最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
気付いたら劇場にいた系男子。うん、前日までは全く予定してなかったんだけどね、ふと、出先からの帰りの電車で劇場スケジュールを確認してしまったんだ。そしたら丁度良い時間帯だったんだ。いや、そこまで慌てて観に行くつもりもなかったんだけどね、近所の書店に「グッドルーザー球磨川」の新刊が無かったから大型書店に探しに行きたかったとか、そういえば前に行ったギャバンのパンフが買えてなかったとか、色々と思い出したこともあったからさ、ちょっと劇場に行ってみたんだ。で、これ。
<以下、ネタバレを含む可能性が多分にありますので注意> いや、ネタバレもクソも、正直なところどこが「ネタ」なのかも定かじゃないんですけどね。まず、私はそこまで熱心なエヴァ視聴者ではない。むしろ、当時友人から勧められたエヴァは私にはレベルが高すぎて(?)、ついて行けなかったせいであまり好きじゃなかった。リアルタイム視聴じゃなかったこともあってすっかり熱してしまったエヴァストリームを見て、「何をそんなに盛り上がれるんだろう」と思ったタイプの人間である。おかげで、ややこしくなった後半部分の原作アニメなんて覚えてるわけもない。加えて、前作「破」を見たのも放映当時が最初で最後なので、いくら面白かったとは言え、流石にこれだけ時間が経ったらどんなんだったかなんて覚えてない。そんな状態で改めて新作を見ても、知識もあやふやだし、ネタも拾えないだろうし、どの程度受け止めきれるかな、というのは不安だった。 で、結局……まぁ、あんまり記憶や思い入れは関係無かった。だって、最初から最後まで「分からん」しかなかったもの。おかげでどこからどこまでが今回見るべき「ネタ」だったのかも判然としない。気付いたら14年経ってたことがネタなのか、ミサトさんがネルフに反旗を翻して謎の新組織でトップに経っていたことがネタなのか、ネルフ本部ぼっこぼこで綾波のバージョン違いが1人でストリップしてたことがネタなのか、カヲル君とホモピアノを弾いたことがネタなのか、最終的にゼーレが満足げに消えちゃったことがネタなのか、もう分からん。そうした考察部分について敢えて感想を持つとしたら、「これ、真面目に考えて読み解きする人は大変だろうなぁ」ということだけである。 で、そんな異次元を垣間見てしまった作品だが、決してつまらないということはない。冒頭、アスカ大絶叫の宇宙遊泳アクションなんかは相変わらずの「劇場クオリティ」だし、クライマックス前のエヴァVSエヴァの泥沼決戦から槍引っこ抜き、ラストの空中活劇までのアクション部分は文句なしで盛り上がる。個人的には槍を引っこ抜いた後の13号機の立ち姿がトップみてぇで完全にガイナ風味だったのが妙におかしかったのだが、「エヴァ」に今まで無かったメカニックの造形なども含めて、「新しさ」は十二分に堪能出来たといえる。終始ダウナーテンポで進むその他ストーリーパートにしたって、そりゃぁかったるくも感じたが、それがつまらなかったかといえばそうは思わない。劇場版らしいキツめのテンポでガンガンシーンが切り替わっていくので、たとえ愉快な連弾で時間を取ろうとも、その余韻も残さずに次にいってしまうので、特にダレた印象もないのだ。そもそも、エヴァを好きな人ってのは今回多めだったああいう捉えどころのない雰囲気が好きな人だという印象があるので、ああいう作劇はファンの望むものだったんじゃないか、という気もする。「破」と比べてしまうとどうしてもエンターテインメント性には欠けるだろうが、それはエヴァに10割求めるような代物じゃないだろう。今までの3作品の中では、一番「あぁ、エヴァを見たなぁ」という気にさせてくれる作品だった。 まぁ、どれだけ批判や賞賛の言葉を選んでみたところで、私はやっぱり「分からん」という答えしか用意出来ないので、あまり感想としては役に立つものではないな。というわけで、せっかくだから私が興味を持った部分について書いておくことにしよう。私が興味を持つことといえば、当然も当然、中の人のことである。相変わらず収録後にぶっ壊れるんじゃないか、と心配してしまう緒方恵美のお仕事。前回までならアスカやマリが分業してくれたパートも多かったが、今作はもう、ずっとシンジのターン。叫びも怒号も全部ひっくるめて、とにかく無理難題のオンパレードである。本当にお疲れ様でした。