最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
イエス! アスミス! なんか、やっぱり8月はアクの強いのが続きます。この人もワンパンチのダメージがでかいタイプの役者ではあるんですが……アスミスの場合はどうしても役者としてのお仕事よりも中の人本人を突っつきたくなってしまうので、それをどんだけ自重できるかが今回の記事の勝負の分かれ目だ。ちなみにアスミスの呼び方は「アスミス」固定でお願いします。まつらいさんに最大級の敬意を込めて。
・馴れ初め 世間のオタクの多くがアスミスに出会ったのは、まず間違いなく「ひだまりスケッチ」のゆのっちであろう。近い時期に「しゅごキャラ!」でも主演を務めているのでそちらの印象が強いという人もいるのかもしれないが、残念ながら私は当時からあまりガチ幼女向け作品はカバーしていなかったため、そちらはほとんど視聴していない。 そして、ぶっちゃけゆのっちのお仕事って、今にして思えばアスミスの仕事としては割とイレギュラーな方なんだよね。おっとりのんびりの絵に描いたような天然。作品の雰囲気自体も(シャフトが担当したせいで余計なまでにアバンギャルドにはなったが)ほわほわのんびりした「きらら系」の初期の完成形と言える作品。そんなゆのっちの声を担当したのが当時デビュー間もない新人声優だったので注目を集め……たかどうかはもう覚えてないけど、まぁ、なんとなく無難にこなしてはいたんじゃなかろうか。ひだまり荘のメンバーは当時から無敵のミズハス、最強生物ゴットゥーザ様、しっかり業界で地盤を固めたシンタス、そして飛び道具として名高いまつらいさんと完璧な防備を施していたため、若手の阿澄さんものんびり飼われていた状態……。 のはずだったが……この人もねぇ、ラジオで爆裂したタイプなんですよねぇ。ひだまりラジオ、個人的には生涯アニラジランキングで5本の指に入る最高の番組でしたね。「ゆのっちがラジオやるんだぁ」と思って聞きに行ったら手痛い目に遭いましたからね……。やさぐれモンスター阿澄佳奈。その捨て鉢でやけっぱちで荒唐無稽なスタイルはおよそ新人らしからぬとんでもないパワーを炸裂させ、ものの見事に「業界にアスミスあり」を天下に知らしめた。奇しくもこの「ラジオやらせたらやばかった」は盟友・井口裕香と同じ流れなのがさもありなん、という感じ。ひだまり関係ではチャンスがなかったが、阿澄・井口の組み合わせはマジで天変地異。かまいたくてしょうがない井口に対し、塩対応で返しながらもどこかに愛着滲み出しちゃうアスミスというあまりにできすぎた関係性が視聴者をメロメロにしたのである。こんな生き物をうちでも飼いたいなぁ、と思わせるに充分な声優動物園。「珍獣」阿澄佳奈の声優人生は、そんな強烈なイメージから幕を開けたのであった。
・良きところ ということで、どうしてもアスミスの話をしようとすると「中の人がおかしすぎるので……」という話になってしまうのだが、今回はそれ以外の部分についても考えてみたい。でもその前にラジオの話させて。アスミスのホームグラウンドといえば「ほしひな」が本命だとは思うんですが、やっぱり私は「ひだまりラジオ」の歴史が重すぎてね。中でも忘れられないのは、確か番組を閉めるっていうタイミングだったと思うのだが、アスミスがラジオを終える前にゲストのミズハスたちの前でガチ泣きしたことがあったんですよ。それまでろくでもないことしか言ってなかった「ポイズン」阿澄が、作品が終わるってんでべしょべしょ泣いたんですよ。なんかもう、それでズキュンとやられてしまって。「お前さぁ! 普段あんな適当なトークばっかやってんのに作品大好きとか、ずっこいじゃん!」ってなってさぁ。それをミズハスが呵呵と笑ってまとめてくれてるのも含めて格好よかったんだよなぁ。阿澄さん、案外涙脆いのでね。 なんていう本人のキャラばかりが先行してしまうのだけど……アスミスの「声」の話をしようとした時に、私はふと、変な疑問が頭に浮かんだ。これは誰かに答えてもらえれば嬉しいのでアンケートとかしてみたいんだけどさ。……アスミスって、「似た声のジャンルの声優」って誰なんだろう? この疑問は、100人もの声優を並べ立てて褒めちぎる当企画において、野放図に広がり続けるのがまずいと思って「〜〜系声優」みたいに類型に落とし込めたら楽だろうという発想で考えててぶち当たってしまったんだけど、阿澄さんに「似た」声の声優って、パッと思い付きます? わたしゃこれが出てこない。ざっくりした分類にするのは失礼だと思いながらも、やっぱりどっかカテゴリが似てる声質ってあるじゃないですか。少年ボイスなんて代表的なところだし、クール系の瀬戸ちゃんがみさおあたりと比較されることもあるだろう。井上麻里奈・小松未可子の並びなんかもイメージしやすいところ。