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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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11月16日 ドラフト模様(RTR×3)
ピック順 【Metallica】→【Serra】→【Van】→【Thraxi】→【Seachicken】→【Mei】→
 
 秋も深まり、既に初冬というのにふさわしい気配。寒さも骨に染み、体調に不安を抱える時期です。おかげで、我々の回りにも不穏な咳の音が響き、レギュラー面子も6人中2人が体調不良で欠席報告。残りの面子には「かくかくしかじかでよっぽどのことが無い限りドラフトは中止」という旨を連絡しました。
 しかし、そんな状態からでも「よっぽどのこと」が起こるのが最近の傾向。実に2年以上ぶり、という懐かしいビッグネームが突然来訪の意を示したおかげで、前々から懸案であったドラフト参加のこれ以上ない機会として持ち上がり、更に回りから突発参加の面子も回収。気付けばいつも通りの6人戦が開催出来る人員が揃っていた。まぁ、事情により来週は開催出来ないことが確定しているので、「2週間空けるのは嫌だ」という面子の怨念が結集した結果なのかもしれませんが。
 2人の初心者を加えてのドラフト戦。展開は荒れ模様になるだろうと想像されるわけだが、パックの方も空気を読んでなかなかの荒れ場を形成。この多色環境の愛憎溢れる魅力を存分に発揮させることになった。受けの広い環境である。


    SE TH VA ME CH MT 
SE  ー  ×  ◎  ○  ◎  ×  3ー2 3
TH  ◎  ー  ◎  ○  ◎  ×  4ー1 2
VA  ×  ×  ー  ◎  ◎  ○  3ー2 4
ME  ×  ×  ×  ー  ◎  ×  1ー4 5
CH  ×  ×  ×  ×  ー  ×  0ー5 6
MT  ◎  ○  ×  ○  ◎  ー  4ー1 1
 
 
1位 【Metallica】 黒緑 <水路の蠍 打ち上げ 闇の帰還者>
 
 初心者2人の荒れ場。こういう状況は、「強いカードが見過ごされやすく、経験者がカードを集めやすい」という優位が当然発生する。また、慣れないプレイヤーは色を固めることで選択肢を狭めるという行動に出やすいので、空いた色は徹底的にカードが余る。経験者組は、普段以上にこの「空いた色」に滑り込むことが必勝の策になるわけだ。今回選ばれた(というか選ばれなかった)「空いた色」は、我々の中では常に注目を集め続けるすさんだギルド、ゴルガリである。「嫌よ嫌よも好きのうち」、連綿と続くゴルガリの呪縛から逃れようとあらがった男は、パックの流れもあり、いち早くこのゴルガリの危険性に気付くことが出来た。序盤は当然忌避しようとしていたものの、一周して帰ってきた「水路の蠍」からはゴルガリ一直線へと推移。9引きで「突然の衰微」なんて決定的な引きも生まれ、その結果が2パック目で現れた「ゴルガリ地獄パック」である。3引きで憎きソウルメイト「屍体屋の脅威」に出会うも、同じパックには「屍肉の刻み獣」が同居。どないせいっちゅうねん、と「刻み獣」を泣く泣く放流するも、なんと一周して9引き出来てしまうという奇跡。あとはもう、パックの流れに従うままだ。1ターン目「滑り頭」2ターン目「蠢く甲虫」×2に「快楽殺人の暗殺者」、3ターン目「屍肉の刻み獣」「下水のシャンブラー」×2、そして4ターン目には怒濤の「水路の蠍」×3。毎ターン現れるクリーチャーは全て活用を持ち、どれを殺しても後続は信じられないサイズへと変貌を遂げる。もっさりメカニズムと言われる活用だが、ここまで集まってしまえばそれは凶器以外の何ものでもなかった。おそらく、今後産みだされることは無いであろう、最高純度のゴルガリが、2度目の優勝をもたらしたのであった。ただまぁ、素のサイズは大きくないので「空印のロック」だけはマジ勘弁だった模様。こんだけ恐ろしいデッキになっても天敵がいるっていうあたりがなかなか笑える。
 
 
 
2位 【Thraxi】 赤白青 <管区の隊長 刺し傷 跳ね散らす凶漢>
 
 前回までで一通りやりたいデッキはやってしまったので、今回からは手なりで行くことにしたのだが、開けたパックは赤黒強め。回りとの相性も考えて、「管区の隊長」から白濃いめのビート寄せにしよう、と目標を立てる。そこに2枚の「滅殺の火」が流れ込んできたことで、以前聞いていたボロス方向へ行ってみることに。3色目は黒と青で最後まで揺れたのだが、マナサポートが引けていなかったので、最終的には色事故の心配が無い青を選択した。その結果、戦略の基本が3枚集まった「凍結燃焼の奇魔」になり、デッキはボロスというよりもイゼットっぽくなっちゃったのはナニだが、「奇魔」に「飛行術の探求」さえ付けちゃえば放っておいても勝てるという非常に楽なデッキ。ビート力もそこそこだし、何よりも2ターン目に出てきて攻防を完璧にこなす「奇魔」の安心感が半端じゃない。コモンのくせに「跳ね散らす凶漢」や「刷毛履き」相手に一歩も引かず、打点も恐ろしく高いというエースであった。デッキの唯一の難点はキーカードである奇魔が(R)(R)、「太陽塔のグリフィン」が(W)(W)という、決して両立できないマナ勘定だけだが、最終的に「奇魔」に殉じるために赤濃いめにしたので結果オーライ。「高射砲手」×2も加わったナイスイゼットは、少ないクリーチャーでも速やかにライフが削れる理想の赤である。
 
 
 
