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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「戦う司書」 4

 タイトルと予告ビジュアルからからてっきり「R.O.D.」みたいなのが来るのかと思っていたのに、いざ見てみたら凄絶な能力バトルアニメだったので良くも悪くも裏切られた作品。「図書館戦争」といいこれといい、本が絡むと人類は凶暴になってしまうのだろうか。

 原作がスーパーダッシュ文庫ということで、その設定はどこかジャンプ漫画を彷彿させる。なにやらすげぇ能力を持った「司書」の集団が、「人間爆弾」を生み出した悪の権化たるなんちゃら教団に戦いを挑む。その実力の差は歴然であり、いきなり空をぶっ飛ぶ中村悠一(中の人名義)、ガチムチ系能力の三宅健太、そして大ボスは、なんか色々飛ばせる風の巨乳朴ねぇさん。

 多分強いんだろうけど紹介がぼんやりしているのは、いまいちその能力の意味している部分が分からないためである。姿格好のおかげで人間爆弾の軍勢との区別は勿論出来るのだが、だからといって司書の連中が全員強いのかどうかははっきりしない。明らかに超能力的なものを使っている奴もいれば、単なる銃撃戦に見える奴もいる。流石に「NEEDLESS」のようにいちいち技名と能力を自慢げに紹介されても鬱陶しいが、もう少し初見の人間に優しいバトルを心がけて欲しいものである。画面自体の質は決して低くないのに、何を焦点として見たらいいのかがはっきりしないので、どうも捉えどころのない1話目になってしまっている。

 一応カギとなる設定として、もうワンサイドで進行している人間爆弾入野自由の人生も描かれており、そこには「司書」たちが必死に守ろうとしている「本」が関わってくる。どうやらこの世界は人が死ぬと本になり、その本は読むだけではなく、その人物の生前を追体験出来るというものらしい。人間爆弾の青年は、川澄ボイスのお姫様と何らかの関係を持ち、それをとっかかりとして、物語が回り始める。当然こちらも「本」の設定とかが分かりにくいのでいまいちピンと来ないのだが、進行が丁寧なのでまだ分かりやすいパートか。あとの細かい設定は、落ち着いた2話目以降に説明してもらえることを期待したい。

 正直あまり良い印象にはならなかった第1話。ファンタジーものにありがちな説明不足がきっかけで、いささか独りよがりな演出に走っている部分がある。そうした部分にきちんと折り合いを付けられるかどうかで、今後の視聴モチベーションが変わってくるだろう。 

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