でも、アスミスの声って誰が近いんだ? 配役で見ると、アスミスは割と「ロリ」とか「妹」属性のキャラが多かったりするんだけど、ロリって言われたら日高里菜とか、水瀬いのりとか、あとは別次元で田村ゆかりとか、そういう声がイメージされるんだけど、……まー似てないのよ。日高・水瀬あたりはクリアな高音が「幼さ」を演出する傾向にあるけど、アスミスの出す声ってどこかノイジーな成分も混ざってて「綺麗な声」には分類されにくい。だからとて「変な声声優」グループに入るかと言われるとそうでもなくて、しーたむとかのグループに入れるのも変な気がする。なんかね、(これを言い始めちゃうとどの役者さんもそうなのかもしれないけど)阿澄ボイスはね、阿澄オリジナルなのよ。 音域は高め、そして何かしらのノイズが混ざり、やや「きしり」音も入ってるのかな。このノイジーな要素がアスミスの独特な部分で、中の人の性格とは別次元で、何かしらの「ウザさ」「生意気さ」みたいなものに繋がってくるのが最大の魅力。また、この「ノイズ」は張り上げた際にもビンビンと響く要素になり、アスミスの奏でる早口オタクモードとかが意味のわからん魅力に繋がるのもここが関わってきそう。とにかく「素直じゃいられない」声質なもんで、阿澄キャラの共通フレーズに「ちっちゃくないよ!」が入ってくるのは、やはり何かに盾ついてる時が一番輝いているからなのだろう。 天然の狂犬は、天然の「いじりいじられ」ボイスを演出してくれる。僕が好きな阿澄ワードは「井口はめんどくさいよ」です。
・お勧めキャラ3選(ちっちゃくないキャラも多分いるよ!)
・「ひだまりスケッチ」より「ゆの」 こんだけ書いてても、やっぱりゆのっち無しでは阿澄ヒストリーは始まらないのだよな。キャラソンも多くて、阿澄ボイスが歌になった時のびみょーなズレみたいなものも楽しいんだよね。
・「天元突破グレンラガン」より「キヤル」 今確認してびっくりしたんだが、そうか、ひだまりとグレンラガンって同じ年の作品だったのか……なんだ、じゃぁこの時点で業界的にも阿澄ボイスの使い所はわかってたってことじゃん。改めて、キタンのとこの三姉妹の「佐藤利奈・植田佳奈・阿澄佳奈」という謎の文字列の並びはなんだったんだと今更ながら思い出した。
・「アマガミ」シリーズより「橘美也」 妹アスミスの代表的キャラクター。適度なウザさと有り余る愛嬌。美也編が正規ルートじゃなくて隠しルートってマ?
・「這いよれ!ニャル子さん」シリーズより「ニャル子」 歴史に名を残す阿澄ヒロイン。その破天荒な行動とぶっ飛ばし系の台詞回しはアスミスの持つ「ノイズ」をフル活用してくれている。まつらいさんとの先輩後輩コンビの絆が確認できる作品構成も嬉しかったっけなぁ。
・「WORKING!!」シリーズより「種島ぽぷら」 ちっちゃくないよ! こちらも阿澄ボイスを象徴する代表的なロリ(ロリではない)になりましたね。「種島先輩、おっぱいは子供サイズじゃないよ」からの「中の人も実は身長はそこそこでかいしおっぱいも恵まれてるよ」までがセット。シンタス、ダチャーンと割と揃ってるひだまりのラインナップの中、ミズハスがちょっかい出してたってさ(ダチャーンが言ってた)。
・「たまゆら」シリーズより「塙かおる」 この辺りの「仲良し幼馴染アスミス」も1つの理想型。こっからさらに「ヤマノススメ」にも繋がっていくし、ギブちゃんとの繋がりとかも見えてくる。そして何度でも書くけど、まつらいさんも。
・「ささみさん@がんばらない」より「月読鎖々美」 ほんとは割と頑張ってたけどね。気怠くもやっかいな阿澄節、ある意味でこれも理想の体現といえるのかもしれません。
・「のんのんびより」より「越谷小鞠」 ちっちゃくなくないよ!!! やっぱこのサイズのアスミスが一番しっくりくるんだよなぁ。
・「ぐらんぶる」より「吉原愛菜(ケバ子)」 奇しくも「直近の」作品になったけど、この使われ方も良き。阿澄ボイスはどれだけ時間が経とうともすぐに「手のかかる後輩」ポジションに戻ってきてくれるので安心。そしてやっぱりアスミスといったら博多弁。
・「47都道府犬」より「福岡犬」 ということで、誰がなんと言おうと俺の中のベストオブ阿澄は福岡です。このウザさ、この不憫さ、そしてこの愛嬌。福岡はきちんと自治体でもって阿澄ボイスの保護に努めていただきたい。
アスミスも結婚後に仕事量が落ち着いてしまったタイプなので(過程で色々ありつつ)、正直もっと表に出てきて欲しいと思ってます。
・関連リンク集 番組感想・閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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