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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「出禁のモグラ」 5→7

 純然たる「好みにびったんこ」作品。好きでした。

 元々「鬼灯の冷徹」の時点で割としっくりくる作者だなー、とは思ってんたんですが、そこから漫画にまで手を伸ばすことは結局なかったのが、「話作りは好きだけど絵はそこまでなー」という印象があったからなんですよ。「鬼灯」はさ、もともと制作がWITで、高品質な映像技術で雑多な地獄の映像もグッと見やすくしてくれてたし、「もしかしたらアニメ絵の影響も大きいかもな」みたいな感覚があった。

 そしてこの作品だ。制作はブレインズベースに変わり、失礼な言い方になるが最近だとやや地味目なスタジオ。実際に出てきた映像も別にそこまでびっくりするようなもんでもなかったし、こちゃこちゃしてデザインが見づらい部分すらあったかもしれない。ただ、そこがかえって「あ、いいな」ってなったんですよね。だからこないだ漫画喫茶でついに原作も手に取ったわけで。原作の味を残しつつ、ちゃんと動かせるようにブラッシュアップした今作の映像表現、もしかしたら「鬼灯」の時よりも好みかもしれません。「怪異」を扱うお話なのだし、あんまりスマートにせずにどこか泥臭い印象も維持しつつ、画面に流れる空気感みたいなものを大事にしてくれた気がしている。

 そうして、「動画がめちゃすごとかいうわけじゃない」渋めの作品ではあるのだが、細部の統制が効いていて元々好きだった会話劇の妙がよりダイレクトに楽しめるようになった。今回は「地獄」のような明確なテーマはなく、漠然と「心霊現象全般」をモグラという特殊すぎるフィルターを通して見ていく形。おかげでお得意の蘊蓄や個性的な人生訓も程よく混ざり、いい具合にストーリーに刺激を与えてくれた。無体な人生観が妙にスッと馴染むのは当然主演の中村悠一の手柄ではあるだろうが、個人的には聞き役に回ってる真木役・大河元気の温度感もすごく良かったと思ってるんですよ。キャストみんなして「そこまで肩に力入れなくていいですよ」みたいなノリで参加してくれてて、いい空気が出てた(杏子さんだけはいつだって全力。いや、詩魚ちゃんも全力か)。

 こういう「真っ直ぐに漫画原作の楽しさを伝えてくれるアニメ」は正直ありがたいですね。今作に2期があるかどうかは分からないが、もう、続編は気にせずに漫画で追っちゃおうかな、とは思ってる。

 
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