最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「モーレツ宇宙海賊」 6
あいつが帰ってきたぞ! 誰だ? そう、佐藤竜雄だ。個人的な記憶では「ステルヴィア」以来の監督作品なので実に10年近くぶりの監督作品だ! って言おうとしたら、「シゴフミ」もサトタツだった。すまん、すっかり忘れていた。まぁ、とにかくそんな感じで久しぶりに「サトタツである」ことが大々的に喧伝された期待の新作である。 1話目を見終わって、冷静に反芻すると気づくのは、本当にありきたりな筋書きだった、ということだ。転校生が来る様子とか、選ばれた血筋の主人公が突如訪れた使節によって親との関係を明かされて、それから狙われるようになるくだりとか、すごく普通のお話だ。下手したらそこらにある「ありきたりだ」と言われた学園ラノベよりもはるか昔から書かれてきた構図かもしれない。しかし、何が凄いって、そんな陳腐さが気にならない気持ちの良い構成だ。観ている間は、本当にあっという間の30分だった。これが構成力って奴ですよ、観ていて気持ちが良いアニメですよ。1話目のコンテ演出は監督本人ということで、「流石」というしかない。 個人的には「ナデシコ」が直撃世代ではないので、サトタツといえば「ステルヴィア」なのだが、彼の凄いところは、本当に「世界を出す」のが上手いという点だと思う。「ナデシコ」なら後藤圭二や麻宮騎亜のデザイン、「ステルヴィア」ならうのまことのデザイン、そして今作の場合には、なんと竹内浩志のデザイン。その造形に見合っただけの世界が、新しく「その作品の世界」としてグッと前面に出てくる。なんだか上手い言葉で表せないのがもどかしいのだが、キャラクターの原案にあった1つ1つの背景世界のディティールが自然にキマる、という感覚だろうか。今作の制作はサテライトなわけだが、当然メカデザインやCGの演出は手慣れたもの。しかし、CGによるメカのモデリングなんかは、どうしても特色が出しにくくて、どれもこれもお仕着せみたいに作品から浮くことがある。サトタツの場合、何故かそれが無いのだ。「ステルヴィア」の時のあの独特の緑と青の世界観は本当に印象的だったし、今回の作品の場合、全体的なデザインがどこか古くさい要素を残しながらも、「これが一番キャラにあった世界で、他の作品とは違う、オリジナルになってるなぁ」と感じさせるのだ。 そしてもちろん、気持ちの良いシナリオ運び。1話目はおそらく賑やかなキャラの顔見せエピソードとしての意識が強いのだろうが、「初対面」のキャラクターばかりが大挙するはずのエピソードに難しさが無く、すんなりと個々のキャラクターが入ってくる。こういう「なんてことない1話」を作るのがどれだけ難しいことか。出来ることなら、この丁寧さが1話目だけで終わらないことを祈りたいものである。 最後は当然、中の人のこと。今作でめでたくヒロインに抜擢されたのは、ジョーイ君の中の人こと小松未可子。第1印象で受けたそつの無さは相変わらずだが、今回はストレートなヒロイン像が求められ、これまたなかなか手応えのあるお仕事になりそう。2つ目の大役で、がっつりとポジションを掴みたいところだ。あたしゃ割と好きな声なんですよ。そして、そんな「まだまだ若手」と思われるメインヒロインよりも実は年下という、恐ろしい安定感を見せる花澤香菜。1つの役作りに色々と苦労しているだろう、と思わせる小松未可子を横目に、ひょいっと軽々出てくる面白花澤キャラ。初登場時はクール系かと思ったのに……なんか面白そうな役周りだ。ちなみに、同年代声優としては小見川千明も登場しているが、おみんちゅについては特に言うことは無いぞ! 「頑張ってスキルを磨いている若手」とも「圧倒的脱皮を果たしてしまった不動の若手」とも、どちらとも全く異なる立ち位置、とだけ言っておくけどな! あと、伊藤静・松風雅也っていうサポートコンビも結構好き。そして甲斐田裕子・伊藤静っていう賢プロ美人さんコンビはもっと好き。2人してビアグラスでワインを干すとか、リアルでありそうな絵面。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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