最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
人類には早すぎるアニメ、第6話。もう、ほんとにね。すでにいいとか悪いとか、面白いとかつまらないとか、そういう次元を超越している。視聴後に「今回はどんな感情を抱くのが正解だったんだろう……」と頭を抱えてしまう、そんなふとしたアポカリプス。 スペースファンタジックデカダントラブアクションファンシーコメディメロドラマ。何1つ削られず、この世界には余計なまでの追加要素が継ぎ足されていく。作中で経過した時間は400年。そりゃまぁ、人類の感覚で言えば何が起こっても不思議なじゃいくらいの長い長い時間が経過しているのだから、そこにどんな要素が増えていってもおかしくはないのだが、いうてアニメとしてはまだ6話。そんな中に盛り込まなきゃいけないことがどんだけ多いのだろう。今回は特殊オープニングでざっくりと切り上げて時間をまかない、30分でやっていい分量じゃないだけの謎ドラマがたっぷりと詰め込まれた。お腹いっぱいなのかどうかすら分からない。我々は食べ物を出されているのか、凶器を突き出されているのか。 冒頭、いきなり「さよならタヌキ一家」というとんでもない出だしから始まり、「あっれぇ? このタイミングでタヌキ退場させるの? しかもそんなあっさりと……」というびっくりを提供し(それよりもオープニングの方がビビったが)、「いや、大したことじゃないんだけどね」と秒で手のひら返し。まぁ、このくらいの扱いの方がタヌキらしいっちゃらしいのだが。ポン子がお仕事やめずにすんでよかったですが、果たして100年分のホテル代をどこからまかなったのだろう。まぁ、今後は一家も「お客さん」じゃなくて「ご近所さん」。こないだのウィスキー作り以降、ヤチヨさんとはそれなりにいい関係を作れているようだし、客という属性がなくなれば、よりフランクに付き合えるんじゃなかろうか。 そうしてやってきた次なるお客さんはなんと「惑星を滅ぼす者」。ポン子の呼び方だとハルマゲ、公式には「凶悪宇宙人」という名前でクレジットされているが、流石に可哀想なので「ハルマゲ」と呼ぶことにしよう。彼はSF的には割とよくある設定の「星の断罪者」であり、進みすぎた文明をリセットすることでそれ以上の悲劇を引き起こさないことを目的としている様子。彼なりの美学があるのだろうし、見方によっては「決して悪い奴ではない」と言えなくもないが、まー、過去の被害規模を考えたらどう考えても「極悪」には違いない。これまで地球を訪れた客の中でもトップクラスの問題児である。 しかし、最初はちゃっちゃと地球を滅ぼそうとしていた彼も、滅ぼすべき文明がすでに無いと言われたら話は変わってくる。一応は「ほんとに問題なく滅びたのかしら?」ってんで実情調査のためにしばらくホテルに逗留するつもりだったかもしれないが、途中からはとても理解が及ばないヤチヨさんへ純粋に興味をもったために滞在していた感がある。彼のポリシーからしたら、進みすぎた文明がアウトということは1つの物事にこだわって維持し続ける行為そのものが理解の及ばぬ事象かもしれないし、そうでなかったとしても、(我々視聴者目線でも)ヤチヨさんの「待つ姿勢」は常軌を逸しているのは事実。その真意が知りたいと思うのは自然な流れだろう。 そして、我々にも理解がおよばぬということは、やはりヤチヨさんの大願はハルマゲにも最後までよく分からない。「そうプログラムされているから」と飲み込めれば話は早いのだが、ヤチヨさんと触れ合い、対話を続けていくにつれ、彼女はものの道理が分からぬ愚か者ではないということも理解できるはず。厄介な客に誠意ある対応を示し、決してマニュアル通りではない接客を見せてくれる彼女の聡明さからすれば、流石に「人類は多分滅んでいるのだろう」ことを理解できないとはとても思えない。だからこそハルマゲは「寂しいのか」「虚しくはないのか」と問いかけるが、ヤチヨさんの答えはいつだって「分かりません」。だっていつか戻ってくる物を待っているだけなのだから。どこまでがプログラムで、どこまでが彼女の「心」なのか。それはまだ、我々が理解できる部分ではないのかもしれない。 結論が出ない問題も面白いものだ、ハルマゲは執念深い復讐者を軽く一蹴し、ホテルを「滅び」から守って再び宇宙へと旅立っていった。置き土産はヤチヨさんの大願の1つである温泉掘削。これでまたヤチヨさんの野望は一歩前進したわけだが、この前進が彼女の「終わり」への一歩なのか、それともハルマゲが望む(?)ような「滅ぼしたくなる文明」への一歩なのか。それもまだ、誰にも分かりません。ただ、少なくとも2人の関係は「恋」ではないのです。ポン子が勝手に1人で盛り上がっていただけの今回の顛末。それでもなお、「恋だね」と煽られると、我々はアンドロイドと末法宇宙人の関係性にすら、そういうものを見出してしまいそうになる。人間の心というのも不思議なものです。ただお湯が出るだけのアンドロイドの方が、よっぽど誠実ですね。 時間を稼ぐために今回はエンディングも特別仕様。なんとも切なく印象深いそのテーマソングの曲名は「アポカリプス」。いつかじっくりフルで聞いてみたい一曲。歌っているのはなんと朴璐美。「なんでここで?!」と思ったが、今回のハルマゲとの関係を思えば……納得? 作中にラブの要素がないので、せめてそっちで匂わせておきましょう。マイティ。
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