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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ハードすぎる!!!! 第23話! ……もう放送も終わろうと言うタイミングでようやく気がついたんだが……このアニメ、1期とは全く別な楽しみ方の作品だと思った方がいいね……。

 煮詰まる人間関係。否、人スライム関係。結局、今期はジュレが出てきてからずっとこの話しかしてねぇんだよ。いや、思い返せば「ぷにるとの関係性」は1期から答えが出てなかった問題だし、ずっとこの日のために積み重ねてきたと言っても過言ではないのか。自分が「偽物」かもしれないと思ってしまったぷにる、コタローがそのぷにるに愛想をつかしたように見えたもんで何かしらの進展を期待したジュレ。しかし、結果は「どちらも自分の思想が通用しない壁にぶち当たる」という結果。特にジュレの挫折についてはこないだからずっとホラーテイストが採用されてるもんでドロドロしたネガティブ感情がいちいち恐ろしく、今回は「AIのエラー」っぽい表現で彼女の限界が描かれている。

 普通に考えたら、「人ならざるもの」を相手にした時のコタローの反応は合格点に見える。自らのスライムとしての性質を見せたくなかったジュレに対し、うっかり目撃してしまったコタローは子供であるが故に大人の反応。「なんで隠すのさー、格好いいじゃーん」と、ここだけ拾ったら南波みたいな反応である。コンプレックスだと思われていた部分を愛する人に認められ、ジュレも感極まって……いるのかと思いきや、全くそんなことはなかった。コタローは「自分たちができないことがうらやましい」という褒め方をしたが、それはジュレにとって「お前と俺は違うんだ」という突き放す表現になってしまった。人間になろうと必死に取り繕っていたのに、「人間じゃない部分が羨ましい」と。それはジュレにとっては最大級の屈辱であった。

 一方、ぷにるの方も引き続き雲母一家に囲まれながら色々と思い悩む。妹さんのホビーの扱い方を見てようやく自分が人間と大きく違うのだということを意識するぷにる。その捉え方はだいぶ悪い言葉で表現されてしまい、「成長も変化もないホビーは、いつしか飽きられて代替わりしてしまう。コタローが成長し続ける限り、いつしか自分は用済みになり、隣に居られなくなる」という話である。これまた……まぁ、真理ではあるか。同じおもちゃでずっと遊び続ける人間なんてそうそういるわけもなく、「年相応」の姿が求められるからこそ、コタローだって今回慣れないコミュニケーションで友達との関係性を深めようとしていた。それが皮肉なことに、ぷにるの「友達いない」発言から来るものだったとしても。

 別に、コタローはそこまでぷにるの言葉に激怒したわけでもなく、いつも通りの喧嘩の延長線上でちょっと気になることがあったから慣れないことをしてみただけだ。それでもぷにるにとってはコタローの「成長」には違いない。自分は成長できないホビーだと咽び泣き、それでもなお、関白宣言を吐き出しながら隣に居続けたいとわがままを言う。それがスライムの生き様なのだと言わんばかりに。

 片や、人になりたいと願い続けながら、その厳然たる差を見せつけられて絶望したスライム。片や、人との違いを見せつけられながらも、なお愛され続けたいと叫ぶスライム。2人のスライムの向かう先には、「人間になる」という共通の解決方法があった。

 人魚姫は最後には泡と消える。スライムの場合は……バブルスライムにでもなるか?

 
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