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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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6月8日 ドラフト模様(AVR×3)
ピック順 【Thraxi】→【Sangriter】→【Metallica】→【Mei】→【Serra】→
 予定通りに12時を回って日付が変わってから行われたドラフト。ただ、今回は全く予想していなかったのだが突発的に一人が旅に出て欠席。おかげで、別に開始時間を遅らそうが早めようが、5人だったら大して問題無くドラフトは実施出来るという。まぁ、今週は12時過ぎでもスペース的にはやや厳しかった感はあるけどなぁ。みんなしばらくカラオケで時間潰せばいいじゃない。
 そして、実は意外なことに、アヴァシン環境では5人戦はこれが初。おかげで、パックの巡りが早くて色々と見るべきものが変わっていて大変だった。世間から見りゃ普段の6人ドラフトだって少ないんだろうけど、それより減ると結構大変だよ。今回の焦点は、1人大事な人間が欠けたら、「あのカード」はどこへ行くのかということ……


    SE TH SA ME MT
SE  ー  ×  ×  ×  ×  0ー4 5
TH  ○  ー  ○  ○  ◎  4ー0 1
SA  ○  ×  ー  ○  ◎  3ー1 2
ME  ◎  ×  ×  ー  ×  1ー3 4
MT  ◎  ×  ×  ◎  ー  2ー2 3
 
 
1位 【Thraxi】 黒緑 <孔蹄のビヒモス 骨の粉砕 悪魔の顕現
 
 浮き沈みの激しい環境であることよ。前回ラスで今回全勝トップ。まぁ、今回は分かりやすくデッキが強かった(いや、前回だって強いと思って使ってたんだが)。1引き「孔蹄のビヒモス」でデッキに緑を使うことは即決したが、我ながら良く選んだな、と思うのがサブカラーの黒で、なんと2引きで「死体の運び屋」を引いている。これは単純に、「ビヒモスが出たときに場にはクリーチャーが多い方が良い」という点で選択しているだけなのだが、黒は今回割と引きやすいポジションにおり、最終的に少ないパックの中から「骨の粉砕」×2「死の風」とそれなりの除去を集めることが出来た。そして今回のデッキの肝は3体集まった「グールの解体人」。「骨の粉砕」の補助はもちろんのこと、これに「流血の鑑定人」と先の「死体の運び屋」が並ぶと、これだけで「流血の鑑定人」が6/6にまで膨れあがる。しかも、「クリーチャーを並べる」とか言った割には3パック目で「悪魔の顕現」を引いており、これが膨れあがった「流血の鑑定人」単騎体制と綺麗なシナジーを描く。なるほどこれが今回の黒コモンなのか、とようやく納得いく仕上がり。ついでに、虫が知らせたのだろうか、4引きと早めに押さえた「自然な最期」が良い仕事をしてくれたのもラッキー。勝つ日ってこういうものだ。
 
 
 
2位 【Sangriter】 赤白 <妖術師の衣装部屋 自然の祝福 刃の篭手>
 
 前回猛威をふるったいわゆる「赤の人間ビート」を更に白と組み合わせることで盛り上げた形の人間デッキ。特筆すべきは、やはり2枚集まった「屋根職人の反乱」だろう。これに「暴動の首謀者」と「黄金夜の指揮官」が絡み、5/4速攻トークンが3体で突撃するというビジョンなどもあり、この世界でやらなければいけない赤の仕事を見事にこなしている。今回は黒以外、火力を含めた除去がほとんど無いという残念な状態だったのだが、最低限必要な「いかづち」に「逆鱗」までぶっ込んで序盤の優位を何とか堪える作りを維持して走りきった。対戦相手4人中3人が黒を使っており、2体集めた「遠沼の探検者」がナチュラルにキラーカードになっていたのも追い風になったか。そういや、弱いカードじゃないはずなのに「死の超克」を使っているのを初めて見た気がする。
 
 
 
