最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
昨日、ちょいとトラブルがあって更新できなかったため、1日遅れでの掲載となりました。ごめんなさい。 さぁキタエリ。流石にキタエリについてはキタエリ以外の呼び方はしてないので問題ないだろう。一応「オタエリ」という呼び方もないではないが、多分本人ももはやあんまり使ってなさそうだ。キタエリをこの企画の100人に引っ張り上げることに異論がある人は少ないと思うが、さて、みなさんにとって「キタエリとは?」。これ、意外と難しい問題な気がします。
・馴れ初め あんまり意識されることはないのだが、キタエリも来歴を確認すると「子役上がり」のグループに入る。なんで意識されないのかを考えると、表舞台に出てきた時点でもはや「子役らしさ」がほとんど残ってなかったからなんじゃないかしら。あとはまぁ、子役のキャリアからそのまんまエスカレーター式に上がってきたというわけではなく、一回ドロップアウトしかけたところから改めてオーディションで勝ち残り「声優」の道に入ってきたという部分も、他の子役上がり声優とは一線を画すところなのかもしれません。 Wikiの記録によれば、キタエリの声優としてのデビューは「LAST EXILE」だとされている。私もこの作品は見たし、確かにキタエリおったな、とは思ったが、実はこの作品はリアタイでは視聴できず、時間差でレンタルで視聴した記憶があるので私個人としてのキタエリヒストリーは前後する。これも共通する認識の人が多い気がするが、私の中のキタエリデビューはやはり「BLOOD+」なのである。こちらの作品で「新人の女子高生が主役に抜擢されたぞ」ってのはそれなりに話題にはなっていた記憶。多分この時点で悪印象を持った記憶がないので、デビュー直後から卒なく仕事はこなしていたんだろう。 「だろう」と曖昧な記述になってしまうのは、「話題になっていた」とか言ってる割には実はこの「BLOOD+」のキタエリについてもそんなに印象は持っていなかったせいである。これはキタエリが悪いわけでも、作品が悪いわけでもなく……時間帯が悪い。……いや、たまに私が言い訳として使う謎の理由に「土日の夕方枠と相性が悪い」ってのがあるんですよ……これは遥か昔からの私の視聴姿勢が原因の1つでして、まだVHSで録画していた時代(結構長い)、私はあらゆるアニメを「リアタイ」で観ることをよしとしていたんですよ。手動で全てのCMを切り、常に全神経を集中させて録画しながらも画面に向き合っていた。今にして思えばだいぶ狂気じみているのだが、その当時の視聴本数ならまだそれが可能だったんですね(今は絶対不可能だ)。ただ、深夜アニメであれば絶対に家にいるからそれが可能なんだけど、いうて土日の夕方なんて家にいることが確定しないわけですよ。そうなると渋々録画で視聴することになってしまい、どうしてもそれ以外の作品に比べて真剣さが下がってしまうという。これが多分、私が土日夕方枠に持ってる引け目の根源的な理由だと思うんですが、「BLOOD+」もこの例に漏れず、あんまり身を入れて視聴していなかったため、メインヒロインの中の人である新人声優にもそこまで目が向かなかった。 でもまぁ、そっから大して時間は必要としてませんよ。「BLOOD+」が2005年、そこから2年経って2007年になると、キタエリバーストが始まり一気に仕事量が増える。そして、その多くがメイン級の役ばかりなのですでにこの時点で「当たり前のようにそこにいる」役者になってたんじゃないかしら。
・良きところ さて、そんなふわふわした邂逅を果たしたキタエリだが、当たり前のように今回エントリーしていることからも分かる通り、今や間違いなく業界の一枚看板。そこまで大きく声質をいじるタイプの役者ではないために割と「おっ、キタエリやん」と分かることが多いわけだが、彼女の良さを一言で語るなら………………なんだろ? あれ? そう、今回改めてキタエリを大局的に捉えようと思ったのだが、私がなぜキタエリのことが好きだと言えるのか、それがはっきりしてこない。まず1つぶっちゃけよう。この記事を書き始めるにあたって、まだ何も用意してない段階ではキタエリを切り出す論点は「ギャルみ」になるはずだった。何故かギャル役をやたら任される声優っているじゃないですか。