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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ??「私も綺麗な顔してますから」、第5話。黒髪クールでエキセントリックな思考を持つクラスメイト女子は大抵こういうことを言うもんです。

 真唯との勝負は一旦水入りとなったれな子。これで卒業までの3年間を平穏に過ごせるかといったらもちろんそんなことはなく、第2部として「四天王最強の1人」みたいな厄介すぎる敵・琴紗月が襲いかかってくる。もう、文字通り襲いかかってきてる。王塚真唯というクレイジーの陰に隠れていたが、その幼馴染の考え方も存分にクレイジーだし、純粋な激情からの行動に見えない分だけ、さらにややこしい可能性すらある。真唯の場合は「度を超えたお嬢様なもんで世間一般の感覚とことごとく合わない」という事実に幾らかの免罪符があったが、紗月の場合はそれが通用しないので「ただ純粋にクレイジー」なのである。よくもまぁ、形の上とはいえ小学校からずっと真唯の友人を続けられていたものである。

 しかし、その「友人関係」についてもなかなか正しい落とし所が見つからないのが今作のややこしいところ。表面上はこの紗月の奇行の動機は「真唯にやり込められたのが気に食わない」という復讐心、敵対心ということになっているが、一番の問題は「本当に真唯のことが嫌いだったらここまで執着するものか」という話で。この作品の構造を考えれば自ずと「実は紗月さんも……」みたいな関係性は透けて見えるというか、割と露骨に示されている。

 超人・王塚真唯に対して紗月が抱えているのはどんな感情なのか。もちろんライバル心があるのは事実だろう。長年2番に甘んじるという現状が本当に悔しいと、それが純粋に原動力にもなっている。それが、敵対心と友人関係を同時に持ち続けられた最大の理由なのは間違いないのだろう。しかし、本当にそれは単なる対抗心なのか。そうではなさそうな証拠が2つある。1つは上述の通り、「それだけだったら現状でここまでムキになるのがおかしい」という紗月の言動そのものの問題。「れな子を彼女にしてしまえば真唯に対する最大級の嫌がらせになるだろう」というのはまぁ、間違っちゃいないとは思うのだが、そもそも「れな子を口説き落として彼女にする」でもなく、契約と脅迫で上っ面だけ繕ってれな子を隷従している時点で、彼女の心はただ「真唯に気にしてほしい」の1点だけ。それってもはや、みたいな話。

 そしてもう1つの重要なポイントとして、なんか変な要素ではあるが「真唯が『紗月は私のことが好きなんでしょう』と発言したこと」がある。あの天下の王塚真唯が、長年連れ立っている友人(?)の深層心理を見誤ることがあるだろうか。もちろん真唯が人の心などわからぬただのモンスターなら勘違いでしまいなのだが、これまで何度も、真唯はれな子の心を読んだような言動を繰り返しており、ことに「恋人どうしの機微」については敏感に反応する。完璧超人の彼女がわざわざ「紗月は自分のことが好きに違いない」と断言しているのは、ただ単に、それが事実だからなのではなかろうか。さぁ、なかなか例がない七面倒くさい三角関係のスタートだ。

 
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