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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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9 -nine- Ruler’s Crown」 5→5

 これは評価が難しいアニメだった……稀によくある、「加点したい要素も結構あるのに、足を引っ張る要素も多い」という足し引き悩ましアニメだ。結果、私のような日本人は中庸を取るのである。

 ざっと並べていくと、まず設定は好き。能力バトルもので互いに癖のある能力を駆使してのバトル漫画は好きなので、いろんな能力者が厨二病混じりでぶつかり合う展開は好き。

 でも今作が選んで大枠の展開は好きじゃない。セカイ系の能力を広げるのは手っ取り早く作品を大袈裟に見せることができるものだが、世界線をめぐっての死に戻り展開とか、並行世界に逃げちゃうプロットは安易だな、と思う。

 でもその上での悪役の描き方は好き。終わってみれば序盤から登場してるキャラだけで全部の話が決着してる部分は面白いプロットだし、強かなイーリスのスタンスは超越者として説得力があり、その代弁者として立たされた与一の飄々とした感じと、「ズレた日常」の感覚は面白いものだと思う。

 ただそうして作られたバトルアニメの映像はショボい。多分これが一番の減点要素になってしまうんだろうが、異能力バトルアニメをやろうとしてるのに、その異能力の表現がアニメとしてヘロヘロ。止め絵混じりの緊張感のない戦闘描写で、せっかくの緊迫感のあるドラマが台無しである。アニメ化したんだからそこは責任持ってよ。

 でも全体的なキャラデザは嫌いじゃない。戦闘シーンはヘナヘナになってしまったが、止め絵レベルでのキャラが崩れてるシーンはそこまで多くないんだよ(いや、あったけども)。しっかり動きが作れてるシーンではヒロイン勢の魅力も割と出てたし、もっとゆっくり見られてもいいかと思ってた。

 ……とまぁ、こんな感じである。愛憎入り混じる、なんとも不思議な作品になってしまったものだが、トータルすると「俺、山本和臣好きなんだよな」でフィニッシュですね。ん? そこじゃないって? でもさぁ、今更だけど和臣くんに最初に出会った時の衝撃はおっきかったんだよな。村瀬くんに先駆けての「性別を逆方向に飛び越えられる声」の持ち主。今作ではそんな和臣ボイスがほんとにいいキャラになってたのが最大の見どころでした。多分、この結論になる人間はどんな内容でもそんなに点数下げないよな。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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