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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2年ぶりとなるライダー・戦隊の夏映画でございます。去年行かなかったのは「ガッチャード」が全然刺さらなくて途中で視聴をやめてしまったことが理由で、夏映画は90分の分配が戦隊30分:ライダー60分なので、流石にフォローしてないライダーのために劇場に足を運ぶ気にはならなかったというわけですよ。

 元々あんまりライダーは積極的にフォローしない人間であり、最後に面白いと思って観てたのは多分「ジオウ」だったはず。令和になってからは一応ガッチャード以外は流し見くらいはしてたはずなんだけど、それなりに観てたと言えるレベルはリバイスとギーツくらいなもんで。ただ、今年のガヴに関しては一応ダラダラと視聴は続けていたのでこの夏映画を観る権利はかろうじて獲得できた。まぁ、最悪最初の30分で満足して帰ってくればいいしね。

 

<というわけで一応ネタバレ注意。ネタといえばネタはある……のかな>

 




 

・ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード

 先に書いちゃうと、なんか今回の夏映画はどっちも設定があまりにも刹那的すぎたよな……いや、そもそもゴジュウジャーは設定そのものが刹那的じゃね? と言われたらそれまでなのだが、なんかこぅ、本編に絡む掘り下げ要素みたいなものがほとんど無くて単発30分でアホなことやるで、みたいな勢い任せの脚本だった気がする。毎年こんなもんだっけ? 去年のブンブンジャーでさ、劇場要素が本編にも影響を及ぼしてしまったせいで視聴してなかったことを後になってちょっと後悔したんだけど、今回のやつはあんまり後に影響しなさそうなんだよなぁ。

 まぁ、まだシナリオも中盤という状況であんまり本筋に影響が大きくなる話もできないというのは正直なところ。とりあえず「なんか分からんけど速水奨ボイスの強そうなやつを出しとけばええやろ」ってんで、テガソード側でもなければブライダンでもないふわっとした「敵」が登場。昔戦隊ロボたちを窮地に陥れた存在と言っているが、その実態はよく分からない。今回、大ボス以外の戦闘を全て既存の戦隊のザコ戦闘員でまかなうという斜め上の省エネ作戦が取られていたため、設定を想像するに「いろんなヴィランの思念の集合体」みたいなものなのかもしれない。ただ、「ザコ兵士たちの怨念体」みたいなアイディアも過去にはやってしまっているので、あんまり新鮮味はない。48パターンの戦闘員が全部登場するのかと思ったけどそうでもなかったし。個人的にはゴーミンが出てくるだけでなんかホッとしてしまうのだけども。

 「なんか知らん敵」が出てきたおかげでブライダン側も協力してくれることになったってのがちょっと面白いところではあるが、ぶっちゃけ普段からファイヤキャンドルさんあたりは「仲良く喧嘩してる」感覚なので、まだ「こいつらが仲間に!」みたいな感慨は無く、「強引にブライダンサイドにも出番作りやがったな」くらいの感想。ゴジュウジャーメンバーが挑む試練も場当たり的な適当なもので、あんまり統一感はない。そうしてゴタゴタしている中で強調するメッセージは「俺たちは1人1人バラバラのままでもいいや。それがゴジュウジャースタイルだし」というもの。こうして「団結力の重要性」みたいなものを訴えないあたりはオリジナルスタイルだが、そのための見せ場としてゴレンジャーハリケーンが噛ませ技になってしまったのは先輩戦隊に対してちょっと申し訳ない気もする。「みんなで1つのゴレンジャーハリケーンじゃなくて、全員別々のパワーをぶち込む5つのゴジュウジャーハリケーン」という身も蓋も無い解決法。まぁ、これがはぐれ者たちの戦い方だというなら致し方あるまい。

