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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 着実に瑠璃がフィールドワーカーとして成長している、第5話。まぁ、趣味も学業も(?)ほっといてあんだけ研究室に入り浸ってたら、多少なりとも研究者肌にはなってくるもんだろうか。

 今回もひたすら3人だけで進行するお話。今作は頑なにキャラクターが増えずに固定キャラの掛け合いだけで進行するところが非常にストイックで、伊万里が入ってくるまではほぼ2人だけ、伊万里加入後もそのウェイトが若干分散した程度で、引き続き密度は濃い。そういやあんだけインドアにこだわっていた伊万里だったが、今回は割とすんなり外に連れ出されてたな。まぁ、序盤は海への休暇がてらの探索だったから嫌がらなかっただけかもしれないけど。

 というわけでAパートは瑪瑙探索。現代においてはそこまで「宝石」という印象は強くないが、作中で紐解かれた通りに古来より日本では「玉」の代表格と見られていた鉱物とのこと。とはいえ、今回瑠璃たちがそこそこのサイズのものを拾えていたことからも分かる通り、現在は市場価格はそんなに高くないのかな? 瑠璃が以前から砂金やらサファイアやらにご執心だったのは単純に「綺麗だから」というのもあったし「高価だから」という理由もあった気がするのだが、「瑪瑙? それって高いの?」みたいな話も無しにすんなり海への探索の話に乗ったあたり、彼女の中での価値観もちょっとずつ変化しているのかもしれない。まぁ、おそらくアニメで描かれていない部分でも相当な時間を顕微鏡に費やしているだろうし……もはや時給で考えるなんて虚しいことはやらなくなって当然かもしれませんな。それでもなお、「綺麗な石を拾いたい」というモチベーションが下がってないのはさすがだと思います。

 詳しくない私は全然知らなかったのだが、瑪瑙も実はケイ素が元になった鉱物だそうで、見た目に全然違うのに水晶と元を同じにしているというのは単なるトリビアとしても興味深い。その性質上色彩もさまざまで、なるほど、探し回っているだけでもちょっと楽しくなる気持ちは分かる。瑠璃の感想として「普段は顕微鏡とにらめっこしてるせいで、こんな大きな石でいいなら楽勝だぜ」ってのが出てくるあたり、もはや苦行にも慣れたものだ。日が暮れるまで探索してそこそこの実入りも得られたようで、これで満足げな瑠璃を見ている凪さんも、およそ瑠璃の扱いを理解しているものと思われる。

 しかし、今回大切だったのは探索そのものよりも、その後夕陽を見ながら3人で交わした雑談の方。伊万里から指摘があった通り、「分からないなんて、もやもやする」という瑠璃の文句は学究的な思考の端的な表れだ。瑠璃からしたら「何気ない疑問や不満」なのだろうが、そう思えるということはきちんと普段から何かを「考えて」行動しているということ。瑠璃は普段から何くれとなく凪に質問を飛ばすことが多いが、その質問の傾向はとても良いものが多い。Bパートでも「蛇紋岩の中に何故砂白金があるの?」と尋ねるなど、本質的なところをしっかりと確認しようという姿勢が目立つ。この辺りは持って生まれたものなのか、それとも研究室生活で培われたものなのかは定かでないが、伊万里の言う通りに、少しずつ「こっち側」に歩を進めている証拠なのかもしれない。

 また、同じ問答で凪が答えた「石は、私にとっては手段なのだ」という発言も示唆に富む。「手段」と対比されるのは当然「目的」であり、(現時点では)「石が目的」の瑠璃とはやろうとしていることが違うよ、ということを端的に示してくれている。この凪のブレない研究姿勢、専門家ともなれば当たり前のものなのだが、素人目にはまだまだ不思議に映る部分。瑠璃もこの辺りの感覚を次第に掴んでいけるだろうか。

 Bパートは砂白金。川でのパンニングは瑠璃のサファイア探しの一環だったのだろうか、いろんな川をさらっていけば、当然まだ見ぬ鉱物に出会うこともある。そういえば今までさっぱり気にしてなかったのだが、始めに砂白金を見せられた凪の「人工物の可能性もあるね」という一言で「そういやその可能性もふつーにあるんだよな」ということに思い至った。そうだよな、その辺の川なんだから、人工物・加工物が砂状になってる可能性も大いにあるんだよな。その可能性も考慮しなきゃいけないとなると、地質調査ってのはさらに面倒なノイズが増える一方だな。まぁ、専門家はそれも込み込みで分析できるのだろうけど。

 しかし、今回凪たちが採った分析手法はそうした懸念も含めて実に入念。短絡的な瑠璃が「砂白金か、否か、一発で分析しろや」と圧をかける中、凪はどこ吹く風でさまざまな分析手法を繰り返し行なっていく。比重による分析なんてのも素人目には初めて見る試験方法だったので、「そりゃそういうやり方もあるよな」と納得しつつも面白かったですね。そうして1つ1つ可能性を潰していって、意外なプラチナの可能性に行き当たる3人。ここまでくればちょっとは市場価値も上がりそう。さらなる希少金属ともなると瑠璃ちゃんもだいぶ目が$。ロジウムとかって、どの程度天然で発掘できるものなんでしょうね。

 当然、珍しいものが出てきたら実地に出撃して調査を繰り返す。今回はなぜか伊万里もついてきて3人での見分だ。雄大な岩壁の作画クオリティは相変わらずだが、そんな中で一際輝く瑠璃の溌剌とした様子。やっぱりこの子はフィールドでこそ輝くんでしょうね。

 さぁ、お宝発見なるか。

 
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