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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
少し間が空いたが、10月ラストのゆーみんに続くのはみかこし。2人続けての「声優の嫁声優」になったのはなんの巡り合わせか。まぁ、個人的にはどっちかというと「苦労の多いツッコミ側声優」という属性のつながりの方が強い気もするけど。 みかこしは問答無用でみかこし呼びである。ただ、一応ブログ内を確認したら「みかこし」表記は2012年の「モーパイ」の最終感想で初出なのだが(それ以前はフルネーム表記)、……どこで切り替わったんだろ? そもそもみかこし呼びって業界的にもいつ定着したんだ? ……こういうちっちゃい要素って記録が残ってないと曖昧になってしまうな……。
・馴れ初め とはいえ、みかこしとの馴れ初めははっきりと覚えている。だってデビュー作だし。なんとデビュー作でいきなり主人公を任されることになったみかこし。そのタイトルは「HEROMAN」。どこかベイマックス味もあるロボットと少年の冒険と友情を描いた少年アニメだが、今となっては珍しい、平日夕方枠でオリジナルをやっていた作品。そのためオタクにそこまで知れ渡った感はないのだが、最終評価を見ればそこそこ楽しんではいたはず。そして初めて見る主人公役の声優の名前もそれなりに認知しており、多分その時点でなんとなく「アイドルあがりのセカンドキャリアの人」という認識はあったようだ(ネットで調べたのだろう、「今後声優活動を続けていくかどうかも定かじゃないが」という記述がある)。デビュー作からショタというのは意外と珍しい事例で、「ショタはそつなくこなせてたけど、他にどんな声が聞けるのかな」と思っていたら再会は2年後、それが「モーレツ宇宙海賊」であった。ただ、正直いうと私の中でのターニングポイントはモーパイの方ではない。同年秋からスタートした「K」というアニメ。いや、こちらもキャラがあまりに多すぎたもんでヒロイン(猫)の1人であるみかこしキャラもそこまで大きなインパクトがあったわけではないのだが……問題はこの時放送されたラジオだった。ラジオK、ラジオ業界の下水道とまで言われた伝説に残る最低最高のラジオ。パーソナリティは入れ替わり立ち替わりでいろんなメンバーが担当する形式だったが、その中でも比較的出番が多かったのがみかこし、そして今や知らぬ者などいないだろう、適当キングの津田健次郎。……とんでもないことになったよ……。他にも今作の男性キャストといえば浪川大輔・杉田・宮野、etc. そこにぶち込まれたみかこしの御苦労といったらもう……女性キャストが他にもいれば被害も分散したのだろうが、出てくるのは業界のドン・沢城みゆきや業界の妖精・堀江由衣といった面々。ダメだ、流れはみかこしに集中する。そんな現場で熱いうちに打たれまくったみかこし。そりゃもう、面構えが違うよ。 業界におけるみかこしへの信頼感はある意味で日笠を超える。日笠は「放り込めば勝手に爆発する」だが、みかこしは「放っておけば台本なくても勝手にまとめてくれる」レベル。ほんと、この子はすごいんだから……。
・良きところ ってな人となりにばかり注目してしまうと声優業の本質的な評価からは少し離れてしまうが、でもやっぱみかこしの声の楽しさってどこか被虐的な快楽が伴ってる感じはあるんだよな。面倒ごとに巻き込まれる一般人、何かと厄介を背負わされる常識人、手のかかるメンバーの手綱を握らなきゃいけない苦労人……そんな役でこそみかこしは光輝く。 しかし、みかこしの面白いのは、それが必ずしも「守ってあげたい」みたいなヒロイン像には繋がらないところ。地声が低くないのにデビュー役がショタだったという事実も何かしらの真理をとらえているのかもしれない。みかこしは逆境に追い詰められてもそこから1人立ち上がる、少年漫画的な熱血テイストもまたよく似合う。叩かれいじられたとしても、そこから立ち上がる真正面からのエネルギー。