最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
すみれちゃん。当企画では羊宮妃那についで若手2位の登場だ。しかし、羊宮ちゃんがデビュー5年にも満たないのに対し、こちとら声優としての芸歴だけでも20年近いという大ベテラン選手。ここまで散々繰り返してきた「子役出身声優」の1つの到達点である。
・馴れ初め Wikiを見ると「声優仕事」の始まりが(私は正直覚えてなかったが)2006年だそうで、小学校に上がるか上がらないかの時点で既に芸能活動を始めている生粋の「子役」。所属の劇団ひまわりは子役の老舗で、声優に限っても宮野真守や入野自由など枚挙にいとまがない。そんなところで役者として活動を始めた「子供」のすみれちゃん。私がしっかりと名前を認識した上での初遭遇は「海月姫」というアニメでマスコットキャラ(クラゲ)のクララを担当していた時。この時点でもまだ10歳かそこらである。リアルロリっ子がキャストを務める場合もそれなりにあるわけだが、往々にしてそういう場合は「まぁ、ガチの子供だから演技とかは二の次だよね。ただ演技するだけでも難しいのに、マイク前の技術なんて身につけられるはずもないし」と温かい目で見守るしかないのだが、すみれちゃんの場合は事情が違う。まぁ、この時点ですでに「4年目」なのだからある程度のノウハウはあったのかもしれないが、なんかね、きっちり「声優」だったのよ。当時びっくりした記録もちゃんと残っており、キャリアを調べて「ガチ子供かい!」と戦慄したものである。 普通、こうして「子役」で声優を務め上げた子がそのまま「声優」というフィールドに残る確率の方が低い気はしているのだが、ありがたいことにすみれちゃんはその後も舞台や実写ドラマにも顔を出しつつ、しっかり声優業に軸足を残した。このタイミングで私がフォローしていない「アイカツ」関連の仕事を中心にしていたのが黒沢ともよ先生と同じなのは不思議なものだ(アイカツコンテンツ、子役を囲い込むのが生業なのか?)。 「諸星すみれ」という綺麗な名前が印象的だったのもあるが、その後、他の子役声優から抜け出してすみれちゃんの印象が決定的になるのは「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」という劇場アニメ。こちらで主人公のヨヨさんを担当したすみれちゃん。私は当時京都で開催された作品関連のイベントに参加して「はえー、可愛すぎる」とずっと見守っていました。当方、危ない人ではありません。もちろんこちらでの主役仕事も見事なものだったし、そのスタンスから「きっとこの子は声優道に邁進してくれる」と信じられたのも嬉しかったですね。「ばらかもん」の原涼子ちゃん、「甘々と稲妻」の遠藤璃菜ちゃんあたりはまだ結果待ちです。
・良きところ すみれちゃんの良いところは、可愛いところですね。 いや、これが案外真面目な話でな。「子役上がり」の話は3月4月に悠木碧・黒沢ともよというばけもん2人を取り上げた都合上、いろんなことを書いてきたじゃないですか。もちろんそれぞれに違う役者人生、目指した場所も、得られた結果も皆違うとは思うのだが、おそらく子役出身の役者が共通して持っている感覚に「子役のジレンマ」は間違いなくあると思うんですよ。まぁ、あくまで一般論なので(特にともよ様は)気にしてる風でもないのだけど、ざっくりまとめると「子役から世に出てしまった役者は、子供時代の可愛らしいイメージが先行しているため、成長後にそのイメージを塗り替えて一人前に見てもらうのが大変」みたいな話である。これは別に声優だけの話じゃなくて、たとえばまいんちゃんこと福原遥とか(声優か)、役者ですらなかったけど悪ガキ時代のイメージが妙に残ってた落合福嗣とか(声優だな)。いや、芦田愛菜でも鈴木福でも誰でもいいんですけど、まぁ、あるじゃないですか。 実際、先に出した悠木碧・黒沢ともよの両名はそこを剛腕で打ち抜いたからこその怪物だったわけですけど、すみれちゃんの場合はちょっと事情が違う。これが悪口に聞こえてしまったらほんとに申し訳ないが純粋にすごいと思っているのは、「子役時代の愛らしさを残しつつの成長」を実現していると思っている。これはまぁ、声質の問題はあるのかもしれないが……多分、すみれちゃんはまだ子役時代の持ち役を今やれって言われてもある程度はできちゃうんじゃないかな(おいちゃんやともよも出来ないとは思えないが)。あの当時見えていた愛嬌や懸命さみたいなものを、残したままでそれをプラス要素として活かした役者になっている感がある。これは「成長していない」という悪口ではなく、きちんと役者としての根幹を強く、太くしながら、培ってきたものも手放さないという、ある意味で凄まじく貪欲な姿勢とも言える。そのために、すみれちゃんに回ってくる役柄は純然たる無垢さ、真っ直ぐさが持ち味になるのだ。 もちろん、彼女の今後の役者人生を考えると、そこにガンガン「プラスアルファ」が積み重なることは疑いようもなく、可能性は無限大。何しろこんだけキャリアを積んでもまだ齢26歳である。そう考えると、この子も充分に化け物なのかもしれない。
