最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
本日誕生日を迎えた声優を2人紹介しますが、奇しくも「名前を誤読される王」2人が並んでいますね。「生天目」とか元から「読めない」パターンの名前も多いんですが、何故か今日の2人は「読めそうなのにフェイントかけてくる」タイプ。改めてイシミマナカではなくイワミマナカでございます。まだ若手なので呼び方はあんまり決まってないけど、とりあえず「石見ちゃん」にしておく。
・馴れ初め このくらいの年代になると爺さん的時間感覚では「つい最近知った」くらいになるので覚えてるかと思ったんですが、記憶がすぐにおぼろになる爺さん脳ではそれすら叶いませんでした。「ま、まぁ、経歴見たら思い出すやろ!」と思ってWikiを確認しにいくわけだが、この子の経歴、とんでもないことになってまして、声優としてのデビューは2017年っぽいんですが、なんとその17年の項目、16作品も並んでるんですよ……。声ヲタの人なら分かると思うんですが、あまりにもロケットスタートすぎやしませんかね? 普通のキャリアってモブとかからちょっとずつ仕事を増やしてどっかのタイミングでメインキャストの座を勝ち取って「表舞台」に飛び出してくるもので、当企画でしばしば扱う一発目からメインヒロインに抜擢されちゃう「期待の超新星」みたいな声優でも、そのメイン役を含めて1つ2つ仕事があれば御の字なわけですよ。それが、何故かデビューの年に2ケタ作品に出演する。こりゃぁ流石に事務所の力も大きいのだろうが……相当な期待がかかっていたことが伺える。まぁ、実際にプロフィットは事務所としての勢いありましたけどね。その4年後に無くなるなんて毛ほども思わずに。 とにかく凄まじいスタートを切った石見ちゃんだが、ブログ上で初めて名前を確認できるのは「ゲーマーズ!」の感想なので、多分そこがファーストインプレッションのはず。いきなり出てきた謎の新人声優のはずなのに、この時点ですでに「2代目茅野愛衣」という印象は固定されており、実際その類似性は割と話題になっていたはずだ。今となっては笑い話だが、私も当時はしばらくかやのんとの区別がつかず、声が聞こえてくると「茅野? 石見? どっちだ?」と疑心暗鬼になっていた(別に疑念ではないが)。そうしてサブの話題でも印象に残るデビューを飾った石見ちゃん。初見の時点で「技術がどうこう」みたいな話は全くしてないのだが、それってつまり新人のくせにスキルで引っかかる部分が一切なかったということ。「茅野愛衣に似ている」=「一線で活躍している声優と遜色ない仕事ができている」ということなわけで、いかにも現代的な「養成所ですでに1つの完成形にたどり着いた」例であろう。そりゃ業界も注目するわけですわ。
・良きところ 上述の通りにかやのんと比較されることが多いということで、当然最大の武器は天性のヒーリングボイス。セラピスト出身で「癒し」をモットーに声優業に乗り込んできた茅野愛衣、そしてそんなかやのんボイスに憧れて背中を追いかけた石見舞菜香。綺麗なヒーリングラインが接続し、当人の間では別に繋がりがあるわけじゃないのに(一応養成所は2人ともプロフィットだが)、不思議な血縁みたいな繋がりが生まれている。言い方は悪いが、あまりにも参考になりすぎる茅野愛衣という大きな先輩の背中を見て、追いつけ追い越せでがむしゃらに走った結果が現在のポジションということなのだろう。 もちろん、芸能の道において模倣は大切な要素ではあるが、求められるのは「守破離」の概念。茅野スタイルを「守り」、その殻を「破って」、ついには分「離」された石見流へと至る。「似てる似てる」ばかり言われたデビュー直後、もしかしたら石見ちゃん本人の中でも複雑な感情はあったかもしれないが、我々声優オタクからすると、そうして「離」に至るまでのプロセスをこれ以上ない贅沢なサンプルで見せてもらったようで本当に興味深かった。 それでは「茅野的芸」から離れた石見流の独自の魅力がなんなのかをなんとか言語化すると、私がよく使ってる言葉では「硬度」の差なのかな、という気はしている。似たようなヒーリングボイスの路線だが最近はあまり茅野・石見で混同されることもなくなったのは、しっかりと「石見ならでは」の音を活かせる地盤が整ったおかげだ。これは本当に丸っこく柔らかい方向に特化した茅野ボイスとは異なり、やや高めの硬質に寄せた石見型。強めに幼さを出したり、軽い感じを押し出したり、よりシャープな切れ味を狙った役作りがいい具合に特長につながっている。例えば同じような「悪い奴」を演じたとしても茅野ボイスのジェントルーだったらどこかに丸さが残っているのに対し、石見ボイスのダイロクテンだったらシュッと頬をかするような鋭利さを残す。別に本人は「差別化を図ろう」なんて全く考えていないと思うが、自身の声を理解し、役にアジャストするに際して、きちんと特質を発揮できている証拠である。 もちろん、茅野愛衣も石見舞菜香も独自の進化を続けている。今後キャリアを重ねていった時、例えば石見ちゃんが現在のかやのんと同じ年になったあたりで2人の道行きを比較してみるのもまた面白かろう。
・お勧めキャラ3選(若手だからきっと3つで収まるよ!)
