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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ウマ娘 シンデレラグレイ」 6→6

 とりあえず一旦中休み。分割2クール目が10月から始まる旨はすでに告知されているし、ほんとのほんとに「小休止」。だから現時点で何かを語る意味はあんまりない。

 とはいえ、その中休みをVSタマモの後ろに持ってくるあたりがなかなか憎たらしいね。衝撃的なオグリの「敗戦」で幕を引いて、次なる再起から後半クールがスタート。いわば視聴者目線では「なんかモヤッとした終わり方」に見えなくもないわけだが……でもまぁ、そこに気を持たせるような筋立てにもなっていないので、むしろ沸々と煮えたぎるような感覚を3ヶ月間抱えていきましょうや。

 今作についてはウマ娘シリーズとしては初めて原作を知った状態での視聴だったので、今後の展開がどうなるものかとハラハラしながら見守るという緊張感こそなかったものの、きちんと「これくらいのクオリティで出してくれるだろう」という想定に乗ったアニメ作りができていた。予想も期待も裏切らないってのは簡単そうに思えるけどなかなか難しいもんですよね。まぁ、その辺りはCygamesPicturesのお仕事に不安は一切持ってないのだけども。新番チェックの時に触れたが、本作はまた「1クールで終わらせることを想定していない初の長期アニメ」という特性もあり、その辺の舵取りがどうなるかという不安もあったのだが、きっちり1クール分の尺で過不足ない演出になっていたし、今後も心配する必要はなさそうだ。

 タマモ戦までをぼんやりと見ていて考えたことを付記しておくと、「ウマ娘」シリーズの倒錯した面白みってのは長期シリーズにしてもなかなか面白いな、とか考えていた。普通、ドラマを作る際には「理由」が先にあって「展開」を作るんですよ。例えば主人公がここで一度レベルアップして欲しいからそのモチベーションのために試合で負けよう、とか。ライバルの存在が多くなりすぎるからここで負傷退場してもらおう、とか。面白い展開ってのは考えて作るものなのだから当然だ。

 しかし、ことウマ娘ってシリーズはこの因果関係が逆になる。試合での勝ち負けはすでに「現実が」決めてしまっている。そしてそこに「理由」をつけるのが物語の語り手の仕事。例えば今回のお話でいうなら「オグリはタマモに競り負ける」という結果が先にあり、その理由として「タマモにも抱えている大切なものがあり、そのためにゾーンを超えたからオグリにまさったのだ」という展開が描かれる。そこに脚本家の手腕が試されるし、ユーザー側としてはそうした「普通じゃない」物語の組み立てに楽しさを感じる。

 オグリって、「怪物」だのなんだの言われてるけど、今回のタマモをはじめとして結構「負け試合」が描かれるんですよ。普通の少年漫画だとこういう展開って結構珍しくて、普通に考えたら「最強のはずなのに!」ってヤキモキしそうなもんだけど、1つ1つのレースをどっしりと描いてくれるおかげでそこにフラストレーションが溜まりにくいし、面白さにも繋げられてる。今後の展開でもそういう「史実に裏付けられた創作劇」の妙味を引き続き楽しんでいきたいですね。とりまジャパンカップ、あれもあれでなぁ……。

 
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