現代で言えば山根綺・鈴代紗弓あたりが2大巨頭な気がしているが、よりクドさを増してファイルーズあい、幼さと生意気さを増し増しにして富田美憂。中の人を見てもまぁまぁ「ギャルっぽさ」に納得できる面子が存在しているわけですよ。 そんな「ギャルっぽ」声優の草分け的存在がキタエリだと、そう言う論調をなんとなくイメージしてたんですよ。まぁ、これも別に間違いではなくて、キタエリはデビュー直後からかなり本人のキャラも固まっており、軽めのノリとへろっとしたトーク、それにメイクの方向性なんかが意図的に「ギャルみ」に寄せてる部分はあったと思うんですよ。そんでそれっぽい役もたくさんやってるわけだし、「当代きっての名誉ギャル声優ダァ」という簡単な結論で差別化が図れるかと思っていたのだが……改めて確認すると、キタエリの経歴、別にギャルみ強くないな。それこそ変幻自在、ありとあらゆる方向性の役を好き放題に食い散らかしてるな。……じゃぁ、私の頭の中にいるこの「ギャルえり」はなんなのだ? 上述の通り、キタエリは意図的に「けばけばしい方向」での演出はやっている。それがイメージに繋がっているのは間違いないのだが、それ以外の側面も嫌と言うほど見せつけてくれてもいる。いわゆるクソオタクモードのキタエリ、通称オタエリ。アーティストとしての顔も幅広く知られており、歌い手喜多村英梨も、もしかしたらアイドル喜多村英梨もいるかもしれない。本当に役者らしく、その顔はさまざまな側面を見せてくれるのだ。 そう考えると、キタエリの持つ最大の特徴って、もしかしたらそうした「イメージの顕在化」にあるのかもしれない。少ない手がかりから「こういう人なんだね!」というアトモスフィアを一発で伝える表現力、創造力。それが「役者」喜多村英梨の頑健な武器なのではなかろうか。「いやいや、そんなん役者なら誰でも持ってないとダメでしょ」と思われるかもしれないが、上述の通り、キタエリは基本的にキャラに合わせて声質を大きく変えるということをあまりやらない。古くは良い声優の条件とも言われる、基盤となる声一本で成立できるだけの芯がある。それでいて、キタエリボイスは別に「変な声」ではない。どちらかというと「パワー型」の分類にはしたくなるが、音域も極端なものではなく、節回しにも「これが聞こえたらキタエリ!」みたいな伝家の宝刀を振りかざすでもない。それでも私たちはキタエリの声を認識し、さらにキャラの特性も一発で噛み砕けるようになっている。あらゆるキャラクターを離乳食のようにドロドロに咀嚼し尽くして、「自分味」を混ぜて提供してくれる「染めの達人」というのが、ギャルでありオタクであり、役者である喜多村英梨の本質なのかもしれない。 Wikiの項目の最初に「クールな女性役を得意としている」って書かれてるんだけど、こんなもん今となっては「要出典」案件かもしれん。
・お勧めキャラ3選(各々、自分の思う「ベストオブキタエリ」を考えてみると面白いと思います)
・「ぽてまよ」より「森山素直」 まず、キタエリカラーの特徴の1つに「ショタ余裕」ってのがあります。特段声が低いわけでもないのにショタ役結構多いんですよ。この素直はまだぐだぐだだったぽてまよ役の花澤香菜を引っ張ってなんとか作品を成立させてくれた立役者でもある。年齢ほとんど変わらないし、2人とも「子役上がり」だと認識した今だとまた聞こえ方も変わってくるかな。
・「みなみけ」より「内田」 キタエリカラーその2「脳天気爆裂」。上に「近距離パワー型」と書いたが、基本的にキタエリボイスはエネルギー高めの使い方がわかりやすく強い。ギャグアニメでセンターに置いた時の安心感は日笠に近いものを感じる(今作は麻里奈との連携)。
・「大正野球娘。」より「月映静」 キタエリカラーその3「お嬢様的立ち振る舞いもお手のもの」。こちらは月映姉妹の大人しい方。この作品は「大正乙女だけどやってることが野球」というギャップも見どころで、箸より重いものを持ったことがないようなお嬢様が必死に変化球を覚えてマウンドに立ち続けたりするわけだが、そんな中でも渋いスタンスで姉をサポートしてくれた令嬢がキタエリボイス。
・「〈物語〉」シリーズより「阿良々木」 火憐だぜェ。こうして見るとこの企画では多分物語シリーズヒロインは全員出てくるな……。月火ちゃんに比べればやや凡庸な立ち位置ではあるが、それだけに純然たる「妹味」が堪能できるキャラでもある。立ち位置的に神原(沢城)との接続が重要になるのも興味深い。
