女漫画は瞳がでかい」は日本の伝統だけど、入念に描き込むほどにクリーチャー度合いが上がっちゃって……そこさえ除けばサブヒロインも含めて可愛い子もいたんだけどね……。

 
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