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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「黒執事 -緑の魔女編-」 ―→6

 思えば遠くに来たもんだ。アニメシリーズとしては一応5期目(数え方によって変わりそう)、足掛け17年目のとんでもない作品がまた1つの幕引き。当初は大してフォローしてなかった作品だったのだけど、途中から割と楽しくなってるのはやはり積み重ねた歴史のなせる技か。

 いや、それよりなにより今作の最大の売りはCloverWorksによるハイクオリティアニメーションなのだけども……一応Cloverに変更される前のBook of Circusあたりから評価が上がってるので後付けの理由ではある。昨年の「寄宿学校編」に続き、今回も絢爛だったり、妖艶だったり、壊滅的だったりする世界の情景が実に見事な美術設定で描かれた。お話の方も話数を重ねてマンネリズムに堕するかと思いきや、きちんと「ネタ」をガツンと盛り込んでおり、シエルたちの海外出張任務(?)をなんとも即物的な刺激で彩ってくれた。正直、ネタばらし周りの話数は流石に面白くて、「えげつねぇネタだなwww」と笑ってしまった。あまりにもまっすぐな展開だったもんで、逆に想定してなかったわ。

 長期シリーズのくせして新キャラが釘宮理恵だったというのも最初は意外だったが、このポジションのサリーというキャラのために温存していたのだとしたら嫌というほど頷ける(そこまで考えてないだろうけど)。実に真っ当なくぎゅキャラで、その魅力をフル回転させてシリーズの立役者となってくれた。ヴォルフとのコンビもよくできているし、「イギリスから見たドイツ像と当世の世界観」をえげつなく活用するその姿勢は、この「黒執事」という作品が人気を博している理由を端的に表しているように思えた。

 ただねぇ……尺の問題がねぇ……。「尺の問題が」と切り出したら大抵のアニメは「尺がなくてカツカツだった」という話になるんだけど、今作は尺が……あまりすぎた。1クールにするには短めのエピソードだったのだろう、中盤から終盤にかけて、「前回までのあらすじ〜」を全盛期のドラゴンボールばりにゆっくりのたのたやられてしまい、ある意味で超絶親切ではあったが、流石に「やりすぎだろ」と辟易。その辺の舵取りがもうちょいうまけりゃさらに加点してもよかったんだけど……まぁ、長期シリーズだからこそ、前後の帳尻をあわせることの重要性が高いんだろうから仕方なし。

 懐かしの面々など、作品世界のデカさが分かりやすいセッティングもあちこちに散りばめられ、いくらでも続きが作り続けられそうな展開を残している。次のアニメ化はいつになるんでしょうね。


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