・「ゲーマーズ!」より「星ノ守千秋」 事実上の主役デビュー作品ということになるのだが、実は意外と複雑というか、多面的で厄介なキャラだったりする。全く新人っぽさが無かったのは今にして思えば脅威だな。
・「さよならの朝に約束の花をかざろう」より「マキア」 デビュー直後に岡田麿里が全部預けちゃえる才能って何? この辺の巡り合わせもかやのんとの不思議な縁を感じざるを得ないが、単なるマリーの趣味という可能性もある(魔王かよ)。
・「フルーツバスケット」より「本田透」 2人続けてフルバ関係のキャストだったのか。世代は一回り違いますが。これもさー、「新規フルバでキャスト総とっかえだと?! けしからん、文句言ってやる!」って息巻いてるところに「透くんは石見舞菜香です」って言われた時の撤退戦が大変でしたね……勝てるわけなかったもん。
・「ミュークルドリーミー」シリーズより「森村」 ここをピックアップするのもどうかと思ったんですが、注意しておきたいのは「市ノ瀬加那との因縁」なんですよ。微妙にズレてるけどどこか似た印象もあるこの2人の若手、絶妙にニーズが異なるおかげで同じ作品でぶつけられることもままあるので。いや、その代表例がミュークルなのはおかしいが。「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」とか(そっちもおかしい)。
・「BLUE REFLECTION RAY/澪」より「平原陽桜莉」 これも地獄のようなキャスティングでしたな。妹・石見舞菜香、姉・上田麗奈という人心を弄ぶプレスで情緒をメタメタにしてくれた作品。人の善意を食い物にするな。
・「処刑少女の生きる道」より「マノン」 現時点で観測される中ではもっとも「悪い」石見舞菜香。この肌触り、この音域でがっつり「悪い」を実現できるバランス感、怖い。
・「お隣の天使様にいつの間にかダメ人間にされていた件」より「椎名真昼」 シンプルに人を殺しにくるタイプの石見ヒロイン。この辺りから明確に「茅野的テイスト」から脱却していった感がありますね。いや、かやのんはかやのんで別天地を見せてくれたとは思うが。
・「ワールドダイスター」より「鳳ここな」 石見舞菜香に「演じること」「役者というもの」を演じさせるという咎。改めて、今作の生み出した奇跡はキャストの神通力に依るところが大きい。
・「【推しの子】」より「黒川あかね」 石見舞菜香に「演じること」「役者というもの」を演じさせるという災咎。石見ボイスなら人格の1つや2つ簡単に壊せると思うんですよ。現代の曲世愛か。
・「ウマ娘 プリティーダービー」シリーズより「ライスシャワー」 まぁ、ライスですよね。未だにあのレースはたまに見返しますもん。石見ディメンションに囚われた人類は、永劫苦しみ続けるんだと思います。
漢字テスト、2問目もすぐに出すからなー。
・関連リンク集 ミュークルドリーミー みっくす! 第19話「今年もお誕生日ゆめちゃん合宿中」 転生王女と天才令嬢の魔法革命 第六話「破談と魅了の真相究明」
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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