 こうして、「あんまり盛り上がる要素ないなー」と思いながら見ていたのが正直なところだが、最後には流石に見せ場を持ってきた。テガソードが復活し、「人間が野望を抱いて何が悪い。希望を持った人類はみんな戦隊戦士だ!」という無茶苦茶な理論を展開した結果、人類皆戦隊レッドというとんでもない状態に。真っ赤な戦隊メンバーが大量にたかって蚊柱みたいに敵を襲う図は流石に笑うし、ゲスト役で呼ばれてるタレント連中が好き勝手にレッドの変身して暴れるのはちょっと面白い。ゴーーーーーカイなゴー☆ジャスとか、単にそれがやりたかっただけやろがい。総理が久しぶりにドンモモに変身してる隣でサンシャイン池崎も一緒にドンモモタロウ。まぁ、なんてジャスティス。

 正直、レッド祭りのシーンがやりたかっただけの映画に見えるので、そこさえ楽しめればOKっちゃぁOKなんですけどね。30分映画の内容なんてこんなもんや。個人的には「いやさか一発」が一番面白かったかもしれん。あと暴神はテガソードから「誰かの歯車になるな!」って言われてどう思ったんだろう。信奉者って、それでいいのでは。

 

 

・仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者

 そこまで熱心にフォローしてないので戦隊が終わった後についで感覚で視聴。まぁ、別に悪い内容ではなかった。あんまり印象に残る部分もなかったけども……どうしてもテレビ本編の方がね、今まさにクライマックスを迎えようとしてるところなので、そこでこういうちっちゃな話を挟まれても「今それどころじゃねぇ!」ってなっちゃうんですけどね。

 本編に極力影響を与えないための無難な方策として「異世界転移」が採用され、いろんなアナザーが出てくることでギャップを楽しもうというのがメインコンセプト。実際、アナザー絆斗とかアナザーラキアは割と面白かったのでそこはOK。あと店長はこうしてみるとなかなかいい女だよな、というのが確認できたのもプラス要素かな。ライダーヒロイン勢って後半になると影が薄くなることも多いのだけど、今作の店長は割とキャラを維持したままで存在感もあって悪くない感じ。

 そして今回の映画2タイトルに共通する盛り上げ要素は「共闘」。ファイヤキャンドルさんやにーちゃんの共闘はそこまで意外性はないのだけど、こちらのライダーに関しては、ストマック家の兄弟全員集合からのヘルプのシーンは流石に盛り上がりますね。アナザー世界線だから決してショウマの中で兄弟の何かが変わるようなお話ではないのだが(真世界線ではそれが絶対あり得ないことだと言われているみたいでちょっと悲しいが)、それでも仮初の兄弟愛が見られること、そして本編では一度も見られなかった5人全員での共闘が見られたこと。これがおそらく今回の劇場版最大のご褒美ポイントでしょう。個人的にはグロッタ姉さんのパワーファイトっぷりが輝いてたのが好きだし、そこに双子が絡んで合体技が見られたのも良かったですね。本編でもこの路線で兄弟の掘り下げがあっても良かったのだが……まぁ、そんなことしたら世界観が壊れちゃうからなぁ。なんだかんだで、「ガヴ」って家族愛を謳う作品だと思ってるんですけどね。

 というわけで見せ場はちゃんとあったのでまとまりは良かったですが、やっぱ気になるのは敵キャラがほんとに「ポッと出」で何者なのかもよく分からんかったこと。加えて、今回の大ボスの人、これはキャストのことになっちゃうんだけど……なんか、あんま怖くないのよね。別に演技が下手ってわけでもないのだろうけど、どうにもビジュアルが……。なんか、画面に映るたびに「……この人アゴないなー」って思って気になっちゃって……バナナマン日村みたいな敵キャラだったのよ。マッドなサイエンティスト役の人はいい具合にハマってたと思うんですけどね。世の中、何が気になるポイントになるか分からないって話ですわ。

 あ、あと毎度のやつですけど来年のライダーもお披露目してましたね。「胸にベルトの人」は、面白いライダーになるかな? どうかな? ……ベルトのギミックはちょっと楽しそう。

 
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