忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[11341] [11340] [11339] [11338] [11337] [11336] [11335] [11334] [11333] [11332] [11331]

 竹達である。誕生日順の巡り合わせだが、これにて放課後ティータイムはようやく2人目。もう、この書き方からすると5人全員登場するんだろうな、ってことは想像できると思うが、実際そうである。そして何故、この竹達の項を放課後ティータイムの話から始めたのか。今回の内容は、これまでとちょっと違うかもしれません(微差だろ)。

 




 

・馴れ初め(からの……)

 馴れ初めについては特に意外性もなく、世のオタクどもの大半と同様、「けいおん!」の梓で初遭遇。まぁ、事実上のデビュー作みたいなもんなのでこれは当然といえば当然。そして、今回の竹達の項目で触れたいことというのが……私が長年、竹達のことが別に好きでもなんでもなかったという事実である。

 ……え? ほんとどうでもいいって? まぁ、そりゃそうだが……どうだろう、結構意外な事実だと思うのだが、そうでもないですか? そうですか。いや、みんな俺になんて1ミリも興味は無いだろうから「ほんとどうでもええわ」だと思うんですけど、自分の中の竹達って、結構不思議なポジションにいるんですよ。

 ちょうどいいので、放課後ティータイムの残りの4人と比較してみよう。しゅが美については一耳惚れしてしまったことはすでに書いた通りなのであまり比較対象にならず。豊崎はけいおんの前にすでに主演を経験しており、そちらで興味を持っていたのでメインヒロインを務めた時点で印象はかなり良かった。日笠については1ヶ月後に触れるだろうから端折ってまとめると「最初は歌の印象が強かったがその後音速で本人が突き抜けた」状態で、美菜子については折に触れて語っている通り、この時点での評価は割と低め。そこから上がってきてかけがえのない存在と認識するまではそこそこの時間を要した。

 この辺りの話は、それぞれの声優好き好き話の時に触れることがあるのだが、翻って竹達の話はどうかというと、基本、私のスタンスは「無」である。いや、実は初期の頃は結構露骨に「アンチ」ですらある。今回、この記事を書くにあたって改めてブログ内での言及を遡ってみたのだが、割と露骨にヘイトを向けている記述もあるくらいだが、私は保身を第一に考えるタチなので、「竹達はファンが多いからな……あんまり落とすのはやめとこ」みたいな精神でそこまで触れずにいたのである。「声が萌え声」というのは最初期から認識しているのは間違いなく、「声が可愛い」みたいな雑な触れ方でお茶を濁してる部分も多々あるのは、どれくらい本気で思っていたかは今となっては定かじゃない。

 せっかくの機会なので、過去に竹達について厳しめの言及をしている記事を拾っておくと、「なんかこの竹達はピンとこない(新番チェック・えむえむっ!)、「感情が高ぶった時に演技を乗せてきれていない」(「俺妹」の感想)、「竹達はあんまり興味が無い」(新番チェック・世界でいちばん強くなりたい!)、「竹達があまり好きじゃない」(新番チェック・デート・ア・ライブetc.

 ……最後は割とはっきり言うてるな。まぁ、とにかくこんな感じで否定的なスタンスにあったことが今更明かされたわけだが、さて、これのに何が特殊なのか。これまでも当企画では白石晴香・花澤香菜など「最初下手だと思ってたけど手のひらスピン」という流れは幾度もあり、その類型の1つじゃないかと思われるかもしれないが、実際はこれが結構違う。何しろ、初期の竹達は別に下手ではなかったからだ。多分デビュー直後の放課後ティータイム時点でも、すでに美菜子の方が下手だったと思う。竹達は日ナレ→アイムの王道キャリアが示す通り、デビュー直後から声優としての仕事は割とそつなくこなしている。その上で声質が「可愛い」ことも認めているので、そりゃまぁあずにゃん時代からちょこちょこ「可愛いわよね」とは言っている。しかし、他の4人については色々と語るべき言葉があったのに、竹達には無かった。果たして何が理由だったのか。

 ちょっと「馴れ初め」の項にしては長くなりすぎたので、形式上次のトピックに移ろう。

 

 

・良きところ

 私の中で竹達がなかなか視野に入ってこなかった最大の理由は、「魂揺さぶられる1キャラ」が無かったことである。これはまぁ、本当に感覚的かつ主観的なものなので一切共感は得られなかろうが、私がこれまでピックアップしてきた全ての役者に共通して言えることは、どこかで「あぁ、このキャラは素晴らしいな」と思ったことがあるという要素。それがデビュー直後の1キャラ目かもしれないし、数年後にようやく出会えた念願のキャラかもしれないが、そうして「心を持っていかれる」経験を経て、私の中でその声優はスペシャルになる。豊崎の平沢唯はまさにその1キャラになり、しゅが美のりっちゃんは言わずもがな。多分美菜子はさらに数年して田中あすかに出会うまでお預けかな? そして竹達の場合に、「このキャラは竹達がやってくれたおかげで!」みたいな役になかなか出会えず、「可愛い声だとは思うけどさぁ、他の役者でもできそうだよね」と、それくらいの温度感がずっと続いていたのである。こればかりは竹達の責任とかいうよりは、本当に巡り合わせなのかもしれない。ただ、私の中で頑なに「そういうキャラ」に出会うまでは手放しで褒めることはしないつもりだったわけだ。

