最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ゆかち! 最近は謎のエロフィットネスおねーさんと化してしまった井口ですが、まぁ、元々ストイックなところはありましたからね。できればそんなインストラクターみたいな活動ばっかしてないでちゃんと声優業にも精を出せよ、とは思ってますが。ほんと、そんなとこも含めて変なやつですよ。ちなみに井口の呼び方についてはブログ内を確認したら「ゆかち」呼びがそれなりに多かったし、今でも「ゆかち」で割としっくりくるんですが、大親友の阿澄佳奈さんが「いぐちー」って呼んでるのがとても好きなので、ここでは「井口」と呼ばせてもらいますね。ゆかもこは永遠。
・馴れ初め ま、正直いうと私は現状のドチャシコねーちゃん井口に変貌した理由はいまだによく分かってないので辿るべき履歴はその手前までになる気がするんですが、まぁ、馴れ初めについてははっきり覚えてますよ。そりゃそうだ。何しろ井口の出自も、我らがブシロード組と元は同じ。沢城みゆきが発掘され、新谷良子を見つけた当時のブロッコリーは引き続き自社の宣伝も兼ねて声優オーディションを続けており、その中で発掘された原石が井口。最初の方のお仕事はゲーマーズ関係のどさ回りみたいなものも多く、かつてはあの後藤(弱)こと後藤沙緒里とユニットを組んだりもしている。 そんな井口の声を初めて聞いたのはもちろんデビュー作で、「デ・ジ・キャラット」シリーズの中でうさだあかりといううさだの偽物みたいな役でぬるっと登場。デビュー直後の井口は当時女子高生ということで扱いも沢城・明坂らとだいたい同じ感じ。うさだあかりは台詞量は大したことないキャラだったが、それでもはっきりわかる素人感。滑舌はぼやぼやだし声量も小さくて、「まーたブロッコリーが無駄なことやってら」と思ってたはずですわ(当時はまだギリギリ沢城みゆきの萌芽が芽生えたくらいの時期だったはず)。 そんでまぁ、その後はしばらくこの「ブロッコリーに変なデビューさせられた女子高生」のことは記憶から消えます。歴史を遡ったらその4年後に「アイドルマスターXENOGLOSSIA」で主人公の春香を演じているのでその時に認識してそうなもんだけど、ゼノグラはそれ以外の部分で(良くも悪くも)話題が豊富で、脇のキャストもゴリゴリだったもんで正直井口の印象はあんま無い。そこも井口ヒストリーはほぼ無音の素通りだ。 そして運命の邂逅はその翌年のこと。忘れもしない、「仮面のメイドガイ」のアニラジである。「仮面のメイドガイ」はそれ単体でかなり面白いギャグアニメだったのだが、それに先駆けてスタートしたアニラジのパーソナリティは主役に抜擢された井口、そして当時はまだほとんどアニメ声優の印象がなかった小山力也。多分力ちゃんも「アニラジで二十歳そこらの女の子と2人パーソナリティ?」ってんで緊張してたと思うんだけど(今やもうあんなぐだぐだおじさんだけどさ)、この2人の出会い、多分お互いにとっても大きな転機だったと思うんですよね。 久しぶりに聞いた井口の声。スタート前は「井口って……あぁ、あのうさだ役だった子か」と舐めてかかっていたのだが、いざラジオが始まるとそのあまりに無敵の回しっぷりに衝撃を受けた。この間の約5年、彼女が業界でいったいどんな経験を積んだものか、ラジオではトークがキレッキレ。大先輩のくせしてラジオに慣れておらずしどろもどろな小山力也をひっぱり、おっさんと2人のへんてこラジオをフル回転で回し続けた。今の井口をご存知の方は、もはやこの20歳の段階で井口節は完成していたと思ってもらって構わない。とにかくキレるマシンガントーク、何ものにも臆さない鉄の心臓。新たなラジオスターの誕生に当時は夢中になって聞いていたものである。 そして同年にスタートするのが「とある魔術の禁書目録」、並びに「とあるラジオの禁書目録」である。サトリナの項目でも触れたかもしれないが、ラジオインデックスはマジで最高の番組だった。パンダ番長井口の爆誕、何を振られても見事に飲み込む破天荒とクレバーが混在するその展開力に、もはやアニメが添え物みたいな状況に。なんでブロッコリー界隈から出てくる人材、いちいち化け物揃いなんだよ。