そしてスコンと抜けるような軽やかな爽快感。そんなものが宿る声でもある。おかげでみかこしの役はなぜか声質に大きな変化がなくてもショタからお嬢様までぐるりとワイドレンジて展開されるのよね。高い低いや厚い薄いじゃないもっと根本的なところに、「強い」が滲む声なのかもしれません。 みかこしの活躍を見て常々考えるのは、井上麻里奈との類似点である。声質的にもかなり似ているし、ショタから美女までのレンジの広さもかなり近しいこの2人。その上で差があるとするなら、麻里奈ボイスには真っ直ぐに理を叩きつけるような「条理の強さ」があるのに対し、みかこしはもう少しエモーション寄りというか、いざとなったらひらりとかわしてしまうような軽妙さも併せ持っている。 今日も今日とて、僕らはみかこしをいじり倒したい。ガンぎまった顔で悲鳴を上げながらもウルトラCで状況を打開する奇跡のプレイヤーみかこしを見ていたい。「未可子」という名前は「未だならざる」、無限の可能性をこめたものだそうです。みかこしユニバースはまだまだ終わらない広がりが待っているのです。
・お勧めキャラ3選(いつものことながら「本人」っていうカテゴリも入れときたい)
・「HEROMAN」より「ジョーイ」 改めて、デビュー役でこのクオリティって結構すごいことだったのだと再認識。みかこしショタはね、健気さがこもってて可愛くなるんですよ。だからあんまり気軽になろう系主人公とかで使わないでください。
・「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズより「安藤創世」 時系列順に並べてったら創世がまさかの2番目だった。そうか、こんなキャリアが浅い時にすでにそこにいたのか……メックヴァラヌス3人組の中では当然一番の常識人にして苦労人ポジ。改めて、初期設定でこの3人が歌を用意されてなかった意味が分からない。
・「K」より「ネコ」 まぁ、役がどうこうよりもほんとにラジオのみかこしをみんなでじっくり鑑賞してほしい。そして改めて、「津田健次郎被害者の会」の創設を検討してほしい。ちなみにどうでもいい情報だが、みかこし本人が「私って尻がでかいんですよ」というとんでもねぇカミングアウトが飛び出したのがこちらのラジオである。最高かよ!
・「ガールズ&パンツァー」シリーズより「丸山紗希」 声優いたんだ!? 確実に本役よりもモブとかガヤでの参加の方が多いだろうという、ありえないキャスティング。こんなとこでもネタを提供してくれるみかこしすごい。
・「凪のあすから」より「潮留美海」 凪あすについてはどのキャラも大事なキャラなので取り上げないわけにいかないという。美海は第2部の象徴的なキャラクターとして、これまたしんどい役回りを任されることになる。まぁ、今作はみんなほんとにしんどいからしょうがない。
・「ガンダムビルドファイターズ」より「イオリ・セイ」 みかこしショタの傑作2つ目。ショタ&ショタの激アツ友情物語を形成してくれる立役者、その心は半パン魂。一応はガンダムシリーズの主人公と言えるはずだが、こんなに真っ直ぐで心根の良い主人公も珍しい。
・「ニセコイ」より「鶫誠士郎」 ショタではないがショタ的テイストを残しつつ、なぜかおっぱいがでかいという貴重なみかこしキャラ。いや、最近はそこまで珍しくもないのかもしれんけど、当時はまだそれが新鮮だった。当然のように苦労人。
・「てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう」より「宇佐美陽菜」 これぞみかこしの真骨頂。というか中の人がそのまんま漏れ出てくるだけなので、ツッコミが忙しいキャラである。西明日香や、時に上坂すみれなどをみかこしに丸投げするのはよくないゾ。
・「亜人」より「下村泉」 こちらもザ・苦労人。お堅いスーツの女性なんてのはみかこしにバチクソ似合う配役に決まっているのだが、そこにちょっとした異能力を付与してみたり、命懸けの面倒ごとを混ぜ込んだりすることでその真価が発揮されるわけだ。