 じゃぁ、そんな竹達を評価するに至ったターニングポイントはどこだったのだろう? 正直いうと、それが分からなかったから今回この記事を書くに至った。この機会に、私の中の「竹達史」を一度編纂しようと思ったのである。デビュー直後からメインヒロインだらけの彼女の経歴を眺めていて……下手したら「だがしかし」まで待たなきゃいけないのかしら? あ、一応デレマスシリーズで輿水幸子という才能にちょっと惹かれてはいたけど、例によってアイマスは「門外漢だから……」というので生身で触れてない感覚があり、手放しで「これはいい!」と思えたのは「だがしかし」のほたるさんくらいから。そこまでの竹達は、とても失礼な言い方だが「前史」でしかない。

 こうしてみると、個人的には「可愛い声に頼りっきりじゃなくて、何か1つ吹っ切れる要素が欲しいな」と思っていたのかもしれない。可愛い声で可愛いキャラをやってるだけじゃ別に面白くない。ほたるさんみたいな妙な毒っ気が混ざってる役の方が、なんだか竹達の本質に近い気がしたんだ。今となってはあと考えだけど、多分そういうことだと思う。

 単なる可愛いじゃなくてどこか不恰好な「可愛い崩れ」。そんな様子が竹達のいい具合に神経を逆撫でするような演技プランと噛み合い、その辺りからはようやく「竹達オリジナル」を見つけることができた。この方向性の何がいいって、一過性のアイドル要素で終わらないので、現在のようにある程度キャリアを重ねた竹達が最大限にその力を振るえるところ。多分、こっからの具体的な話は後のキャラ別リストに委ねた方がいいだろう。

 声優1人を好きになるにも色々と面倒な行程を踏まなきゃならんと、竹達はそういう私のヘンテコな精神性を伝えてくれる好例なのである。

 

 

 

・お勧めキャラ3選(みんな勝手に好きな竹達キャラを叫べばいいじゃない)

 

・「47都道府犬」より「埼玉犬」

 強いて初期竹達で手放しで褒めていたキャラがいるとするなら、このハニワがいる。シリーズが好きすぎるやろがい、というのもあるが、30秒という短い時間でキャラを作るにあたり、本当に「可愛い」だけに特化した仕事ぶりは余計なことを考えずに声の強みだけをみることができる貴重な事例だったのかもしれない。

 

・「たまゆら」より「沢渡楓」

 こちらも初期竹達の中では「割といい」と評価されているキャラ。多分、それまで竹達キャラといえば「どこか生意気さが残る妹キャラ」みたいな起用が多くてワンパターンな印象があったが、こちらのヒロインはそれまでとはうってかわって控えめなキャラクター。その辺りの新鮮さをもうちょい初期に突き詰めてれば、もう少し早く竹達との和解があったかも。

 

・「デート・ア・ライブ」シリーズより「五河琴里」

 完全に後付けになって格好悪い話だが、上述の記事で「竹達はあんまり好きじゃない」とまで言われているのが今作の感想。その理由としては、やはり「主人公の妹」というポジションが本当に竹達の類型におんぶにだっこだという印象が先行したためだろう。ただ、5シリーズを放送し終えた今となっては、あのポジションの琴里に竹達を配置しておいたことはだいぶ先見の明のある良い配置だったと思っている。まぁ、当人もこんな長い付き合いになる役だとは思ってなかっただろうが……。

 

・「だがしかし」より「枝垂ほたる」

 というわけでこの辺からが私の中では純粋に「良い竹達」。ほたるさんのヘンテコおねーさんムーブと傍若無人さは本当に活き活きとしていた。あとはカロリークイーン

 

・「アイドルマスターシンデレラガールズ」より「輿水幸子」

 個人的には、最も正しい竹達ボイスの使い方はやっぱり輿水なんじゃないかと思っている。「可愛い」に理由をつけちゃダメなんですよ。まず「可愛い」は前提でスタートする。だからどこか歪む。歪んでて可愛い。

 

・「宇崎ちゃんは遊びたい!」より「亜細亜実」

 こういうめんどくせぇ仕事させた時の竹達の輝きについては今回あんまり言及できてないな。リアルタイムだと「悪徳領主」のセールスレディとかも同じ枠。なんかこう、ちょっとした面倒をかけ続けたいんですよね。

 

・「葬送のフリーレン」より「断頭台のアウラ」

 というわけで、現代竹達を代表する役は多分アウラなんですよ。ほら、なんかめちゃめちゃにしたい感じが出るでしょ。この絶妙な「毒」を使いこなしてこその竹達。アウラをここまでのネタに昇華させたのは、確実に竹達の功績だと思ってるよ。

 

 

 現状、「あんま梶に飯食わせすぎるな」が一番の懸念事項になっている竹達。カロリークイーンは永遠に。

 

 

・関連リンク集

番組感想・けいおん!

47都道府犬 第9

番組感想・たまゆら〜hitotose

新番チェック・だがしかし

番組感想・citrus

新番チェック・宇崎ちゃんは遊びたい!ω

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[07/13 デュッセル]
[07/13 デュッセル]
[07/12 seachicken]
[07/09 とみしの]
[07/07 NONAME]
バーコード