「ぷにるはかわいいスライム(第2期)」 ―→6
先週ルンルがいきなりぶっ倒れた理由って結局何だったんでしょう。あれが偶然重なったせいでホラー風味がマシマシになって怖かったです。
というわけで、今期は感想を書いたり書かなかったりという距離感でフィニッシュ。これはまぁ、他に触れる作品が増えてしまったという理由もあるが、何度か言及した通りに「これ、どうしたらいいんだよ……」という戸惑いもあったためだ。まさか1期の能天気ギャグアニメからいきなりサイコ混じりのヤンデレアイデンティティ喪失アニメになるなんて思わないじゃん。この辺のストーリー、原作漫画だとどうなってるんでしょうね。
だいぶテイストが変わってしまったせいで付き合い方に悩む部分は多かったが、終わってみればこれはこれで作品として問題なく成立しているのだし、もっと考えてみれば1期の頃から「ぷにるという存在の危うさ」みたいなものはなんとなく触れられていた部分だったので、別に方向転換して全く別な作品になったのかと言われたらそうでもない。本来の目的である「大人の」コロコロコミックというコンセプトの「大人」要素がちょい強めに出たパートだったと思えば、これもまた「ぷにる」という作品のいち側面だったのだろう。
受け入れられるかどうかは個人差があるものの、なんやかんや言うてハラハラしながら見守ってしまったのは事実だし、最終話に代表される通り、アニメーションとしてのクオリティは責任あるものになっていた。「最終的にぷにるが可愛ければこの作品は成立するし、他がどうなろうとぷにるが可愛くなかったら失敗だ」くらいの気概で作ってくれたであろう新時代の「かわいい」アニメ、これはこれで歴史の道標と言えるのかもしれない。
とりあえず、大看板を作ってくれた篠原侑には改めて敬意を表したい。次のミラクルさっさ節はどこで楽しめるかなー。
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