・「SAO オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」より「クラレンス」 割と珍しいタイプのクレイジーみかこし。とんでもねぇタマではあるが、異常者だらけの今作の中では「まぁ、こういうやつもおるよな」くらいで済んでいる。頭はイカレてるが、他者への気遣いを忘れないあたりはそれっぽい。
・「やがて君になる」より「小糸怜」 こういうさっぱりしたおねーさん系がよく似合うのだが、よくよく考えてみると妹の侑の背中を全力でプッシュして盤面を整えたねーちゃんって実は今作では神みたいな存在と言えなくもない。
・「スター☆トゥインクルプリキュア」より「香久矢まどか/キュアセレーネ」 みかこしがプリキュアになるという情報を得て「そりゃプリキュアにくらいなるやろがい」と思っていたら、なんか思ってた方向とだいぶ違うキャラだったのでちょっとびっくりした記憶が。まぁ、スタプリのあの面子だと、やっぱりある程度のツッコミサイドに回らざるをえないか……。
・「アルテ」より「アルテ」 案外レアな、作品タイトルを冠した完全なる主人公。苦労性という意味ではみかこしのフィールドから外れるものではないが、アルテの場合はそんな苦労にもめげないピュアな向上心の要素が強め。どっちにしろ声のエネルギーは強めの方がいいに決まっている。
・「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」より「ムァム」 クロコダインとセットでどうぞ。「現代版のムァムはみかこしになる」という定理、証明の必要性がないくらいに「自明」だったので非常に馴染みやすかったです。
・「異世界おじさん」より「藤宮」 藤宮かわいいよ藤宮。今作の良さの6割くらいを独占してるほんと変な立ち位置のヒロイン。そして確定ツッコミ役。向こうから戸松、こっちからみかこしというおじさん包囲網、ほんとに完璧だったよなぁ。
・「ささやくように恋を唄う」より「水口亜季」 意外と貴重(?)なみかこしによる純正百合キャラ。その面倒臭いメンタリティは大きな地雷要素として各方面に問題をばら撒いたが、最終的には全部ごめんなさいで片付けてみせたあたりはやっぱり剛腕。アニメの作画がよければ殿堂入りの可能性もあったくらいに癖(ヘキ)の強いキャラであった。
・「合コンにいったら女がいなかった話」より「蘇芳」 ショタとかもうどうだっていいんだ。今の時代は男装女子よ。蘇芳のほんとにめんどくさいくせして「格好いい」のラインを維持しながら女性的な魅力もムンムンに出していくスタイルって、ほんとどういうバランスだったんだろう。っていうかまじでみかこし男装してくれませんかね。絶対似合うと思うんだよな。
・「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」より「リョーコ」 直近の傑作みかこし。チハル役の寺澤百花のダルギャル仕草も本当に見事なのだが、リョーコちゃんの「仕事に嫌気がさした無気力公務員仕草」も本当に素晴らしすぎる。最終話の「報告書めんどくせ」は作中屈指の名台詞として知られる(そこかよ)。
・「Helck」より「ヴァミリオ」 個人的ベストオブみかこしはやはりヴァミリオちゃんに送りたい。みかこしが持つ被虐的性質を存分に活かした作中屈指の苦労人でありながら、その裏に秘めた確かな実力からくる超然とした態度。そして的確に繰り出されるツッコミの数々。是非ともみかこしには今後もヘルクのような面倒くさすぎる共演者たちに振り回され続けてほしい。
気づけば当企画もNo.90まで辿り着いてしまった。残り約1ヶ月で10人をカウントダウン。最後まで走りきれますように。
・関連リンク集 異世界おじさん 第3話 「叔父がいるなら叔母もいるのです、わ」
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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