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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 でっかいにゃんこもまた良いものだ、第3話。こうしてみると今期は猫アニメに恵まれているのかしら? 現時点で一番そそられない猫が「リビングキャット」なのはどうかと思うけども。

 なんだか不思議な雰囲気を醸し出す本作、突き抜けて面白いってほどではないのだが、やっぱりこの作者の作る空気感はなんか好きなんだよね。どこまで深刻なのか分からないすっとぼけたギャグの回し方とか、酷く厭世的にも見えるのにどっかで人間のことが好きな感覚が滲み出るところとか。そして一番の安心ポイントは、作者の中で「怪奇」というものに対する視座が一貫しているところ。「鬼灯の冷徹」の作り方からも分かる通り、民俗学的なものには割と精通しているのだろう。好きでやってるジャンルの話を、自分なりに解釈して面白おかしく読者に伝えてやろうというモチベーションが分かりやすい。怪異譚ってものは突き詰めれば結局は「人が世界をどう見ているか」という話になってくるので、きちんと組み立てればそれだけで充分なドラマが構成されるんですよ。人の「生き様」から「生き死に」まで繋げていけば、自然と「笑いあり、涙あり」になるのは必定であり、その辺を押し付けがましくないバランスで見せるのが上手いというか。まぁ、結局わたしゃ妖怪変化の類のお話が好きなんでしょうね。

 元々はヒロインの八重子ちゃんが(特に声が)可愛いなぁ、と思って観はじめた作品ではあるのだが、それ以外に登場するキャラもいちいち設定が濃くて退屈しない。今回は「猫憑き」の家系、そのまま「猫附(ねこづく)」一家が登場したが、妖怪ものにありがちな「祓い屋」の設定だけど、「どうやって払うのか」の部分に一工夫あって、それがモグラという妙なキャラの今後の扱い方にも関わってきそうなのが興味深い。

 そんでオンライン講義とかのいかにも現代的な要素に「妖怪」を絡めてネタにしちゃうあたりの処理も手慣れててなんか楽しい。キャラを大学教授に設定したのはこれから先にうんちくを語るときにやりやすいようにだろうが、真木たち大学生を絡めて何かキャンパスネタみたいな展開もありそうだよね。ちなみに「大学生」という要素で一番気になってるのは「八重子ちゃんってこんなんだけど大学生なんだよな……真木との関係性って、今後どうなってくんだろ……」っていう部分ですね。こっちの方が「男女の友情は成立する?」って気になっちゃうわ。ずっとこのままの関係性でいてほしい。

 
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