忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[11622] [11621] [11620] [11619] [11618] [11617] [11616]

「週刊ラノベアニメ」 ?→3

 新たな時代を、切り拓けたのだろうか。何事もはじめの一歩は大事。大事なのだけど……。

 コレジャナイ感は強かったねぇ。個人的に一番の不満点は「いや終わらんのかい」ですね。映像部分を切り捨てた商品展開をしている時点で、視聴者の興味はシナリオにしかない。いっそオーディオドラマにしてもらった方が楽なくらい、画面ではなく中身に興味があった。それなのに1本たりともストーリーが完結せずに「気になったらWebで見てね」というのは、「はじめの一歩」どころか「はじめの半歩」であり、現時点で評価を下すことすらできないものになった。そういう意味では今回の1クールだけで点数をつける意味は全くないのだが、少なくともここまで信じて観続けてきた視聴者に対して不誠実な結果だったと謗られても文句は言えないだろう。

 「未完」という要素を一旦置いておくと、おそらく本作を論じる中心的な視点は「AIゴリゴリのやる気ゼロの作画部分をどう評価するか」だと思われ、これに肯定的なアニメ視聴者はそうそういないと思われる。もちろん私もこれを肯定する気は全く無いが、新番チェックでも書いた通り、これはどんなニーズに応えるかの違いである。現代社会大きく揺れ動いているエンタメの摂取形態、摂取目的。数多のショート動画、映像は全く意味を持たず、合成音声でただまとめただけの動画が一定数のニーズを誇る現代において、「何かしらストーリーのようなもの」をなんでもいいから映像をつけて流したら欲しがる人がいるかもしれない、という発想の起点自体は否定されるものではない。私のような年寄りはそれを「アニメ」と称するだけでも嫌悪感を抱きかねないが、これこそが時代の変化である。

 ただ、そうして「試みとしては評価できる可能性もある」とは思いつつも、少なくともこの1クールではそうして歩み寄ろうとした手を思い切り払われたような失望感がある。結果を見せたいなら1本でいいから「完結」まで持っていくべきだった。無限に続く作品でもなかろうに、例えば枠を4本でなく2本にすれば完結できた作品もあったかもしれないし、もっとシンプルに1クールで終わる尺の作品を用意すればよかった。それをしなかったということは今回のテレビ放送は本当に「入り口」でしかなく、我々視聴者は評価する前に「ここからさらに中に入るか、見切るか」の選択を迫られている。であるなら、現時点で袖にされたと感じる相手に対し、わざわざ歩み寄る必要があるのかどうか。どうにも策を誤った感がある。

 奇しくも、今期は同様に「短い尺で」「配信を目的とした」作品に「ミルキー☆サブウェイ」があり、あちらは全ての企画趣旨が理解できるものだったし、制作理念も首がもげるくらい賛同できる素晴らしいものだった。似たような媒体を使ってもこれだけ印象に差があるというのは、本当に「現代のアニメ像」を追求する上で興味深いところである。まぁ、結局は「いいものを提供してくれ」というだけの話であり、私としては今作が肯定的に見られる時代になるのであれば、それはそれでまた考える材料が増えるというだけの話であるが。個人的な嗜好として、アニメは映像よりも音声の方を気にしてしまうので、キャスト陣のお仕事だけでも評価したい気持ちはあるんだけどね。ほんとにオーディオドラマでいいんだよなぁ。

 ……とりあえず「Jack the Reaper」だけでも完結したら教えてください。

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[09/30 Serra]
[09/30 NONAME]
[09/30 NONAME]
[09/29 通りすがり]
[09/29 とみしの]
バーコード