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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「えびてん 公立海老栖川高校天悶部」 4

 一週間前に始まっていたのに、忙しいタイミングで1話を見ていたのですっかり感想を書くのを忘れていた作品。今週2話目見てそのことを思い出した。慌てて感想を書きたくなるような作品でもなかったのでこれでいいや。しかもアニメとしては夏クールにニコ動で先行配信されてたらしいし。慌てる必要は無かった。

 1話は最初から最後まで徹底的に「聖闘士星矢」をやり続けるお話だった。オープニングはそのまんまだったし、他のシーンでも細かいところに「気付かれなくてもいいや」クラスのネタも挟んでおり、アニメになったことを喜んで全力で遊ぼうとする気概が感じられる。2話目は「セーラームーン」になり、こちらもかなり色々と頑張っているのが分かる。まぁ、単に毎週この調子で有名作品のパロディをやって遊んでいくんだろうね。

 パロディに力を入れているのは分かるし、おふざけとして成立しているのは間違いない。ただ、結局それだけの作品ってどうなのよ、というのが一番の疑問。何らかの作品世界があり、そこにパロディを盛り込んでいく分には構わないと思うんだ。過去にも色々とパロディメインの作品はあったし、ギリギリのところを攻めてくれればそれだけでも充分売りになっていた場合はある。ただ、結局パロディというのは借り物であって、付録であるってことは意識しなければいけない。それだけで何かが成立するわけではないのだ。この作品の場合、1話目から全力でパロディだったので、その「寄って立つところ」が分からないのが悩ましかった。天悶部ってのがなんなのか分からないし、キャラクターたちが何を目的にパロディごっこをやっているのか分からない。作中のキャラたちもパロディのつもりで遊んでいるだけなので「アニメの画面でやるギャグ」としては意外性が薄く、なんだか学芸会を見ているような気になってしまう。原作はラノベかと思ったら漫画原作なのね。これってどういう部分を楽しむのが正しいのかなぁ。

 再三書いているように、パロディ部分はかなり力を入れており、「再現すること」に対するこだわりはなかなかのもの。ただ、そういう部分を見ると楽しいとか、笑えるというよりも感心が先に来てしまって、ギャグとして振り切れなくなってしまっているのが勿体ない。まぁ、もう少しキャラクターに馴染みが出てくれば、キャラクターそのものの個性とパロディ部分の両方が楽しめるようになって、複層的な楽しみ方が出来るのかもしれないけど。現時点では、「アスミスって現代声優の中ではあんまりオタク要素が無い方のキャラなのに、なんでこんなにパロディキャラばっかりやらされるんだろう」とか思って見ている感じである。アスミスとしゅが美が出てるアニメっていうだけで、別に文句を言う気も起きないっていうのが一番の問題点。

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