最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「神様ドォルズ」 4
全く前情報が無い状態で視聴。タイトルからてっきりラノベ的な日常萌え作品まであるんじゃないかと思っていたのだが、一切そんなことは無くてハードな幕開けだったので度肝を抜かれたくらいである。まぁ、このタイトルで日常ものをイメージする時点で病気な気もするけど。 見ていて一番インパクトが大きかったのは、なんと言ってもオープニングである。モザイクのように映像の断片が途切れ途切れに散らばるイメージも強烈だが、それにも増して曲の不安感が恐ろしい。我が心の歌い手石川智晶の歌唱、歌声にはホッとする面もあるはずなのに、ワンフレーズごとにもどかしさを残すリズムのズレが、どうにもならない据わりの悪さを印象づける。これ、ものすごく歌う難度が高い。流石としか言いようがない。オープニングのインパクトだけで、もうお腹いっぱいになった感がある。アバンで「あちゃー、こういうシリアス路線の話だったかー」と思ったらあのオープニングに突入したおかげで、一気に身が引き締まって視聴体勢が出来上がった。そういう意味では素晴らしい出来だと思います。 ただ、正直言うとオープニングがクライマックスだった感は否めない。「村の因習」「隠された力」「意志を体現するロボットのようなくぐつ」など、色々と興味を引くパーツは多く、それらを機能させるための下準備段階といえばそれまでなのだが、話が分かりやすい割には、入ってくる内容が少なくて次回への興味があまり持続しないのである。主人公の青年が村から脱走した悪役に突然襲われるわけだが、それは主人公の過去に動機があるらしい。でも、その部分については一切語られず、主人公は訳知り顔でこの苦境を苦々しく思っている。そして、それを予期してか村からは幼女の援軍がやってきている。「カカシ」と呼ばれるくぐつを操る少女だが、援軍で来たってことは強いのかと思いきや、敵を前に一蹴されており、わざわざあんなでかいものを引き連れて押しかけてきた意味が分からない。とにかく、色々分からない。 もちろん、まだ放送1話目なのだから分からないことが多い分には構わないのだが、そのことが「謎が解かれる次週以降が楽しみだぜ!」というモチベーションに繋がってこないのが難点。主人公が既に色々と了解済みでこの状況を受け入れているせいで、感情移入が全く出来ないというのが問題なんだろうか。導入部の演出を考えると、主人公は「普通の青年」であるという風に見えていたと思うのだが、そのおかげで「じゃぁ、この子の視点で物語を追えばいいのか」と思ったら案外そうでもなかったために、予想とズレてしまったことが問題なのかもしれない。既知の事実が少ないという意味では、主人公が憧れてた女性の方がまだ視聴者視点に近いのかもね。 現時点では、シナリオラインにそこまで引かれるものはなく、映像・演出についても「可もなく不可もなく」レベル。90年代を彷彿させるちょっと古めのキャラクターデザインは、最近では珍しいくらいだけれどいくらかシリアスめなので他の作品との差別化は図れているかな? まぁ、素体は悪くなさそうなので、今後のストーリーの盛り上がりに期待です。まぁ、1話視聴時点で分かることなんてそんなに無いしね。個人的には、岸誠二の監督作品っていうだけで不安になってしまう部分はあるんだけどね。「Angel Beats!」の時といい、オープニングみたいな短い映像をつくる手腕は見事なものだと思うのだが。 キャラクターでは、上述の通りに感情移入がしやすいおねーちゃんが一番好印象かな。パースが間違っているようにしか見えないロケット乳の阿漕さもたまりませんが、中の人が茅野愛衣というのが絶妙。かやのんはこういう役でもすっと入ってくるんだなぁ。これまでロリ系の役しか聞いてこなかったから、実に新鮮です。そして対抗となる能力者少女役には、安定の仕事ぶりに定評のある福圓先生だ。ほんと、この人はいつまでたっても初々しさが残るような声音が印象的。強く耳に残る仕事ではないのだが、さらっと聞かせてくれるのはこの人だけの仕事です。うむ、中の人的にはなかなか楽しみかも。 PR |
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