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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「アルカナファミリア」 4→3

 あかんかったなぁ。途中から本当に適当にしか見ていない「流し見枠」だったもんだから大して語る言葉も持ち合わせていないし、例によって「ちゃんと見れば面白かったよ」と言われればごめんなさいというしかないのだが、残念ながらその「ちゃんと見る」モチベーションが維持出来ない作品だった。

 新番チェックの時の印象を確認すると、「分かりやすそうな作品だから単純なドンパチで見せられるようになれば良いな」と書いているのだが、そっち方向での収穫は皆無と言っていい構成だった。そらま、原作が乙女ゲーなんだから、普通に考えてそっち方向の売りは無いっていうのは気付くべきだったんだよな。いざ始まってみると、最初に言っていた「ボスの座を巡っての能力者どうしの戦い」という要素は一切関わらず、その争うべきライバルどうしの仲良し劇場が繰り広げられるだけだった。この作品の正しい顧客を考えたら、実に正しい方向性といえるだろう。過去の記憶に悩む福山キャラ(相変わらず名前を覚えてないので中の人ネームです)や、上司(師匠?)との軋轢になやむよっちんキャラ、親との関係性に苦しんだ代永キャラなど、野郎のデリケートな問題をじりじりと刻み、それをメインヒロインである麻美子が折を見て触っていくという、「少しは戦えよ」と思って見ている人間からするとどうにも魅力が感じられない内容だった。全て見当違いのなせる業ではあるのだが、最後までモチベーションの修正が効かなかったってことは、やっぱりメインとなるべきシナリオラインに求心力が無かったんじゃないか、という気がするんだよね。

 せめてバトル要素は無くてももう少しキャラの立ち位置を明確にして、掘りさげたいキャラをまとめてくれればなぁ。最終回のおざなり風味満載の決戦は流石にはしょりすぎだと思うし……キャラの特徴が出にくいのよ。代永・福山・吉野あたりが均等に主役に回ろうとしていた印象があって、「結局お嬢は何がしたいんだよ」とずっと悩ましかった。キャラで印象に残っているのっていうと、遊佐さんの胡散臭いキャラなんかはちょっと面白かったんだけど、全体像が見えないうちだと誰が敵となるべきキャラで、誰が血の通った「家族」なのかっていうのも分からないし、もっさりしてる割には説明不足な部分もあった気がする。単なる初見殺しだったんだろうか。

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