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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 亜李ちゃん! さぁ、8月は爆発物みたいな声優が続くわけだが……その中でも瞬間最大風速が狙えるキャストの登場だ。まず先に文句が1つあるんですが、ガチで「結婚を機に仕事減らしちゃう」流れになってるのが悔しくてしょうがねぇよ! もっとじゃんじゃか仕事して〜声聞かせて〜。

 




 

・馴れ初め

 亜李ちゃんとの馴れ初めについてはもはや説明は不要だろう。もちろん「月刊少女野崎くん」の千代ちゃんである。「パラスの中の人」として一躍スターダムへと駆け上がった彼女。Wikiによれば正規のデビューがその前年の2013年となっているので、デビュー2年目にしていきなり大役をゲットし、それがジョセフの血を吸ったDIOばりに「なじむ、なじむぞォ〜!!」となってしまったがために、彼女の声優年表はページを開いたらいきなりクライマックスを迎える形。たまにこういう星の下に生まれた役者さんってのはいるもんでね。これまで当企画で取り上げた中では、いろんな意味でタイプが似通ってるのはあやっぺですね。デビュー間も無く「たまこまーけっと」のたまこに出会ってしまったぺっちゃん、そしていきなりハイパーギャグ作品でボケにもツッコミにも自在に回れる最強ヒロイン佐倉千代ちゃんが降ってわいた亜李ちゃん。こういう出会いってのは確かに運の要素は強いと思うんですが、いっぺん止まって考えてみてほしい。ぺっちゃんと亜李ちゃんやぞ。……やっぱさ、ちゃんと本人の剛腕でもって役をもぎ取ってくるからこその成果だと思いません? これだけの才能を見出してくる声優業界にも敬意を表したいところだが、やっぱり「持ってる」人間ってのはさ、放っておいても自力で這い上がってくるんだと思うよ。そのための分かりやすい「第一到達点にして頂点」がたまたま千代ちゃんだったというだけの話でさ。

 そして、この千代ちゃんが触媒となったのか、Wikiの小澤亜李ヒストリーは酷いことになっとる。なにせ、デビュー3年目となる2015年は一気に記載量が倍近くまで跳ね上がり、そのほとんどがメインキャストというとんでもない大爆発。この15年度には、私も「グランプリ」企画の声優部門で亜李ちゃんを選んでいるのである(選ばざるを得なかったのである)。このままのパワーをもってすれば、業界を牛耳って大看板になる日も近い……と思いきや、残念ながら仕事量は2020年から急速に減少。この時期に結婚したのよ……ちくしょう……ヒゲドライバーが憎い……別に結婚してもいいから仕事回してくれ……。あの声を独り占めしてんじゃねぇよ……。(当ブログは亜李ちゃん御一家のご多幸をお祈りしております)

 

 

・良きところ

 「千代ちゃんがあたった」というロケットブーストからも色々と察せられるのだが、奇しくも声質の使い方もどこかぺっちゃんに似ているところがあり、亜李ちゃん最大の魅力は「どこまでも知性を削ぎ落とせる徹底した脳天気ボイス」である。ぺっちゃんの時にも「人類はここまで知性を感じさせないことが可能なのか」みたいな(どう見ても褒め言葉には見えない)賞賛を送っていたが、亜李ちゃんについてもほぼ同じことが言える。千代ちゃんは実は裏では結構いろんなことを考えてるし、ツッコミに回るエピソードだと案外お利口さんなところもあるのだが、それ以外のところでの「こいつ絶対高校生ではないやろ」感がとにかく亜李ボイスのストライクゾーンど真ん中だった。基本的に野崎からの扱いも幼稚園児みたいなもんやしな……千代ちゃんについて、「恋愛とは何か?」「こいつはマジでなんで野崎になんか惚れてんだよ」みたいな疑問を持ってしまうとその時点でネタが急に冷めて空回りしてしまう可能性もあったのだが、そうした「不条理劇」に一切の疑問を持たせないのが亜李ボイスなのだ。「千代ちゃんだからしょうがない」「この声はガチでこれしか考えてない」と思わせることができる。ある意味、ぺっちゃんよりもさらに高音で突き抜けた「純然たる愛嬌の声」の権化と言えるのかもしれない。

 さらに野崎くんの話を続けるなら、この現場、周りの女性キャストがエラいことになってるんですよ。結月役に沢城みゆき、鹿島くんには中原麻衣、そしてゆかりさん役の川澄綾子もいる。こんな特級呪物の集まりみたいな作品でいきなり新人の子をセンターに立たせたら、どう足掻いたって化け物どもに「喰われて」しまいそうなものなのだが……多分、世界の巨匠・小澤亜李は当時からそんなこと気にしてなかったんじゃねぇかな。あの太々しさ、ステンレス製の心臓は百鬼夜行が跳梁跋扈する業界では最大の武器だ。新人とは思えない極太の肝っ玉。そしてそんな分厚い面の皮から飛び出すキュートボイス。これはもはやもののけの域である。

