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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 花金なので映画館でも行こうかな、と思って上映リスト見てたら「あっ、やべ、忘れてた!」って思い出したのでちょうど良きタイミングで行ってきた、1年ぶりのVシネクスト。連休中に始まってた限定上映なので、下手したらもうちょっとで終わってたかもしれん、危なかった。一応劇場上映作品なのでネタバレ前に折り返ししておきますが、まぁ、特にネタというネタもなく、かなり王道展開ではありましたね。あ、VSって書いてるけど今回はガチで対決要素はゼロです(ネタバレ)

 

<ギラさんとか、VS構造組みやすいキャラのくせに……>

 




 

 王道とは言ったものの、Vシネクストの王道ってなんなんでしょうね。昨年が頭のおかしい戦隊の頭のおかしいコラボだったせいでちょっと判断基準がバグってる可能性はあるんですが、まぁ、普通に笑えて普通に盛り上がる構成。不満は特にないです。強いて言うならリタさんの活躍があんまり無かったところが不満といえば不満なんですが、60分のフィルムで12人+αのメインキャラを満遍なく全員輝かせるのは不可能な話なので、そこは飲み込んでる。リタさんは陰でひっそりと屹立して、程よいところで適度に壊れてくれるくらいがちょうどいいですからね。女子会のきゃっきゃうふふのところに混ざっても良かったんだけども……そのためのアイドル設定をもう一回盛り直すのは面倒ですからね。

 放送開始直後には、ここ数年の反動でかなり地に足つけた戦隊だな、と思われていたブンブンジャーだが、シーズン後半であれよあれよと世界観が拡大し、最終的には宇宙を股にかけた組織にまで広がったおかげで、他宇宙の王様たちとも無理なく接続できるようになっていたのはちょっと面白かった部分。ただ、申し訳ないのだが私は去年の夏映画を見にいかなかったから、TVシリーズでもちょっと出てきたニコーラという姫のことをあんまりしらないのよね。夏映画ってライダーがメインなもんで、ガッチャードを切っちゃった関係で応援にいけなかったんですよ(今年は一応ガヴも見ているので夏映画いけます!)。おかげで導入からの人間関係はちょっと「よく分からんな」とは思ったものの、多分、そもそもニコーラ姫さんたちとチキューの関係性は今回が初出っていう認識でいいんだよね? そこを起点にして2つの戦隊が繋がりましょうという。ほんでなんかしらんけど苦魔獣がまだ1体残ってたという。ハシリヤンってさ、総大将のスピンドーが最終的に色々と奥深くて渋いキャラに仕上がっちゃったもんであんまりアホみたいな使い方しにくくなっちゃったんだけど、今回は割り切ってマンホールグルマーにラスボスまで全部任せてのはいい判断だったね。いっそのこと「ダグデドを使って宇宙全部を飲み込んじゃえ」までいけば、ハシリヤンの残党としてもそこそこ大義名分は立ちそうだからね。CVにわざわざ稲田さんを呼んだのもその辺の意識があったからじゃなかろうか。

 そして五道化からわざわざ復活させたのがミノンガンっていうのも上手いチョイスで、一応今回の主役はブンブンジャーの方だから、あんまし王様たちが目立ちすぎるのも問題なのよ。そこで口数が少なく(?)場で主導権を握りにくいミノンガンを出すことで、しっかりとダグデドの影を匂わせつつ、無理のない「悪役コラボ」が実現している。オージャカリバーゼログルマーというとんでもない怪人についても、CVをきーやんにするという斜め上の発想で強引にその存在価値を増しているのが心憎い。今回、ラストシーン間際で戦ってた相手がオージャカリバーとブンブンだったというのがなんとも皮肉な構造であった。

 全要素を並べ立ててるとキリがないので、あとは楽しかったコラボ要素をちょこちょこ抜書きしておきましょう。ブンブンも好きだけど、キングオージャーは大大大好きなのでそっち贔屓の目線になるのはご勘弁。まぁ、1年ぶりに会うわけだし(なぜかタイヤが変身したクワガタオージャーにはちょっと前にあった気がするけど)。

 

○チーム1 王様と届け屋とヤルカー

 レッドどうしで交流する今回のセンター。一番の感心ポイントは、「本当にギラ・ハスティは王様になったんだなぁ」という部分。いうてギラさんてシリーズの終盤まで「青二才のこけおどし」を貫き通してたわけじゃないですか。最後に立派な王様になって終わったのは知ってたけど、久しぶりに登場した本当にみんなからの信頼も厚かったし、堂々たる立ち回りにもはやかつての面影はない。まぁ、ギャーソリンを集めるための悲鳴のくだりだけはよく分からんかったが……あれでたまるならハシリヤンはもっと楽できてたよな……。

 そしてそんな堂々たる王を見守るタイヤも、レッドの名に恥じぬ堂々たる立ち回り。やはり今作最大の見せ場である「オープンカーに箱乗りでソードを振るうギラ」が見られたのはコラボならではの収穫であるし、宇宙を股にかけた正義の味方としての自覚もあり、その信頼に足る仕事ぶりを見せてくれた。

 そして、実のところ今作で一番いい思いをしたんじゃねぇかというサンシータからはなんとヤルちゃんがこのチームに加わった。キョウリュウジャーの時にはあれだけ苦労した「地球チキュー」の接続、ヤルカーがいれば一撃やねんで……改めてとんでもない才能だ。一族根絶やしにしたとしても、ヤルちゃん1人で生き抜いていけ。

 

