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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 4月に入ってからはちょっと若手枠が続きますが、本日は白石晴香です。この人も急に(俺の中で)盛り上がってきたタイプなのであんまり言及するタイミングもなかった人かも。常に「白石晴香」ってフルネームで呼ばないと白石姓の声優が複数いるから大変。あと、今回ブログ内検索「白石」で調べたらやたらとアニメキャラが多くて大変だった。「アニメキャラにつけやすい苗字」ってあるんでしょうかね。

 

 




・馴れ初め

 これはもう、忘れようとしても忘れられない。はっきり覚えているのは「山賊の娘ローニャ」というNHKアニメで主人公のローニャ役に抜擢された時である。ブログ内を確認して知った(思い出した?)んだけど、この作品って俺は録画をミスって視聴を途中で辞めてしまったらしい。N話切りを絶対しないスタンスだった時代のこと、途中で視聴をやめた作品というのは珍しいのだが(奇しくも「ちはやふる」に続いて2連続でそういう声優にあたっちゃった)、とにかく「フェードアウトしたアニメのヒロインとして登場したのが初。そしてこの作品での評価は、ほぼ最低ラインのものだった。

 まぁ、今にして思えばしょうがないんですけどね。この人は元々子役出身者の1人で舞台などは小学生から出演していたらしく、その延長線上でアニメのヒロインに抜擢されるってのもありそうな話。しかし当然声優の訓練など受けていないわけで、「ローニャ」での仕事ぶりは惨憺たるものだった。と記憶している。「うわ、典型的な素人仕事じゃん」と思った。と記憶している(だいぶ怪しいが)。第一印象が最悪なタイプの出会いだったので、そのまま忘れ去ってしまう可能性も大いにあったのだが、ありがたいことに(?)本業が声優業にシフトしていき、積極的にアニメに出てくる道を選んだ。そして子役上がりの役者さんってぇのは、下地にノウハウがあるせいか伸びが異様に早い。それはこれまで紹介してきた何人かの例を見れば分かると思うが、白石もその例に漏れず、わずか1〜2年でしっかりチューンしてきた。その結果生み出されたのが「干物妹!うまるちゃん」のヒロインの1人、切絵ちゃんだった。「あれ、あの時のローニャの子、できるようになってるやん!」と驚いたものだが、そこから約1年の潜伏期間を経て、大卒のタイミングだろうか、2017年に声優業が本格化。あとは歴史の知る通りである。今にして思えばこの「ローニャ後、再起動までの1、2年」ってのが彼女にとってどんな期間だったのかは気になるな。ゲーム音声とか細かい仕事もやりつつ、舞台業はこの辺の時期がラストなのよ。舞台女優としての方向性にケジメをつけて、しっかりと方向を見定める期間だったのかもしれない。

 

 

・良きところ

 割と真っ当な「ヒロインボイス」に合わせられている分、なかなか個性的な部分をピックアップするのが難しいのだが……個人的には彼女の役柄からくるイメージは「頓着しない部分」が魅力かな、という気がしている。なんか変な言い方になるんだが、彼女の声ってあんまり情念がまとわりついてる感じがないんですよ。スカッと抜けて、気持ちのいいところで放っておいてくれる感じ。そりゃもちろんドラマを立てるためには情感たっぷりで湿っぽい声だって必要にはなるのだろうが、白石キャラは「まぁ、それはそれでいいんちゃう?」みたいな一歩距離を置きたそうに聞こえる感覚がある。それがいかにも現代人っぽくて、なんかこれまでの「良い声優像」からズレてる要素になっている。その上で、決して下手だとか淡白だとかいうわけじゃなくて、後腐れなく、ポンとキャラの心中に声を置いてくることができる、みたいな感覚かな。これまでの記事の中でも1、2を争うくらいに伝わりそうにない表現だな。

 高音に思い切り突き抜けるとキーキーと耳障りな音を演出することもできるくせに、クールに落とそうとするとグッと感情を殺せる。そのどちらにしてもどっか突き放したような、「こっちのこと考えてないやろ!」みたいな部分があり、良く解釈すればそこが「気楽」なんだろうね。「私は私で好き勝手にやってるから、興味があったら聞いといて」くらいの距離感。それが滲む声質ってなんやねん、って話ですけども。あくまでも個人の印象です。

 まぁ、どう受け取るかはキャラ次第、受け手次第みたいなところはありますので。もしかしたら単に私が綺麗なおねーさんからそういうファンサしてほしいっていうだけかもしれないです。いいじゃない、妄想だけなら自由なんだから。

 

 

・お勧めキャラ3選(よし、若手なら3つに収まるやろ!)

 

・「ゴールデンカムイ」より「アシㇼパ」

 文句なしに白石晴香の出世作の1つ。アシㇼパさんの持つあの独特の空気感がそっけない白石ボイスにほんとに噛み合ったんですよ。だからとて情がないわけではなく、杉元との関係性とかアツくみせるところはしっかりアツいしさ。アシㇼパさんにヒンナヒンナ言わせたい人生だった。

 

・「うちのメイドがウザすぎる!」より「高梨ミーシャ」

 アシㇼパさんと同時期にこのミーシャをやっていたことが、直接私が彼女に興味を持った大きな理由かもしれない。分かりやすく声優の魅力が伝わる「全然声違うやん!」という驚きと、絶妙な被害者スタンスを弄り倒してみたいと思わせるナイスロリ。ピーピーわめいてる時の声がいっちゃんいいんだから。

 

・「HIGH CARD」より「ウェンディ・サトー」

 現時点で一番イカレた白石ボイスがこちら。ちゃんと「エロクールな年上のおねーさん」ラインで最初にキャラを広げておきつつ、そこから遠心分離機にでもかけたみたいに思いっきり吹き飛ばしにくるラヴピさんの暴虐。こういうギャップ芸で魅せられるからギャグアニメはいいよね(ギャグアニメではない)。

 

・「妃教育から逃げたい私」より「レティシア」

 適当ぬかしよる距離感の白石節が堪能できるえーかげん姫。このぬるま湯みたいな温度感でついたり離れたりされちゃぁ、そりゃ焦らしプレイも加速するってもんですよ。

 

・「姫様拷問の時間です」より「姫」

 というわけで現時点での最強白石ボイスはこちらのギャグキャラということにしておきます。いや、でも高貴な身分だし、実力も申し分ないし。最強キャラの風格あるよね。多分私は「白石ボイスをどうやってイジメ倒すか」がみたいだけなんだろうな。

 

 

 やっぱり楽しい若手が出てきてくれるのはオタク冥利に尽きますな。次の人も若いです。若いくせに……。

 

 

・関連リンク集

新番チェック・あんハピ♪

番組感想・うちのメイドがウザすぎる!

ワンダーエッグ・プライオリティ 第2回「友達の条件」

HIGH CARD #04「SAMURAI GIRL

番組感想・姫様“拷問”の時間です

 

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コメント
無題
白石性の声優さんというと「らき☆すた」の白石稔さんや鬼ヅモの涼子こと白石涼子さん等がいますね。
【2025/04/09 15:05】 NAME[とみしの] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
うちのブログに稔はほとんど出てきませんけどね。
【2025/04/09 17:33】


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