・良きところ というわけで、当企画にしては珍しく、役者業じゃなくてラジオパーソナリティ業の方で注目したい井口。ただ、その選出基準だったらもっと他にも選ばれる人がいそうな中で井口の話だけピックアップしてるってことは、当然「役者」井口裕香も好きなんですよ。黙って座ってりゃ可愛い声なわけだし(ほんと失礼な言い方だな)、中の人をちょろっとはみ出させたテンション芸に振り切っちゃえばまんまエネルギーをキャラに伝播させることができる。その割に意外とパワー系の役ではなく抑えめなところから任される役が多く、勢い任せじゃなくてちゃんと音を拾った発声が評価されていることがよく分かる。 というわけで残りのパートは彼女のラジオ業の思い出に割いていくが、力任せの彼女の剛腕は「仮面のメイドガイ」のラジオで散々見せつけられてインデックスで決定的になった感覚があるが、その後も私のライフワークである(?)シンフォギア関連でもずっと彩陽(こいつもまた問題だ)とのラジオを牽引してくれている。 そしてなんといっても彼女のライフワークといえば「こむちゃ」があり、そしてなんといっても「む〜〜〜ん」である。文化放送での長寿番組だった「む〜〜〜ん」はとにかく井口が喋り倒す脅威の構成であり、生半可な「声優ラジオ」では太刀打ちできない密度。彼女のパーソナリティ業に張り合える人材を探そうとしても、パッと思い浮かぶのは田村ゆかりくらいのもんである(まぁ、最近あんまラジオ聞けてないせいもあるかもしれないが)。 私が井口のエピソードで忘れられない一幕は、かの震災の直後の出来事。2011年、東日本大震災によって日本中が重苦しく暗い雰囲気に飲まれていた。何をしても晴れやかな気分になどならず、「ぽぽぽぽ〜ん」の逸話でも知られる通り、テレビ放送もあらゆる娯楽を自粛。「楽しんではいけない」「遊んではいけない」という奇妙な閉塞感があり、エンターテイメントは大きく停滞した。声優を取り巻くアニメ業界も同じ流れにあり、ラジオ番組はしばらく取りやめになり、キャストたちも声を発信する機会を失うことに。 そんな中で、A&Gで声優として最初に生放送に挑んだのが確か井口だったはずだ(うろ覚えの記憶なので色々と誤解や脚色はあるかもしれない)。恐る恐る生放送に挑んだ井口は、何を話したらいいかも分からないとしばらく戸惑いながらも、涙声で「自分たちが発信していくことをやめてはいけない」と訴えた。辛い時代だからこそ、前に向かって進む可能性を見せなければいけないと。 自粛自粛と叫ばれる世相の中、井口の振る舞いを非難する声もあったかもしれない。井口だって怖かっただろうし、取り返しのつかないことになっていた可能性だってある。その上で、彼女は自分が最初の一歩になることを選択し、「発信者」として、「表現者」としての責任を全うした。あの時の井口の声がいまだに忘れられず、私の中では「ベストパーソナリティ」の1人として、君臨し続けているのである。 たまにはこういう話題を出すのもありでしょ。
・お勧めキャラ3選(役者としての仕事は以下で雑感として)
・「仮面のメイドガイ」より「富士原なえか」 私の中では「井口Rebirth」とでもいうべき2つ目のスタート地点。ラジオもすごかったけど、ふつーにアニメキャラとしても理不尽なエネルギーに満ちていてとても良い。多分今再放送されても普通に面白いんじゃないかな。もしかしてこのおっぱいは今の井口の状態を予言していた?