・「青の祓魔師」シリーズより「神木出雲」 デビュー後しばらくはキタエリのイメージの1つに「ツンデレ」があったとかなかったとか。出雲はちょっと前の「島根」編でメインを務めていい具合にキャラの掘り下げにも成功してたので単なるツンデレでは終わりませんでしたよ。
・「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」より「高梨奈緒」 タイトルだけでも懐かしいが……これも「主演で妹」なキタエリ。作品やキャラ云々よりもオープニング歌唱を担当していたことがやたら印象的で、当時はカラオケのレパートリーだった記憶が。
・「魔法少女まどか☆マギカ」シリーズより「美樹さやか」 さぁ、キタエリ史を揺るがすターニングポイント、さやかちゃんの登場だ。……とはいえ、別にさやかが何したからってキタエリが揺らぐことはないんだけどね。これもできるからキタエリよなぁ、くらいなもんで。まどマギ世界線は確かにまどほむが支えているが、その世界が実体を持ったのはやはりさやか(と杏子)の手柄であろう。
・「ガールズ&パンツァー」シリーズより「ダージリン」 名前の欄の後ろに「(田尻)」って書こうと思ったけど公式設定じゃなかった。とりあえず、各校のキャプテンは全員この欄に登場することになっているので。ダー様のあの不遜な雰囲気がシリーズ通して10年以上も揺るがないの、マジでバケモンだと思うわ。
・「這いよれ!ニャル子さん」シリーズより「八坂真尋」 そうか、誕生日的にはニャル子と真尋が並ぶことになるのか……これはショタエリのカテゴリにはいるはずなんだけど、被害者属性に全振りの徹底したツッコミキャラというポジショニングが重要。掻き回すのも掻き回されるのもどっちもOK。受け攻め自在のキタエリワールド。
・「シドニアの騎士」より「仄姉妹」 いわゆる声優無茶振りシリーズ。声優業界でてっぺんとるには、山寺宏一やら上田麗奈やらと同様に、こういう道を歩む必要があるのかもしれない(んなこたぁない)。ちなみに「シドニア」はキタエリがエンディングアーティストとしてもお仕事している。オープニングの印象ばっかり強いけど、エンディングもいいんですよ。これ、歌詞をちゃんと読むと作品のことがよく考えられてるのが分かるのが好き。
・「タイムボカン」シリーズより「ドロンジョ」 2代目を任されるのにはちゃんと理由があるってことさ。スタートが「夜ノヤッターマン」からだったので、それ以降のシリーズでのドロンジョ様への思い入れの強さは格別。
・「メイドインアビス」より「ミーティ」 まぁ、これはな……。どうしてもナナチ役のしーたむとの関係性が無視できないので、2人が関わる作品の中でもとびきりの文脈がががが。
・「斉木楠雄のΨ難」より「相卜命」 意外と貴重だったキタエリの純正ギャル。この辺りのイメージが頑強なせいで冒頭に書いたような現象が起こったのかもしれない。ほんとにギャルギャルしい声である。
・「シンカリオン チェンジザワールド」より「大成イナ」 このキャスティングもちょっと衝撃的だったね。姉さんは作中でもかなりスタンスが揺さぶられる重要な役柄だったわけだが、おかげでいろんなキタエリが堪能できて美味しい美味しい。
・「忍者と殺し屋のふたりぐらし」より「リーダー」 直近の作品からも印象的なレズキタエリ。やーいやーいダメ忍者。やっぱやっぱ可愛いんですけどね。絶妙なダメ具合を発揮できる調音ってなんなんでしょうね。
・「とらドラ!」より「川嶋亜美」 やっぱり私の中で「キタエリギャル」の最高峰、いや、キタエリ女の最高峰は亜美ちゃんなんですよ。彼女のせいでいまだに「ギャルは人格者」という認識が拭いきれてないのかもしれません。作中一番の苦労人、一番の善人。いまだに「罪悪感は無くなった?」は聞くだけで魂が震えます。
最終的に結論は出せてるんでしょうか? 最近、またキャラ欄がだらだら長くなることを許容してしまっているのはまずい気がしている。しているのだが……。
・関連リンク集 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD第2話 新番チェック・お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからね!! PR ![]() ![]() |
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