最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ある日、お姫様になってしまった件について」 4 時代が進み、「なんか見たことない枠」はちょっとずつ増えている。今作は「いや、タイトルからして ゴリゴリのなろう系だし、既視感しかないやろがい」と思われるかもしれないが、なんとも不思議なところが1つある。それは……放送時間が20分ちょいなのだ。私はAT-Xでの視聴なので他局でどういう扱いになっているか分からないが、オープンエンドを合わせても、既存のアニメ枠と比べると3〜4分程度短い。これが1話目だけの尺だったのか、今後も統一されているのかはよく分からない。元々中国で配信されていた作品らしいので、あまり時間は制限されていないのかもしれない。 というわけでこちらは日本のアニメではない。Wiki情報を辿っていくと原作は「韓国の小説・漫画」で、原作漫画は日本のサイトでも翻訳版が配信されているとのこと。さらに昨年時点で中国でアニメが制作され、向こうの配信サイトにて発表済み。これが1年を経て翻訳版が日本にやってきたという流れである。この「韓国漫画が中国でアニメ化されて輸入される」流れ、もう忘れちゃったけど前にもなんかあった気がする。 最近はチャイナアニメも色々と刺激が多い作品が増え、「よその国のアニメだからまだまだだね」とかいうマウントは一切取れなくなっているのだが、残念ながら今作についてはピンとこない側である。これまでも散々言語化できずに悩んでいる「なんか具体的に説明できないけどコレジャナイ感」がかなり強めの作品。以前から中国アニメを見て感じる「AIっぽさ」が今作もかなり強く、全体的に「ガワだけつくて魂入れず」てな感じがする。これは本当に肌感なので「どこが」ってのが説明しにくいのだが……誰か、日本のクリエイターとかがこの問題を切ってくれないもんだろうか。 もうちょい頑張って観察してみると、まず、映像は「綺麗」なのである。ディティールもかなり細かいし、それなりに人手も費やしているだろう。「AIっぽい」はあくまで例え話であり、多分どっかに確実に使ってはいるだろうが、決して「全部AIに任せたような適当な出来」ではない。ただ、その上で最終的に出てくるものがびみょーに勘どころを外している。例えば細かいモーションを入れるタイミング、デフォルメにしてゆるい空気を出す間合いなどなど。すごく「見たことがある」構図は出てくるのだが、なんか色んなところに借り物感があるのだ。 また、そんなツールを使って描かれるシナリオそのものもあんまり褒められたもんじゃない。いわゆる「はめふら」的破滅回避設定だが、これを主人公転生(?)後の3歳からスタートするという随分気の長い話。1話目では「予知夢は回避できる」ということを示すために盗人撃退の顛末が描かれたが、この盗人の行動があまりに馬鹿馬鹿しく、どこまでのリアリティラインで物語を進めたいのかがよく分からない。台詞回しに翻訳っぽさが強く出てしまうのも抵抗が出る部分で、色んなところが制作に絡んでいる果てに、なんかチグハグなものが出てきてしまっている。残念ながらあまり積極的に観たい方のチャイナアニメではなさそうだ。 ただ、この「何となく合わない肌感」というのはこれまで散々日本のアニメを浴びてきたせいで無意識に身についたリズムみたいなものである可能性はあって、そうした要素を気にしない層や世代には単に「なんか綺麗な画面」というので受け入れられる可能性はある。そうなってくると、じわじわと自分の老害感が強くなっていく感がしてきついのだが……さて、日本でウケるアニメになるんでしょうかね。 PR ![]() ![]() |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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