・「とある魔術の禁書目録」シリーズより「インデックス」 井口の代表役といえば当然インなんとかさんであるが、このヒロイン、「影の薄さ」が取り沙汰されることが多いからちょっとかわいそうなんだよな……作品自体も俺はそこまでフォローしてねぇし。ただ、世間的に井口の全力で抜いた時のアホボイスを知らしめたのはやっぱりこの役だよね。そしてラジオ(略)
・「〈物語〉シリーズ」より「阿良々木月火」 実は物語シリーズ最大のイレギュラーとも言える月火ちゃんの声もなんと井口。「可愛い」の裏に秘められた取り返しのつかない個性が井口ボイスの宿命なのか。月火ちゃんといえばなんといっても「白金ディスコ」。この世界で唯一の「憂いなき存在感」。これもまた井口の良さを全力で絞り切った成果物といえる。
・「ガールズ&パンツァー」シリーズより「冷泉麻子」 下からくる! タイプの井口。ダウナー最右翼のキャラのくせして、最強の操縦手という無茶な設定を問答無用で納得させにくるやりすぎな手管。
・「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」より「イリエ・タマキ」 宇宙で戦うゆかち。ただしおっぱい。なんかもう、ゆかちボイスは生存フラグなんだろうな、っていうのがよく分かる配置。どんなシリアスでもねじ曲げられる危険な装置。
・「ヤマノススメ」シリーズより「雪村あおい」 最強のゆかもこ。最初に配役を見た時、中の人の関係性を知ってると「ゆかともこ、ポジション逆やろ」と思っちゃったわけだが、実際やってみるとこれはこれでifの世界みたいで味わい深い。
・「桜Trick」より「園田優」 最近だと「にんころ」でもそうだったんだけど、井口は案外百合仕事のオファーもあるんですよ。しかもこの作品は相手が戸松という。お互いに近距離パワー型で一歩も譲らぬ百合の攻防、こちらもオープニングを聴きましょう。
・「VALKYRIE DRIVE- MERMAID-」より「敷島魅零」 やっぱ百合じゃん(確信)。ただ、今作は百合といってしまっていいものかどうか……多分今回取り上げる中では最低音の井口。こういう役も回ってくるんだなぁ、って当時は思ってたけど、今のスタンスを考えると半ば必然だったのかもしれない。こちらはエンディングを聴きましょう。……こうして並べてみるとやはり井口ソングの破壊力たるや……。
・「宇宙よりも遠い場所」より「三宅日向」 井口の使い方の中でも特にお気に入りなのがこの日向。表面的な明るさの奥に抱えた凄まじく繊細で、だけど決して脆弱じゃない精神性。彼女の克己の物語は作中ではややわかりにくい部分に入る気がするのだが、そこを完璧に拾って難解なキャラの読み解きをサポートしてくれた井口の活躍は、作品のクオリティを何段階も上に引き上げてくれた。
・「本好きの下剋上」シリーズより「マイン」 私が認める数少な(くもな)いなろう作品の主人公も井口ボイス。マインの絶妙な「強いけど弱い」性質も井口ボイスがしっかりフォロー。駄々っ子のように暴れ回る普段通りのマインも可愛らしいが、ピンチになったときに守ってあげたくなる絶妙な庇護欲の駆り立てっぷりは名誉幼女。
・「フルーツバスケット」より「倉前美音」 やっぱ新盤のフルバは良きキャスティングが多いのだが、この美音さんも説得力があってとても良い。一番ファンシーで異質な存在感を放っているはずなのに、懐の深さが尋常じゃなく綾女との関係性が単なる依存では終わらないことを示してくれている。いい女しかいない世界なんだよなぁ。
・「デリシャスパーティ♡プリキュア」より「華満らん/キュアヤムヤム」 ここ数年での井口の大きな仕事といえばやっぱりヤムヤムだろう。麺と中華をモチーフにした黄色キュア。どう考えてもイロモノ枠のはずなのに真っ向から「可愛い」勝負を挑んで勝っているのだ。「許さないよッ」のポージングの愛らしさは格別。「きらめくヌードルエモーション」は私の人生の標語です。
・「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズより「小日向未来」 全ての井口エナジーは最終的にシェンショウジンによってビームになる。井口裕香という女の生き様を全てドロドロに溶かして一本の糸に紡ぎ直した時、それは決してきれぬ頑強で紫色の糸になるに違いない。誰かの人生の中で、井口はずっと「ひだまり」であり続けるだろうさ。
久しぶりにじっくりTwitterのTL見に行ったけど、声優のSNSじゃねぇよこれ。
・関連リンク集 宇宙よりも遠い場所 STAGE06 「ようこそドリアンショーへ」
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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