・お勧めキャラ3選(僕はロリコンじゃないです。大事なことです)
・「シュガー・ラッシュ」より「ヴァネロペ」 上ではあえて書かなかったが、実は「ヨヨネネ」より前にこれがあったんだよな。普段ディズニー作品ってあんまり観ない私なんですが、偶然観に行ったシュガーラッシュ。その内容が最高だったことも嬉しかったが、主人公・ヴァネロペ役を務め上げたのが当時中学生だったすみれちゃん。完璧な仕事すぎてクラクラした。そりゃ同年にイベントに駆けつけたのも納得でしょうよ。
・「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」より「ヨヨ」 というわけでヨヨさん。考えてみりゃ「劇場アニメの主役」というスタンスなのでヴァネロペに似てるはずなんだけど、同様の「強い」主人公像でもディズニー産の「とにかく引っ張り上げる強い女の子」像と、日本産の「周りの助けを得て健気に頑張る女の子」像で息遣いまで全然違うというのが興味深い。すみれちゃんは、幼少期からどんな人生を生きてきたんだろう。
・「ハイキュー!!」シリーズより「谷地仁花」 ようやくメジャーアニメのタイトルが書けたが、こちらは健気なマネージャーさんでございます。ハイキューって「女性向け」みたいに見られがちだけど、真っ当なスポ根だから何も憚ることなくジャンプ漫画なんですよ。ってことは当然ヒロインも可愛いわけなんだが、マネージャーのポジションにいるのがエロ優先(?)の潔子さんと、ピュアピュア優先の仁花ちゃんというバランスなのもとても良い。なお、潔子さんの中の人も子役上がりの代表選手です。……その話は明日します(?!)。
・「文豪ストレイドッグス」シリーズより「泉鏡花」 今回のピックアップでは唯一の「悪そうな諸星すみれ」。ただ、実際にはそこまで悪くなく(散々人は殺してるけど)、やはりその裏にある「真っ直ぐさ」みたいなところの焦点が当たるキャラである。すみれちゃんに悪いことさせたいという欲求が結実したナイスキャラ。
・「約束のネバーランド」より「エマ」 これも今にして思えば衝撃でしたね。大人気のジャンプ漫画ヒロイン。男勝りで頭の切れるエマ。でも間違いなく11歳の少女であり、そこにどんなキャストを落とし込むかの正解が、まさかのすみれちゃんだったという。周りを囲むキャストがショタポジションで伊瀬茉莉也&たそというのも素晴らしい配置だった。座長に相応しい活躍。
・「BNA ビー・エヌ・エー」より「影森みちる」 ヘンテコなすみれちゃん。何しろタヌキですからね。タヌキ大好きクラスタとしては無視できないヒロイン。ストーリー自体は賛否ある作品だったが、みちるちゃんが可愛かったか否かと問われれば自信を持って「可愛かったです」と答えられると思う。ちょいパンキッシュな歌い方も新鮮なオープニングにも要注目。
・「指先と恋々」より「糸瀬雪」 最新版のすみれちゃんヒロインは、なんと聾。困難なコミュニケーションの中で、訥々と紡がれていくモノローグがとても優しい。この温度感、距離感が出せるのがすみれちゃんボイスなのだろうなぁ。
・「爆上戦隊ブンブンジャー」より「ヤイヤイヤルカー」 せっかくなので最後に……サンシータのわちゃわちゃが楽しかったし、ヤルカーは可愛かったんすよ。しかも話が進むとどんどん重要な要素を握るようになってって笑ってしまった。今後もスーパー戦隊絡みで使いやすそうなポジションに入ったので、ナビィとかと同じように全然関係ない作品でも解説とかで出てこないかしら。
なお、私はロリコンじゃないです(大事なことなので何度だって伝えるよ)。
・関連リンク集 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第10話「愛する人はずっと見守っている」 PR ![]() ![]() |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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