3位 【Metallica】 緑青黒 <ドルイドの使い魔 闇の詐称者 霧鴉>
 
 最近成績もついてくるようになり、それなりにこの環境は楽しめているようで一安心、なデッキ。「ドルイドの使い魔」スタートということでそこまでコンセプトが固まったデッキスタイルというわけではないが、いわゆる最強2色の青緑を集める形で、結魂そこそこ、ビートそこそこ。黒は「死の風」と「イラストが大好き」でお馴染み「闇の詐称者」のタッチだろうか。相変わらず除去に乏しい色合いなので相手のブン回り次第でどうしようもない場合もあるのだが、「ドルイドの使い魔」「エルゴードの盾の仲間」「電位式錬金術師」と地上は固く、これらである程度しのげれば「貪爪」が「翼作り」で決めてくれたり、決め技は少なくない。方向性の違う結魂クリーチャーが大挙しているためにプレイングは難しかったと思われるが、良い練習になったのではなかろうか。
 
 
 
4位 【Mei】 白黒 <戦争の伝令 魂の収穫者 月銀の槍
 
 1引きを見る限りレアゲーな上、結果も余り伴わなかったので駄目だったようにもみえるのだが、個人的には、珍しく素直に感心したデッキ。何しろ、デッキコンセプトは「白の天使をメインに据えた単騎デッキ」だ。白は結魂などのカラーリングなので単騎とは相性が悪いはずなのだが、元々飛んでいる上にステータスが高い天使は単騎でブン回すのに最適な土台で、これに「捕食者の計略」×2,「人殺しの隠遁生活」と並ぶと、たとえ瀕死の状態からでも一気にライフを巻き返すことが出来る。デッキの残りはひたすら「人殺しの隠遁生活」が回り始めるまで堪える作りになっており、「大聖堂の聖別者」が多く取られている他、「熾天使の聖域」2枚体制というマナベースに不安を残す無茶な土地配分も多量のライフを献上。なかなか削るのが大変な量になっていた。ここまでくると、確かにライフゲインも馬鹿にならないのかもしれない。ただまぁ、今回は奇跡的にバウンスが少なかったから楽しめた部分はあって、これで2人以上がっつり青ユーザーがいたら、そんな気楽な単騎は楽しめない気もするんだけどな。
 
 
 
5位 【Serra】 赤青 <月銀の槍 轟く怒り 自警団の正義>
 
 というわけで、1つの答えがここにある。「槍人間」が卓にいないとどうなるのか? 答えは、「拠り所を失った槍がパックからあふれ出してくる」だ。結果、5人しかいないプレイヤーのうち2人が槍ユーザーという、どうにもしょうがない槍ゲームとなってしまい、世界は混沌に落ちた。しかも、この2人の槍ユーザーが下から2人ってんだから救いようが無い。槍の呪いは今後一体どのような悲喜劇を巻き起こすというのだろうか。まぁ、そんな茶番はさておき、こちらのデッキは青赤。赤のラインナップは「屋根職人の反乱」が無く、代わりに「自警団の正義」と「クルーインの打撃者」がいるくらいか。公式レビューでもあった通り、赤は有効なコモンが乏しく、2人で分け合う場合には相当神経を使って人員を確保しないことには駒が足りない。実際、こちらのデッキは赤の人間を目指すには確実に駒不足であり、3引き4引きを「ソンバーワルドの自警団」に費やすなど、かなりピックの燃費が悪い。赤で負った劣勢を組み合わせた青で巻き返せれば良かったのだが、基本的に赤の人間戦術に青の人間は噛み合いがたい(「翼作り」は例外)。今回はその噛み合わない要素が前面に出ており、スピードによるでもなく、青の飛行戦術で打破するでもなく、ちまちまと人間が出てくるという迫力に欠けるものになってしまっている。この紙一重のバランスが、やっぱり赤の怖いところである。
 
 
   
 【Thraxi】(黒緑)→【Sangriter】(赤白)→【Metallica】(緑青黒)
  ↑                      ↓
 【Serra】(赤青)       ←    【Mei】(白黒)

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