最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「シャングリ・ラ」 6→6
初見での評価ポイントは、その美麗なグラフィックと、村田絵の最低限のラインを保持しながらの魅力的なアクション。ヒロインの武器がブーメランという特異な点も目を引き、今期上半期はかなり期待を持たせた1作。この初見での印象は毎週オープニングを見るたびに思い出せるもので、特に奇をてらった演出などはないが、自力で見せられる作品であると思えた。 先に失点部分を上げておくならば、大きくは2点。1つはシナリオ構成上の問題で、やはり、アニメで説明を極力廃しながら見せるには設定が複雑すぎた。炭素経済、カーボニストといったタームはSF作品として見たときには充分魅力的で、説得力のあるセッティングではあるのだが、やはり目に見えない要素であるから、これをアニメの中で反映し、ストーリーの軸とするのは難しい。目に見えない経済パートでメインを務めたのは香凛と涼子という2人の「経済家」であるが、涼子はその存在自体が不明確で、最後の最後まで腹の底の見えない謎の人物だったために説明役には不適。香凛も、11話では幻想のような奇妙なエピソードで心情を表に出してしまったために、今ひとつその立脚点を固定できなかった。このあたりの「観察者」の目がもう少しはっきりしていれば、炭素経済を絡めた主軸の物語にも厚みが出たと思うのだが。そして最終話に代表される、駆け足でご都合主義の展開も、「物語」を見たい人間にとっては消化不良のものであったろう。「見えにくい設定」という問題を解決するためにアニメ的な「見え」を優先するのは正しい判断ではあるのだが、だからといって基本的な筋立てがなおざりになるのはいただけない。 2つ目の大きな難点は、一言でいうなら「GONZOショック」だろう。部分的には素晴らしい作画、動画を見せてくれるのに、これがどうにも安定しない。難度の高い作品であるのは確かだと思うのだが、どうしてもその絵柄のせいであの「LAST EXILE」と比べてしまうのだ。絵だけでも魅せられる可能性のある作品だけに、そこが崩れてしまったのは本当に勿体ない。まぁ、個人的には「咲」よりは力を注いでいたと思うのだが……世間的な評判がこちらではなく「咲」に流れてしまう昨今の風潮では、悩みも大きくなるというものである。 とまぁ、難点も少なからずあるのだが、トータルで見たときには充分合格点を与えられるシリーズだったのではなかろうか。香凛、美邦、小夜子、モモコ、ミーコ、涼子などのキャラクターは充分に立っていたし(主人公は……)、視点が非常に散漫になる構成にも関わらず、とっちらかって意味が分からなくなるギリギリのラインで踏みとどまった。映像だって、13話、19話、最終話と、印象的なエピソードも散見されるのだ。毎話このクオリティなら文句も無かったが、それは贅沢というものだろう。 最終的に普通の少年漫画みたいなオチになった大上段のテーマだが、個人的に勝手にまとめると、この作品の根底には大きく「母性」というテーマがあったのではないか。メインとなる3人の少女、國子、香凛、美邦の3人の共通点は、全て「母を失っている(もしくは存在しない)」という点であり、それぞれが親を思う感情も三者三様である。最終的に、國子は未来を見据えることで自分の出自の大元(母)である卑弥呼を乗り越え、美邦はミーコという奇妙な母性の先に、小夜子という新しい母親を手にした。香凛は両親を失った悲しみに沈むが、その代わりに得難い友人を得、自らがメデューサの母となることで、次のステップへの希望を取り戻している。最終的に東京の「庇護」の象徴であるアトラスが崩壊して夜明けを迎えることになるわけだが、「母性」というテーマが進歩と進化を後押しする要因として機能したわけだ。まぁ、このあたりは勝手な妄言なので、多分スタッフの考えとは合致していないとは思うけど。 とにかく、一本の物語としてのまとまりはそれなりのもの。人気漫画の原作など無しにきちんと作りきったスタッフには賛辞と感謝を送りたい。