台詞の量で言ったら今回サブ主人公とも言えるカヲル役の石田彰だって負けていないはずなのだが、彼の場合はどこに疲れを感じるかというと……うん、14年ってあっという間だな。 実は、シンジに続いて叫び声が多かったのがアスカである。登場シーンはそこまで多くないのだが、出てきたら必ず叫んでいるというしんどいポジション。宮村優子は今やオーストラリア在住の2児のママらしいのだが、「お前のおかーちゃん、あの歳でエヴァに乗ってガンガン地球救ってたで」と褒められる立派なお仕事。前作「破」のときは休業のブランクがちょっと気になったのだが、今作は台詞の質のせいなのか、あんまり気にならずに済んだ。やはりアスカも一時代を作ったヒロインなのだなぁ、というのを久しぶりに感じることが出来たのは収穫である。今回の新バージョンアスカなら、身体は14歳、頭脳は28歳、新たなジャンルが開拓できることだろう。同様の活躍を見せながらスタンスは180°違っているのが、マリだ。「破」の時にもお気に入りだったマリのキャラだが、良くも悪くも全く変わっていなかった。冒頭の鼻歌がうっさいのも笑えたが、世界の終わりを目の前にしても一切ぶれることのないお気楽さは、どんよりと暗い作品の中で良い仕事をしてくれていたと思う。また身体が無駄にエロいしね。劇場大画面で観てもきちんと視聴に耐えられる立派な乳揺れ。眼福でございました。 そして、ここまでは「前作までと一緒」なわけだが(ゲンドウ・冬月・綾波は変わってないから省略)、問題は残りの面々。いわゆる一つのヴィレ隊員たち。誰もがあの戦艦での戦闘シーンを観て「いつこの夢シーン終わるんだろ」と期待したと思うのだが、ところがどっこい、夢じゃありません。現実、あれが現実! ってことで、すっかり別なアニメになっちゃった謎戦艦のクルー達。ミサトさんが艦長やってて「主砲発射!」とか叫んでる時点でその戦艦は「足つき」って呼べばいいじゃない、って思ったけど、その後よく考えてみたら、クルーに大塚明夫がいるってことはあれはアークエンジェルじゃなくてノーチラスだったんだな。そんなラミュー艦長率いる戦艦のメンバーが無駄に揃ってやがるのが楽しくて仕方なかった。明夫ボイスのおっさんが単なる1脇役で登場してるし、回りを固めるのはシゲル、マコトに加えて、「大原さやかボイスの黒人おねーさん」、「勝杏里ボイスのなんかチャラそうな人」「伊瀬茉莉也ボイスのスイーツ」、そして「沢城ボイスのトウジの妹」と完璧な布陣。もう、このクルーが乗ってる戦艦もので別なアニメ作って欲しいレベル。宇宙海賊とかやると、弁天丸と対比出来て良い勝負ができる気がする。 そりゃねぇ、ミサトさんが元気なだけでも嬉しいのに、そこにこんだけのキャストが同乗してたら、舞い上がりますよ。「序」でも「破」でも出てきてましたが、何度も確認するけどこの作品の先鞭を付けた「序」で一番最初に聞こえてきた声は大原さやかの声ですからね(シンジが電話してた留守電音声)。今まではオペレーターや鉄道の音声など、「その他諸々」役だった大原ボイスが、いよいよメイン(?)キャラでエヴァの世界に登場。これが興奮せずにいられようか。更に伊瀬・沢城という、何故かハンター×ハンターなコンビもここに加わっている。伊瀬ちゃんは一発で分かる声してて愉快だから良いですよね。ああいう役でもバッチリはまるし。そして沢城ですよ。関西弁を使うみゆきちっていうだけでもレアだが、比較的ロリ度高めの素直な声が聞けて、新キャラのくせにあそこまでがっつり話に食い込んでくれたのはブラボーですよ。それだけで2割くらい満足してしまった自分がいる。 ほらぁ、映画の感想書こうにも、分からんから気付いたら半分以上が中の人の話やないか……予定通りだ。とりあえず、新しい風が入ってイメージが変わった新しい世界の「エヴァ」なのは間違いありません。賛否は分かれてるんだろうけど、そこまで熱心じゃない視聴者は「エヴァって、こういうもんでしょ、何となく面白かったから良いよ」というヌルい感想で幕引きとします。ついでだから、パンフにあった緒方恵美のコメントの一部を抜き書きして締めくくろう。 (宮村優子の話題で) 緒方「あれはすごかったですね。第一、宮村自身、たくましくオーストラリアで子ども育ててますから。『子ども育てるためなら、がんばりますよ!』って。お母さんになった女子は特に強いです。あ、お母さんでなくても沢城は強いか」 PR |
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