最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「片田舎のおっさん、剣聖になる」 4 また随分と古式ゆかしいテンプレに則った捻りのないなろうなもんで、結構な古典なのかと思ったら全然そんなこともなかった。なろう世界におけるスタンダードがマジで分からん。 これまで割と名前を見かけることが多かった作品。ちなみに私がなろう作品のタイトルを見る場所というのは、Kindleストアの無料試し読みラインナップである。そこでちらほらタイトルは見た気がしていたので(まぁ、似たようなタイトルだらけなので識別できてないだけかもしれないが)なんか古い作品なのかと勘違いしていただけ。ただ、アニメ制作側も粗製濫造有象無象なアニメに終わらせるつもりの作品ではないらしく、制作は最近まで「異修羅」で頑張ってくれたパッショーネだし(厳密にはよく分からんスタジオとの共同だが)、一番分かりやすい指標として、OPが西川貴教、EDがFLOWというやけに金がかかってそうなアーティスト起用からも「格好いい風に仕上げてみせるぜ!」という意気込みは感じられる。おかげでアニメーション自体は悪くないのだが……。 まぁ、筋立てがね。なろうと言ってもステータスウィンドウも鑑定もアイテムボックスも出てこない、一応は「普通のファンタジー世界」を舞台にしているので世界設定自体の嫌悪感は薄め。ただ、そこで描かれるいつもどーりのヨイショ気質がほんとにきつい。主人公のおっさんは平田さんボイスのおかげで実に良い昼行燈っぷりを演出してくれているのだが、「しょぼくれよう」というおっさんの方向性と周りのアゲのテンションの差が本当に気持ち悪く、集まってくるのがいつも通りのハーレム展開なのでそれだけでそっ閉じものである。主人公とかその親父さんがいくらか和のテイストも含んだ質素な衣類をきて「片田舎」っぷりを出そうとしているところに、毎度お馴染みビキニアーマーで女騎士が訪問する図、ギャグにしか見えない。野郎連中が普通の制服なのに女性陣は軒並みビキニなのはマジでどういう風紀の世界なんでしょうね。 シナリオを色眼鏡無しで見た時に、「主人公は気づいてなかっただけで普通に優秀な剣士であった」という設定自体は別にいい。チートもステータスもレベルアップもない世界なら、別にそういう人がいる可能性はゼロではないからだ。ただ、周りの人間が満場一致で認めるほどに優れた技能を有していた人間が、じゃぁなんで片田舎で隠遁してたんだよ、という部分については説得力のある説明が必要だ。でないと今作のシチュエーション自体が成り立たないからだ。おっさんがいくつなのかは知らんが、分別のつく年齢である程度常識的なセンスの持ち主なのに、「自分の才能だけ認識できていない」というのはかなりいびつな状況。「主人公がすげぇバカ」以外の説明がつかないと、やはり納得はできない。今作の正式なタイトルは、「片田舎の剣聖、今まで気づかずにおっさんとして生きてた」の方なのだ。 まぁ、そこまで考えて筋立てを作ってないだろうな、とは正直思っている。どこまで行っても、結局は切り候補からは逃れられないだろう。 PR ![]() ![]() |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(04/07)
(04/07)
(04/07)
(04/07)
(04/07)
(04/06)
(04/06)
(04/06)
(04/06)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|