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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 謎が謎呼び第4話。前から書いてる通り、今作は原作が未完なので多分アニメでも何も明かされずに終わるんだろうな……という恐怖心はあるのだが、どうしても観てしまう妙な吸引力がある。

 「懐かしさ」と「怪しさ」のミックス、特に「怪しさ」を醸し出す方に九龍という猥雑なシチュエーションが機能している。なんか近しい感覚を味わったことがあるな、と思って思い出したのは、知ってる人がどれくらいいるかは分からないが「GARAGE(ガラージュ)」というゲーム作品。何年か前にアプリでプレイしてたアドベンチャーゲームなのだが、とにかく不条理で意味不明な世界の中に、なんとも奇妙な懐かしさとか、抒情的なものを感じさせる不思議な味わいがクセになる世界観だった。本作はそこまでエキセントリックな世界ではないが、絶えずついて回る不安感とか、蒸気でむせかえるような空気感がどこか共通しているように思える。あと多分劇伴の不安定さの影響も大きいのかも。

 とはいえ、本当に依って立つところがなければ単なる白昼夢になってしまいかねないので、少しずつ明かされる要素も出てきてはいる。まず、当たり前のこと(?)だがどうやらクローンは実在するらしい。クーロンのクローンとかいうダジャレにもならないような概念だが、多分上層部(?)に近い存在であろう蛇沼院長は一番詳しく知っているようだし、鯨井Bとの関わりを明確にもつ工藤ももちろん何かを知っている。ただ、知らぬは鯨井ばかりかと言われるとそうでもなくて、周りの友達らも別に「クローンは当然いるよ」とかいうスタンスにはなっておらず、現状では謎の存在である「ジェネテラ」の影響下で現実世界と大差ない生活がある中で、工藤だけが「鯨井の過去」と密接に関わり、もっと大きな枠組みで「クローンをなんやかやする計画」に噛んでいそうなのが蛇沼ということになるんだろうか。でも、蛇沼もよく分からずにタオ・グエンと2人して色々と探ってるんだよな。誰が悪いとかいう犯人探しの話にはなりそうにないが……。

 そうなると今のところ作中で握ってる情報量が一番多いのは工藤ということになりそうだが、彼が「全部教えたろか」と提案したのを鯨井は「なんか聞くとやばそう」というので蹴ってしまった。視聴者目線では生殺し状態なのでたまったもんじゃないが、そうして「鯨井Bの情報」とのつながりが鯨井ちゃん本人の中にも眠っているということが、確かに「世界が揺らぐ原因」を匂わせているようにも見える。クローンがどういう存在なのかは分からないが、これだけ足元がおぼつかない現状では、余計な情報を入れてさらにアイデンティティを揺るがすのはリスキーだということなのだろう。実際、クローンとの関係性については、「同じ場所に存在すると消える」みたいなヤな設定も示唆されているわけで……どこから不幸が降って湧くか分かったもんじゃない。とはいえここから自力で調べられることがあるわけでもなく……本当に開き直って「新しい鯨井でいきますので、前のは忘れてください」とかいうしかなさそうだが。そんなんでいいんだろうか。

 ちなみにクローンとして「抹消された」可能性が高い鯨井BのCVが山口由里子(代表役が赤木リツコ博士)というのは狙っての配役なのだろうか。だとしたらなかなかに悪趣味である。

 
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