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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 そうか、これ実写映画も同時展開するのか、第3話。最近は割と多いビジネスモデルで、「天久鷹央」なんかもアニメが終わったと思ったら実写ドラマが始まるみたいなんですが……同じ内容を別メディアでほぼ同じタイミングでやる意味ってなんなんでしょうね。まぁ、確かに俺はアニメしか観ないだろうし、同様にドラマしか観ない層もいるんだろうからリーチする範囲が違うのだろうが……コスパが割に合ってるのかどうかはよく分からない。

 そして、余計なお世話だろうが今作の場合はその良さを発揮するのに実写ドラマで大丈夫なのか、という心配はあったりする。何しろ主人公は「九龍」という土地そのものであるように見えるからだ。アニメはその辺の意識、「美意識」と言ってしまってもいいかもしれないが、とにかく狙ってる方向性が明確だし、描写も入念。特に作画がめっちゃ良い作品というわけではないはずなのだが、背景の置き方や細かいガジェットの配置などが本当に作中で言われる「懐かしさ」につながっているような感覚があり、熱に浮かされたみたいな不思議なお話がフラフラと当て所なく進んでいく雰囲気に実にマッチしている。これが実写になると、背景世界の作り込みのハードルがぐっと上がりそうな気がするのよね。九龍はすでに過去の遺物なわけでしょ? どこでロケするにしても胡散臭さが先に立ちそうだよなぁ。

 また、アニメは全てが「作り物」なので視聴者の焦点を絞りやすいという利点もある。今回のお話でいえば、最初に工藤の回想で蘇る鯨井Bがいた頃の部屋の記憶と、現在リアタイで鯨井が住んでいる部屋の対比。「ぬいぐるみがある」「冷蔵庫に水がない」「でも洗面所の歯磨きチューブに加えて他のインテリアは同じものが多い」など、置かれている1つ1つの物品がさまざまな物語を語っているのだが、それらを自然に配置しつつ、他の物品に混ざり込まないように自然に「主張させる」描写ができている。これ、実写映画だとかなり胡散臭い描写を挟む必要がありそうなのよね。まぁ、その辺は私なんぞが想像もできないようなクリエイターがうまいこと画面を作ってくれるのだろうけど。他にもアニメでは「ひまわり」「金魚」などのアイテムを印象付ける描写が多いが、アニメだと金魚のオレンジやひまわりの黄色をパッと画面で際立たせる描写がやりやすいんだよね。その辺りが「美意識」である。

 シナリオに関しては、思いの外早く鯨井を巡る謎の奥の方まで足を踏み入れている。「お前は2人目なんだ」っていう事実はもう少し世界全体で隠したり、理解が及ばないようにしているものだと思っていたが、割とあっさりとそれを肯定し、鯨井さんもそこまで動揺せずに受け入れてしまっている(まぁ、ここまで色々と準備段階があったからだろうが)。そして謎はさらなる拡大を続け、お得意先の御陽気中華娘のシャオヘイ、そして怪しげな雰囲気の院長に、バーの店員のような、院長の配下のような謎のお兄さんなどなど。この世界は「自分以外の自分」が多すぎる。「九龍」が「クローン」に通じてるんじゃないかなんて安易な邪推も出てきそうで怖いが……収束先が見えないなぁ。

 

 

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