○チーム2 科学担当の青き頭脳

 シャーシロとヤンマを中心に、そこにデコトラさんをトッピング。ところによりサキト&ビュンディーを添えた形の、現実が一番見えてるチーム。そうか、2戦隊連続でちゃんと「頭脳派の青」が継続してる構造だったのか……タイプが180°違うもんだから全然そんなイメージなかったわ。シャーシロから見たらヤンマって「見た目はあんなだけど地球からは想像もできない科学力を有してるすごい王様」だから分かるんだけど、ヤンマ側からはシャーシロってどう見えてたんでしょうね。なんか、最終的には「地球のサポートメンバーの1人」くらいに見えてた可能性も……。まぁ、ハシリヤンの技術供与を提案したのはシャーシロですからね。それなりのタコメンチだったことを期待しよう。

 ちなみにサキトたちは今回割と遊撃部隊としていろんなとこに顔を出してました。「無駄にガラが悪い」って共通点でヤンマとぶつかってたのはおもろかった。確かにこの2人が並んでるだけで随分治安が悪くなる。「仕末屋独自のネットワーク」ってなんやねん、というのはちょっと気になるところではあります。

 

○チーム3 筋肉と曲者

 黒繋がりのジョウとカグラギ、そして「よそ者からの参入者」つながりのゲンバとジェラミーのコンビの4人編成。色合わせみたいな構図にした時に一番ギャップがでかいのがジョウとカグラギで、作中でも言われていたが、とにかく真実一路、誠実さ一本で最後まで走り切ったジョウに対し、戦隊ブラックが本当に「黒い」ことに意味を見出した世紀の腹黒お殿様・カグラギは並んでいてもほぼ共通項がない。強いて言うなら肉体派で突っ走れるという点くらいだが、だからといってジョウはカグラギほどのムキムキ攻めのイメージもなく、最終的に「地元民に愛されて食べ物をもらう」という謎の属性で接続することに。この後、トウフでも積極的なコロッケ作りが奨励されたとかされてないとか(されてない)。

 対して、色合わせですらないのにやたらと馬が合うゲンバとジェラミー。2人ともなかなか本心を表さない曲者ポジション、そして本来なら戦隊の中では「はみ出し者」で、少し外から俯瞰して行動できるスタンスもよく似ている。今回はゲロウジームが別行動でギラをサポートしてくれたおかげでバグナラクの存在感は示されていたが、ジェラミー本人の活躍は控えめだったかもね。まぁ、わたしゃ彼が画面に映ってニヤニヤしてるだけで満足できるので別にいいです。そう、ジェラミーブラシエリと高尾ノエルは画面端でニヤニヤしてるだけでいいんです。ちなみに今回もブンブンジャーはそれぞれのメンバーが自分の「稼業」をこなしていたわけだが、調達屋が調達したのがよりによってカレー1杯だったのは腰砕けポイント。

 

○チーム4 女子会(女王2人+ミラ+イターシャ)時々ブンブン

 なんで女子会メンバーにブンブンが混ざってんだよ、とか思ったが、よく考えたら中の人は一応女性ですので。みんなして遊園地に行って満足いくまで遊んじゃう女の園。愛嬌で攻めるタイプのミラさんがさ、高貴なヒメノ様とのコラボによって互いに良さを引き出し合う展開、控えめに言っても最高じゃなかったですか? 今回は地球の一般人たちと積極的に交流して民草と触れ合ってくれたおかげで、ヒメノ様のノーブルなイメージがより頑健になった気がするんですよ。「改めて見て、この衣装、このキャラで全然違和感がないくらいに顔がいいヒメノ・ランすげぇな」って思い知らされました。対するミラさんもお姫様コーデで普段とは違う魅力を発信しつつ、彼女の魅力は最終的には時と場所を選ばずに全部に突っ込んでくれる適切なツッコミ能力なんだなって。

 イターシャさんはTVシリーズ終盤でグッと株を上げたそのまんまの姿勢で、普段ほとんど絡まなかったたくさんの女性キャラと絡めたおかげでもはや「頼れる女上司」みたいな立ち位置に。シラベさんも頑張ってたけど、もうブンブンジャーはサンシータからの技術供与に本腰入れた方がいいのかもしれませんね。

 そして我らがリタ様。前述の通りに活躍シーンが少なかったのは残念だが、その少ないシーンできっちり「お変わりないようで安心しました」と思わせてくれたのでよし。モルフォーニャさんが出てこなかったのがちょっと残念だけど、今回ドゥーガ・シオカラ以外はあんまり側近組は出てこなかったのでしゃーなし。

 

 というわけでここまでで大体のレギュラーには触れることができましたが……個人的に一番嬉しかったのは、実際に登場したわけでもないラクレス様なんですよね。視聴中に「まー、流石に今回はお兄ちゃんの出る幕ないかー」って思ってたんですが、最後にオージャカリバーゼログルマーの台詞をきっかけにちゃんとギラが最大級の敬意を持ってラクレスに触れてくれたのがほんとに嬉しかった。やっぱりシュゴッダムの王様は2人で1人だと思ってるよ。まぁ、本人は多分トウフでよろしくやってるんだろうけどね。

 はー、やっぱりキングオージャー大好きです。今後も無限にスピンオフし続けて欲しいくらいに。ブンブンジャーの方もこれにて流石に一段落だろうが、タイヤの中の人だけは、まだリアタイで「どこに出てくるか分からない」ので油断は禁物。……ほんとにどんな立ち位置なんだろうな……全主人公が五色田介人になれるわけじゃないんやぞ……。

 

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