 やっぱこれって、「アイムの系譜」なんだよな……何なの、日ナレの養成所って脳改造でも施してるの? ……そういやぺっちゃんとの共通点に「結婚相手が面白すぎる」ってのもあるんだよな……。放送作家とくっつくラジオモンスターも充分面白いが、生涯童貞と言われたコミュ障ミュージシャンをくっちまった女性声優も凄まじい。どちらもシナリオとして完璧すぎて誰も何も言えないっていう。芸能人の鑑ですわ。

 

 

・お勧めキャラ3選(なんかすげぇ短期間に集中しそう)

 

・「月刊少女野崎くん」より「佐倉千代」

 上の文章もほとんどが千代ちゃんの話だった気がするんですが、それくらいに亜李ちゃんといえばパラスなんですよ。ほんと、巡り合ってくれてありがとう。2期まだ?

 

・「ローリング☆ガールズ」より「森友望未」

 狂乱の2015年、その1。ロリガ自体はそこまで跳ねなかったタイトルではあるんだけど、今にして思うと小澤・日高・種田・花守っていうメインキャスト4人の布陣は頭がおかしいな。この4人でがなるブルーハーツがまた良いのですよ。

 

・「わかば*ガール」より「小橋若葉」

 狂乱の2015年、その2。こちらもゴリゴリの主人公ながら、亜李ちゃんボイスは「現実感の欠如」に全力で振られており、とにかくぽわぽわしっぱなし。しっかりと「アホ」のステータスは守り続けている。

 

・「モンスター娘のいる日常」より「パピ」

 狂乱の2015年より最後の刺客。押し寄せるモン娘群の中でもダントツのIQの低さを誇り、基本的には単なるトリ。ただ可愛いというだけで生きられる奇跡の生物。ただ、こちらは「エロい」という小狡い個性も持ち合わせており、小澤ボイスが脳のどの部位に働きかけているかについては検証が求められる。

 

・「この美術部には問題がある!」より「宇佐美みずき」

 まだまだ主演の亜李ちゃん。意外なことにちゃんとIQがある常識人枠である。基本的にメインヒロインのみずきちゃんが一人で引っ張る作品だったので、そりゃもう頑張った。

 

・「アクティブレイド」シリーズより「花咲里あさみ」

 個人的には小澤亜李キャラの極北に置いている最強存在。こちらは亜李キャラとしては非常に珍しいバリバリのキャリアを持ちスーツが似合う社会人。どっちかというと非常識な連中に振り回されてキーキーいう側だったはずが……途中でぶっ壊れます。マジで最高です。作品自体もいい具合にイカレているので、機会があれば未視聴の方は是非観ていただきたい。その際にはちゃんと2期まで観るんだぞ。

 

・「えんどろ〜!」より「ファイ」

 IQが足りないのでパーティーを組む場合には自動的に戦士職に振られるわけですね。納得。全キャストが総力を上げてふわふわ世界をぽわぽわに仕立て上げた今作、そりゃもう亜李ボイスも大活躍するわけで。パーティー全員で歌うオープニングでのソロパートのヘニャヘニャ感も最高である(このリンク赤尾ひかるの時も貼ったな)。

 

・「焼くならマグカップも」より「豊川姫菜」

 ここから構図が反転する。「IQを感じさせない」とは言いつつも、おそらくそこに本来感じさせないものは「作為」なのであろう。小澤ボイスが「突き抜けて常人では理解できない才」に用いられる例である。ヒロイン・姫乃の母親にして薄命だった天才陶芸家の声がなんと亜李ボイス。芸術肌の声?

 

・「Bang Dream!」シリーズより「氷川日菜」

 というわけで、今でも継続的に聞くことができる絶対的亜李ボイスはやはり日菜である。あらゆる条理を超越した作中屈指の化け物。姉との関係性をめぐって紡がれる物語は単なる姉妹愛とか、ガールズラブなんてもんじゃない。理解の及ばない未知の生き物に対抗するための、さながら冒険譚のようである。そんな「化け物」をゼロから完璧に作り上げてしまったせいで、もしかしたらいまだに氷川姉妹の物語は終わっていないのかもしれない。まぁ、最近はほとんど終わってるようなもんだけど。パスパレ内でのあれこれも、最近はだいぶ丸くなっているので氷川姉妹はそれぞれバンド内でも調整役に回ることが増えてるんだよなー。

 

 いまだ我々は小澤亜李の深淵を知らない気がしている。……覗かない方がいいのかしら……。

 

 

・関連リンク集

番組感想・月刊少女野崎くん

新番チェック・ローリング☆ガールズ

2015年度・俺的アニメグランプリ(声優部門)

番組感想・この美術部には問題がある!

えんどろ〜! ろ〜る3 「クエスト実習〜!」

番組感想・魔王城でおやすみ

 

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