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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「カラオケ行こ!/夢中さ、きみに。」 5→6

 珍妙な枠だったけど、案外アニメ化の意義はあったんじゃないかと思ってる。まぁ、おかげでこれを1作品「枠」として処理するか、2つの別なアニメとして分けて考えるかが難しくなっちゃったが……最初にまとめて記載したし、この形式で失礼しますわ。

 「カラオケ行こ!」が4話、「夢中さ、きみに。」が5話という配分だったが、尺としてはほんとにちょうどいい。いや、1クール枠になってないってのは各種放送枠でちょっと大変な部分だったのかもしれないが、今期は「フードコート」などの変則枠もあり、もはや現代において「1クール」という区切りがあんまり意味を持たなくなっていることの表れなのかもしれない。だとしたら、その自由になった枠でいろんな試みをやってみるのは悪くない話で。

 単品でまとめていくと、まず「カラオケ行こ!」については原作既読だったので「こんな感じの作品だったなぁ」くらいの印象。実在のカラオケ曲の使い方なんかは悪くないし、「声変わり」というテーマを活かすにあたって声付きのアニメにしたってのは意義のある部分。主人公役を務めた堀江瞬の仕事ぶりは評価に値する。ただまぁ、アニメとして何か特筆すべき点があったというわけでもないので、「原作に忠実だったのかなぁ」くらいで大きな加点は感じなかった。

 ということは、加点されたのは後半枠の「夢中さ、きみに。」の方ということになる。映像のクオリティは「カラオケ」と同程度だったし、こちらは別に歌も声もそこまで重要なファクターではないのだから加点する必要もないだろうとは思うのだが……なんだろね、こっちのお話の方が、面白かった。最初に原作が「短編集だ」って聞いてたもんで(Wiki情報)、こういう形の群像劇というか、いろんなキャラが絡む「5話分の学園青春ストーリー」だとは思ってなかったので軽い不意打ち。そして、独特のギャグのテンションが案外肌に合った。何か強い押し付けがあるわけじゃないんだけど、しれっと変なことして見せる空気感がなんだか愉快で、その雰囲気がアニメのテンポでうまいこと表現できてた気がするんだよな。これってつまり、原作漫画の目の付け所がいいってことなんだろうね。「そういう要素ってあるなぁ」みたいなあるあるな納得感と、「そうはならへんやろ」みたいなトンデモの絡み方が「ちょっと視点をずらしただけでも、面白ドラマって作れるもんですよ」って主張してるみたいで勉強になりました。

 こういう自由な枠ってのは今後も増えていきそうな予感がするので、これまで尺の問題でアニメ化が見送られてた作品なんかも新たな可能性が出てきたかも。

 
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