ただ、あまり売れ行きは良くないみたいなので……GONZO頑張れ、ホント頑張れ。 最後は当然、キャストの話。今作の最大の疑問点は、実は國子の中の人だったりする。いや、美佳子はキャリアもあるし、嫌いじゃないんだが……どうしても「普通の幼なじみキャラ」のイメージが強くてな。意志を持って世界を救う國子役はいまいちしっくり来なかったんだよね。最後まで影が薄かったのは中の人の影響もあるんじゃないかと。ま、隣に譲治さん声と芳忠ボイスのオカマがいたんじゃ、キャラも薄くなるのは仕方ないけどさ。アキバの3老人といい、やたらおっさんのキャラの濃いアニメである。 その代わりと言っては何だが、やはり美邦と香凛の二大幼女の中の人は非常に印象に残った。ゆかちは安定した仕事ぶりだが、美邦様の中の人である有賀由衣という人はこれが初見。その声のおかげで最初はリアル幼女なんじゃないかとすら思ったが、ラジオを聞く限りでは当然普通のおねーさん。今後の活躍に期待です。あとは完全にちょい役だけど、マジカルギーナ役の松元環季ちゃんですかね。キャラソンまで出してるので、出来れば今後は声優業界で頑張って欲しいです。男性では、国仁役のまこっつかな。ヘタレ以外の役も回ってくるといいね。そしてよく分からなかったのが、古河、メデューサ役の柿原。メデューサはいいんだけど、古河さん、最終回以外ほとんどしゃべってないよ。っつうか最終回だけしゃべりすぎだよ。彼に何があったんだ。 PR ![]()
無題
>最後まで影が薄かったのは中の人の影響もあるんじゃないかと
國子が立たないなあ~と中盤あたりから常々思っていたんだが、脚本だけじゃなくて実は中の人にも一因があるんじゃないかとは感じていた。 高橋美佳子(の演技)に対する自分のイメージとして、もうちょい芯のあるどっちかというとキツイ性格というものだった←色んな演技ができるという観点からすると単なる独断なんだけど; (高橋美佳子ってもっと元気良くなかったっけ?) だが、國子役の高橋は妙に元気がなく、こじんまりしていてヒロインらしくなかった。 それが演出だったのかもしれないが、國子というキャラが立たなかった一因がここにもあると思う。 古河さんの件も奇異に感じたけど(笑) まあ、作品全体としては見る価値ありというのは同意。 冒頭の意見には全く同感。本当に興味のないアニメだったらチャンネル回さないもんね(笑) あと、「GONZOショック」ですか。 作画がころころ変わると興ざめするのは確か。 物語についてはまだ消化不良なので、今はノーコメント。大筋は同意。 母性云々には目から鱗だった。なるほど、確かに美邦とミーコ、小夜子、香凛、モモコと國子の泣けるシーンはどれもそうだった。 最後に、武彦は生きていた。結局死んでしまったが。 …だめだ、消化不良で文章がまとまらない。もう寝る。また機会があったらよろしく…
ありがとうございます
役者さんに対する印象は本当に人それぞれで、特に声優の場合は純粋に裏方なので、一番最初に見た役や、ほんのちょっとしたことで印象が固定してしまいがち。そういう目で見てしまうのは役者本人としては不本意なものなんでしょうが、致し方ない部分ではありますね。あえて弁護するなら、キャラを立てることを優先すると物語が破綻してしまう可能性があるので、音響演出ではスムースな進行を優先させたと、そういうことなんでしょう。
同じことをいうのもナニなので改めてのレスは控えますが、こんな身勝手な文章を読んで色々と考えていただけたのはうれしい限りです。おそらく今後も似たようなテンションで自分勝手な感想を書き綴っているとは思いますので、何か気に入った作品があったときには、覗いていただければ幸いかと。 来期も良い作品に巡り会えますように。 ![]() |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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