ただひたすらにあおちゃん無双、第4話。久し振りだなぁ、ここまでの破壊力は……ヴィクトリカが抑えめの演技多かったから、ここまではっちゃけたのは「キルミン」以来かもしれない。いやー、耳に煩くてたまりません。
ついに行動を開始した絵に描いたようなお嬢様、アリス。クロードの言によれば単なる成金一族のようだが、子供さんは自分の常識を他人に押しつけるのは当たり前のことですからね、別に悪気も無しに下々の者を馬鹿にした言動を取ります。確かに鼻につく部分は多いんだけど、演出意図からするとそれもこれも全部無邪気さ、幼さから出てくるもののようなので、そこは我慢してあげましょう。どうしても腹が立つ場合には、姉のカミーユちゃんを見れば「まぁ、この子も少し分別がつくようになれば、こんなしとやか美人になれるかもしれないんだし」と思えば平気です。そもそも、あそこまでのブロンド美人になっちゃうと、平気で入浴シーンとかさらせなくなるから困るかもしれませんよ。
というわけで、今回のテーマはお風呂。「フランス人は入浴の習慣が無くて常日頃からくせーから香水文化が発達した」ってのは良く聞くお話。どこまでが本当のことなのかは知らないが、もし数日間も風呂に入るな、と言われてしまうと、やはり日本人は耐えられないだろう。それは明治期の生まれの湯音だって同じことだ。何とか水に浸かりたくて、こっそりと台所で水を溜める湯音がなかなかいじましい。日頃から体中がかゆくて仕方なかったんだろうなぁ。「クロード様、汗臭いです、私もお前も」とか言わずに堪えただけでも偉いと思うわ。
そして、そんなばっちぃ娘でも平気で抱きついてくるアリスのたくましさ。単に甘言を弄して湯音を誘いこむだけだったら可愛らしいものだが、最終的には湯音の大事にしている着物を人質にしての脅迫まで行ったのは流石に頂けない。いくらわがままが通ってきたからといって、最低限の人としての道を外れちゃ駄目だわなぁ。しかし、そんな金持ちの道楽も湯音の伝家の宝刀、土下座で一閃。まぁ、どっちかっていうとその土下座を一時間も放置したアリスに驚きではあるのだが。土下座が最大の暴力であることは、某漫画が示した通りです。
結果としては、単に幼女2人の間で友情が育まれたことと、湯音・クロード間の主従関係がより緊密になったことと、醤油が無事パリにも文化として根付いたことさえ覚えておけば良いと思います。でも、湯音が持ってきた醤油はあの一瓶だけだとすると、半年も経たずになくなりそうな気がします。ご両親に送ってもらえたりするのかなぁ。
今週は、湯音のふくれっ面が良かったです。やっぱりこのテイストの絵柄が可愛いなぁ。
PR