最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「羅小黒戦記」 6 今更この作品を「新番」として品評するのもなんか違うやろ、という気もするが、まごうことなく「新番組」として始まったので、せっかくだから俎上に載せておこう。 知らない人のために解説しておくと(というか私もよく分かってなくてWiki見にいっただけだが)、今作は映画作品として有名で、「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」のタイトルで5年前に吹き替え版が日本でも公開され、各所で話題を呼んだ。私もそのタイミングで映画を視聴しており、「中国アニメ、ここまできたものか」と舌を巻いた記憶がある(記録もある)。しかし、実はこの劇場作品は「人気が出たから作られた事実上の2作目」で、元々は中国本国のWebミニアニメとしてスタートしたものが、今作の始まりだったという。Bilibili上で1話目が公開されたのはなんと14年も前のこと。これが少しずつ人気になり、キャラクターなどもウケて採算が取れる目処が立ったために作られたのが、5年前(本国での公開は6年前)の映画だったわけだ。今にして振り返ると、日本での公開がコロナ真っ只中だったってのに、よくもまぁ、ちゃんと普及したものである。 そしてこのほど、映画「羅小黒戦記」の2作目が製作され、まもなく日本でも公開されるとのこと。それを記念して、めでたくオリジンであるWebショートアニメが再編集され、吹き替え版として地上波で放送されることになったというわけだ。これ以上ない宣伝効果がありそうだし、もしかしたらこれまでにも作品自体は視聴できたのかも知れないが、しっかり分かりやすい吹き替え版でまとめて放送してもらえると視聴ハードルも一気に下がる。ありがたく「新番組」として視聴させてもらうことにする。 元がショートアニメであり、1話の尺はだいたい5分程度。これを地上波では4本まとめて放送しているので、形態としては「万聖街」と同じ。というか「万聖街」の方が時系列としては本作より後で、アニメは同じ人が監督してたりもする。サクサク見られる作品なので1本ずつの印象はどうしても軽くはなってしまうが、このスナック感覚でなんとなく見られるキャラアニメという形式がヒットの大きな要因だったのだろう。相変わらずシャオヘイのコロコロしたモーションがとても可愛らしく、見てるだけで猫動画と同じくらいにセラピー効果がありそうである。 劇場版でも感じた本作最大の魅力はやはりその映像表現、動画の技術。個人的には制作理念として「トムとジェリー」あたりが近いんじゃないかという気がしていて、余計なセリフも設定もほとんど加えず、ただひたすらに画面の「動き」の小気味良さのみで展開される「アニメーション」。極論すればこれこそがアニメという媒体の存在意義であり、その武器だけで勝負できてしまう製品というのは抜群にセンスが良い。余計なことを考えずにただ画面を見て穏やかで、楽しげな気持ちになれればそれで良い。1回目の放送で一番分かりやすかったのは最後のパートで出てきた洗濯物のワンピースのモーション。ありえない動きのはずなのに、風でふわふわと舞う様子がどこかリアルでもあり、その馬鹿にしたような動きが非常に面白い。こういう映像だけで作品になるということがちゃんと分かった上で作ってくれているのだから大したものだ。日本でも、改めてこういう趣旨の作品が作られたら面白いんだけどね(Eテレとかではちょこちょこ作られてるのかもしれない)。 劇場版、楽しみです。 PR ![]() ![]() |
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