3位 【Serra】 黒赤 <血暴れの巨人 ラクドスのギルド門 短剣広場のインプ>
 
 前述の通り、今回はかなり黒が安定したパックであり、赤もそれなりだったのだが、赤は4人が参戦する人気カラーになってしまい、ラクドス関係はちょいちょい切られることになった。しんどいというレベルではないのでいつも通りの解鎖軍団は一通り揃っているし、アンコモンクラスからたたみかけるカードはいくつかある。それでも、やはり他のデッキに比べるとカードは地味め。決め技は「短剣広場のインプ」に「逸脱者の歓び」をはる、という実に家計に優しいプランである。ラクドスというにはスピードは緩めなので、これで3つ勝てたのは割と頑張った方だと思う。ピックを観てみると、1引きで門ピックとか、2引きで「リーヴの空騎士」カットしかないとか、パックの巡り合わせも残念な感じだったのだから、負けた試合は致し方なかったんじゃなかろうか。そろそろ優勝が欲しいところだが……
 
 
 
4位 【Van】 青白 <塔のドレイク リーヴの空騎士 空印のロック>
 
 もう昔の記録を調べるのは面倒なので確認しないが、自己申告によると、突発的に参加したミラディン以来ということなので2年ぶりのドラフト参加。恒常的に参加していた環境はローウィンあたりとのことなので、そりゃもう久しぶり感は半端じゃない。若い連中はある意味レジェンドとも言える人間と卓を囲むことに妙に盛り上がっていたりもして、「先生なら俺の隣でピックしてるぜ」とツイートする最大のチャンスだと思ったとか思わないとか(実際はツイートしてないみたいだが)。そんな一部若手からは不可解な憧れをもたれているレジェンドの復帰戦だが、いきなり勝ち星3つというのは予想以上の結果だろう。例によって慣れない環境なので色を絞ることになるわけだが、今回は青狙いで行ったところにアゾリウスが空き気味、という状態だったので、カードプールはそこそこ。飛行ビート志向の割にはディフェンス寄りのカードが多めなので決定力には欠ける状態だが、防御網を敷いてからのピンポイントのフライヤー突破という古式ゆかしい戦術は、ブランクなど関係無しに勝てる方向性だったらしい。エース「空印のロック」を中心に、フィニッシュ役の「イスペリアの空見張り」×2,「魂誓いの霊」「リーヴの空騎士」の留置タッグ、1パック目1引きという男らしすぎる引きを見せた「塔のドレイク」に、適度に穴を埋める「ルーン翼」×2と、ゆるゆる相手を絞り上げる布陣はバランスが良かった。「霊感」との2択があるのでこの世界の「取り消し」は使いやすくていいよね。
 
 
 
5位 【Mei】 白赤青 <天上の鎧 ルーン翼 審判官の使い魔>
 
 前回の優勝から波に乗ってくるかと期待もされたのだが、久しぶりに持ち前の視野の狭さを発揮してグダグダになるという、いかにも「らしい」負け方を見せた今回のデッキ。1引きをみればその実態は非常に分かりやすいが、なんと「天上の鎧」からのスタートで決め撃ちオーラデッキである。オーラはただでさえエンチャントとクリーチャーのバランスが難しいデッキなのだが、なぜ「オーラが集められる」という途方もない目標をフォロー手段無しで進められると思ってしまったのだろうか。終わってみれば「天上の鎧」は1枚、その他のオーラも2枚だけと、思い描いていたデッキとはほど遠い状態となり、残されたのはオーラが無いと2流でしかないクリーチャー達。やはり「カラカル」2体が突っ立っているだけのデッキは強くはならないだろう。前回の自分の活躍で強さを認識させた「飛行術の探求」が今回も引けると思ってしまったのが運の尽きである。まぁ、迷走してくれたおかげで下家1人が幸せになったのだから、それはそれでいいのかもしれない。
 
 
 
6位 【Seachicken】 白緑 <血暴れの巨人 ギルドのタブレット 狩猟者の協定>
 
 数回前の試合に引き続き、記録されていない対戦も含めると3度目の参戦となるのがこちら。過去2回のピックは思った程初心者っぽさは無かったのであまり心配はせずに参戦してもらったわけだが、今回は流石にちょっと厳しいピックが目立つ結果になってしまった。普段から「独自の感性を持ちすぎる男」として有名な氏であるが、ここに来てようやく、その感性が出てきてしまったようである。序盤は今回人気カラーとなってしまった赤からラクドスに寄せ気味だったのだが、3引きの「議事会の招集」や8引き「ケンタウルスの癒し手」あたりから「セレズニアががらがらである」ということに気づき、少しずつ色をシフト。今回の流れならばこのタイミングからのセレズニアでも充分間に合うはずだったのだが、ピックはその流れに沿えなかった。分かりやすいところでは2パック目のスタートで、1引き「ギルドのタブレット」に2引き「勇士の再会」というライフゲイン寄せ。1パック目はそこまで欲しいカードもないので許容できる範囲だが、2パック目は「ヴィトゥ=ガジーのギルド魔道士」に「太陽塔のグリフィン」という決定的なカードを流してしまっている。「天空の目」のような居住カードもなかなか引けず、負けるべくして負けた、という以外は無いだろう。まぁ、普通に考えたら初心者のピックってこれくらいのところから少しずつ学習していくものだと思うので、普通っちゃあ普通だ。今までのピックが上手く行きすぎていただけだろう。さて、今後の参戦予定はあるのだろうか。そして、その時に今回の反省が活かされることになるのだろうか。今後の参加メンバーの推移を見守りたい。
 
 
 
   
 【Metallica】(黒緑)→ 【Serra】(黒赤) →【Van】(青白)
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 【Mei】(白赤青) ←【Seachicken】(白緑)←【Thraxi】(白赤青)

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